ファイナンシャルプランナー寺田 紀代子

2019年 05月 06日

払済保険、見直しに効果あります!

こんにちは。

確定拠出年金相談ねっと認定FP 寺田紀代子です。

保険販売系FPとして、青森県弘前市で保険も含めてお金にまつわるよろず相談承ってます。

こんなお問合せをいただきました。48歳女性です。

現在加入している保険、勧められるままに入ったのでいまいち不安、見直したい。

 

どんな保険なのか、証券を拝見

加入している保険は2件

500万円の定期保険 28歳契約 70歳まで保険料を支払い90歳まで死亡と後遺障害を保障する保険 保険料 6,000円/月

医療保険 こちらは38歳契約 入院給付は日帰り入院から保障、短期入院や外来手術の給付もあり一生涯保障するタイプ 保険料 2,500円/月

2件合計 8,500円/月 家計を支えているのはご主人だそうで、遺族保障は必要ないとのご意向です。

 

気になるポイントは2点

 1.医療保険に、治療期間が長期にわたるがんや脳・心臓の疾患、いわゆる三大疾病への備えがないこと

 2.死亡保障が90歳までで、一生涯保障ではないこと

この2点をクリアできる保険を設計してみました。

医療保険 今までの保障プラスがんと三大疾病の一時金を50万円づつ。がんになったら100万円受け取れますから、治療費の他に収入減にも備えられます。女性疾病の保障もつけて、更にがん三大疾病に罹患したら保険料の支払いが免除になる特約もつけました 保険料 7,500円/月

死亡保障は200万円 65歳までに払い終え一生涯保障  保険料 12,000円/月

2件合計で2万円近い保険料になってしまいました。

保障の内容は非常に満足していただけましたが、今までの倍以上の保険料はさすがに無理ですとのお答え。俗にいう保険倒れになってしまいます。

人生100年時代、まだ50年近く生きていかなければならないとすると、死亡の保障より生きていくための保障を充実させる方が優先です。

医療保険だけ見直しすると

現在ご加入中の500万円の定期保険 保険料 6,000円/月

見直しした医療保険 保険料 7,500円/月 合計保険料 13,500円/月 今までより5,000円負担増です。加入時の年齢が高くなると保険料が高くなるのは仕方ないのですが、ちょうどお子さんの教育費がかさんでいく年代で月5,000円の負担は大きいですね。

ここで、定期保険500万円を少し減額すれば、負担が減るのではと考えました。

お聞きしたところ、死亡500万円の根拠はなかったようです。「H29の日本消費者協会の葬儀についてのアンケート調査」によると、葬儀費用は195.7万円。それを根拠にすれば200万円あれば十分との結論になりました。

 

方法は2通り 減額と払済

保険金額500万円を200万円に減額する方法

この方法にすると、月々の保険料が6,000円から2,300円に減り、減額した分70万円ほどの減額返戻金が戻ります。

 

もう一つは払済保険へ変更する方法

この方法は、保険料の払込みを中止して、その時点の解約返戻金で保険期間が同じ生命保険を買う方法です。この方法ですと、今回の場合270万円の保険金額になり、これから先保険料の払込みは一切いらないことになります。

 

2通りの方法をご提示したところ、後者の払済保険を選ばれました。90歳までではありますが、死亡保障270万円は確保され、生きていくための医療保険は充実し、保険料は当初の8,500円より1,000円少ない7,500円になりました。

本来、払済保険への変更は、保険料を払い続けるのが難しくなった時、保険を解約せずに保険を有効に続けていくために行われることが多いのですが、今回のように保険金額を減らすことに問題ないのであれば、見直しの際に使うことも有効な手段です。

払済保険への変更は、どの保険種類でもできるわけではありません。興味がありましたら是非ご相談を!

 


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