ファイナンシャルプランナー寺田 紀代子

2020年 01月 19日

自賠責保険料 値下げ!自賠責保険ってなんだっけ?

こんにちは。

FP相談ねっと認定FP 寺田紀代子です。

保険販売系FPとして、青森県弘前市で保険も含めたご相談を承ってます。

自賠責保険料値下げが発表されました!

自動ブレーキなどの安全性能の向上や罰則の強化などで、年々交通事故が減ってきています。

この影響で2017年4月以来3年ぶりに大幅な値下げとなりました。

金額はまだ確定していませんが、16%前後の値下げとなり保険料は約4,000円程お安くなるようです。

ところで、自賠責保険のこと、きちんとご存知でしょうか?

「車検の時、内訳に書かれてる諸経費では?」

「自分はその保険入ったことありませんっ!」とおっしゃる方もいます。

自動車を保有していれば、必ず加入しなければならない国の強制保険、きちんと知っておく必要がありますね。

自賠責保険ってどんな保険?

自賠責保険は、自動車損害賠償保障法(自賠法)という法律で、原付も含むすべての自動車に加入が義務付けられています。

自賠責保険の案内には、「自動車の運行によって他人を負傷させたり、死亡させたりしたために、被保険者(車を保有している人または運転者)が損害賠償責任を負う場合の損害について保険金をお支払します。」と書かれています。

つまり、車を持つ人すべてに強制加入させて、被害者を救済する制度ということになります。

もし、自賠責保険に加入せず運転すると

・1年以下の懲役または50万円以下の罰金

・違反点数は6点および6ヶ月の範囲内での免許停止処分

の罰則規定があります。

また、加入して発行される自賠責保険証明書を車に備え付けずに運転すると30万円以下の罰金という法律もあります。

車検の時に自賠責がないと車検が通りませんから、意識なく加入している方も多いのですが、自動車保険の根っこにある保険ですから、補償内容を把握しておくことは大事です。

 

自賠責保険 補償内容は?

自動車保険というと、ディーラーや私たちのような保険代理店、最近では通販でも加入できますが、加入するときは補償内容をいろいろ考えて申し込みますよね。

自賠責保険は国で決められた強制保険なので、補償内容を選ぶことはできません。決まっています。

車検証入れに入っている自賠責保険証明書を見てください。自動車保険証券には契約した補償内容が記載されていますが、自賠責保険証明書には補償内容は記載されていません。車のナンバー、車体ナンバー、保険期間、住所、名前、保険料、引受保険会社、扱者 だけです。

補償内容は、以下のとおり

  損害の範囲 支払限度額(被害者1名あたり)
傷害による損害 治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料 最高120万円まで
後遺障害による損害 逸失利益、慰謝料等

神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合

 常時介護の時:最高4,000万円

 随時介護の時:最高3,000万円

後遺障害の程度により

 第1級:最高3,000万円~第14級:最高75万円まで

死亡による損害 葬儀費、逸失利益、慰謝料(本人および遺族) 最高3,000万円まで
死亡するまでの傷害による損害 (傷害による損害の場合と同じ) 最高120万円まで

つまり、相手に対するケガや死亡、人身事故に限り補償する内容です。相手の車の損害や、ご自身のケガ、ご自分の車の損害などは対象外です。

金額にも上限があり、大きな事故になると、自賠責保険の補償だけでは不充分ですから、上乗せ保険として自動車保険の加入が必要になってくるわけです。

どこで加入したらいいのでしょう?

おそらく、多くの方が車検をお願いしているディーラーや車屋さんにお任せしているのではないでしょうか?

もちろん、国で決められた強制保険ですから、保険料はどこで入っても同じ。補償内容も同じです。

ですが、保険は出口が大事。損害保険の出口は事故が起こった時です。

事故が起こった時、どこに連絡しますか?自動車保険を契約している代理店や保険会社に連絡しますよね。

自賠責保険の引受保険会社に連絡する人はあまりいないはずです。

事故を受付した保険代理店は、サービスセンターと連携して事故の解決に進んでいきます。

その時、必要となるのが自賠責保険です。なぜなら、支払いの根っこになるのが自賠責だからです。

となると、自動車保険を任せている代理店で自賠責保険も加入しておく方が、事故の手続きがスムーズに進んでいくことはお判りかと思います。

是非、自賠責保険と自動車保険は同じ保険会社、同じ代理店で加入することをお勧めします。

事故がないに越したことはありませんが、どんなに気をつけても、巻き込まれてしまうことがあるのが自動車事故です。

自動車事故には万全の備えを!

 


関連記事はこちら