老後は不安だけれど
こんにちは。青森県で主に活動しています、確定拠出年金相談ねっと認定FP 寺田です。
このサイトをご覧になっている方は、少なくともiDeCoに興味を持たれている方ですね。
始めたいけれど、いい制度らしいけれど、どうやら途中でやめれなかったり、引き出せなかったり。
ギリギリで生活しているのに、続けていけるんだろうかと不安を口にされる方多いです。
気持ちはわかります。でも、収入が毎月入ってくる現在でしか老後の蓄えはできません。
「なんとかなる」ではどうにもならない 定年後のお金の教科書 山中伸枝著
相談ねっとの代表 山中先生が言っている通り、これからの老後は放っておいたらどうにもなりません。
今までもあまり貯蓄ができなかった
という方には、途中で引き出せない仕組みが大きなメリットになります。
引き出せないことをメリットと考えてくだされば、後は始めるだけです。
毎月5,000円始めれば、1年後には6万円、10年後には60万円 30年後には180万円です。
「180万じゃ何もできないよ」っていう声も聞こえてきますが、何もしなければ30年後0円ですよね。
ちょっとした工夫
日々の暮らしがギリギリなのはいずこも同じ。
同じ暮らしをしていたら、お金に追いかけられる生活は変わりません。
ただ、苦しい節約はやめましょうね。
その代わり、工夫は必要です。
保険の整理をしていますか?
節約というと保険の見直しなんて、言い古されてますが、本当にしていますか?
例えば自動車保険
年払にすると安くなるよね。とよく言われますが、これは間違い。
分割払にすると、分割係数がかかり、年間保険料が割高になります。
ちょっと頑張って年払にしてみましょう。
首都圏では、車を持たない方も増えていますが、地方ではまだまだ通勤の足は車です。
一家に人数分車があるお宅も普通ですね。
皆さんバラバラに保険をかけていませんか?
2台、3台、4台とまとめて保険の契約をすると、多数割引が2%~5%適用される会社が多いです。
更に、分割にしても分割係数がかからなかったりします。最大10%も安くなる可能性があります。
保険代理店の勧められるままに、いろんな特約を付けていませんか?
万一の備えですから、充分な補償を付けるのは大事ですが、ご家族にひとつだけ付けていれば、同居のご家族全員が対象になる特約もあります。
弁護士費用、個人賠償、人身傷害の車外補償などが該当になります。
重複していないか、家族で確認することも必要です。保険代理店に聞いてみましょう。
さらに生命保険
こちらも万一の備えとして、ほとんどの方が1つや2つ生命保険にご加入ではないでしょうか?
最近では来店型の店舗も増え、じっくり相談して加入されている方も増えています。
ですが、生命保険を考えるうえで、置き去りにされているのが国の保険です。
会社員の方でしたら、毎月お給料の約15%社会保険料を払っています。
20万円のお給料だったら、3万円です。大きいですよね。
手取りが減っちゃうことばかり考えがちですが、すでに立派な保険に入っているわけです。
毎月3万円も払っているのに、このベースになる国の保険を考慮に入れず、民間の保険に加入していないでしょうか?
高額療養費制度、傷病手当金、遺族年金、障害年金、介護保険などなど、国の保険はさまざま。
民間の生命保険は、国の保険で不足する部分の上乗せです。今まで、その部分を考えていなかったのでしたら、是非保険の見直しをしてみましょう。
かけすぎていた部分がみえてきます。スリムにしましょう。
いずれにしても、保険は支払が長期にわたり、総額にすると大きな買い物です。
無駄を省き、老後の備えに回して、次のステップは殖やすことを考えましょう!