前田 菜緒

iDeCoで節税するなら、早く始めたほうが絶対お得!【45歳相談者様の例】

こんにちは。

子育て世代の家計のパートナー

確定拠出年金相談ねっと認定FPの前田です。

 

先日、保険見直しの相談をさせていただきました。

 

私は、保険業界出身なので、ご依頼いただく相談は、保険見直しと家計見直し、そしてiDeCoの相談が多いです。

 

私自身は、保険を扱っていないため、完全中立な立場から、意見を聞きたいというご要望が多いです。

 

で、今回も

 

「保険ショップに行ったのですが、本当にこの内容で良いの?」

 

というご相談でした。

 

拝見したところ、基本的に、内容の良い提案を受けていましたが、私は老後資産としても活用できるような保険見直し方法を提案させていただきました。

 

なぜなら、「老後資産は準備されていますか?」とお聞きしたところ、計画的には準備されているようではなかったからです。

 

とはいえ、ご主人が会社で確定拠出年金をされており、運用について気になっていた様子。

相談者様は45歳。

 

ご主人の会社の同僚が確定拠出年金で資産が増えているという話を聞いて、

 

「うちは、いまさら運用を見直しても遅い」

 

とあきらめていたようでした。

 

でも!

 

60歳まであと15年あります!

 

 

ぜんぜん、遅くありません。

 

もちろん、早くはじめるに越したことはありませんが、まだまだ十分間に合います。

 

だって、60歳までに1500万円準備しようと思ったら

 

45歳から積み立てると、単純計算で

1500万÷15年÷12ヶ月=83,300円

毎月83,300円の積立です。

 

50歳から積み立てると、単純計算で

1500万÷10年÷12ヶ月=12万5千円

毎月12万5千円の積立です。

 

ゴールの金額は同じなのに、毎月の積立額は全然違いますね。

 

 

そして、もし、iDeCoを利用するなら、所得控除がありますね。

 

毎月2万円積立てた場合、所得税率が10%であれば、所得税と住民税(10%)合わせて年間48,000円の節税が可能。

これが15年続いたら、

48,000円×15年=72万円

 

72万円もの節税になるのです。

 

だから、早くはじめないともったいない。

チャンスを逃していることになります。

 

お得にかしこく資産づくりをするなら、早めにiDeCoです。

 

今回の相談者様は、勤めている会社の規定でiDeCoはできないのですが、会社の確定拠出年金について、見直しを行い、さらに、つみたてNISAを考えはじめました。

 

将来の資産について、ちゃんと考えた方がいいよねと思いつつ、今まで見ないフリをしてきたようですが、今回の相談を機に、資産形成に向き合うことになりました。

 

次回は、相談者様と確定拠出年金とNISAの作戦をします。

 

早く始めた方が良い。そう気づいた時点で、一歩前進です!

 

あなたも一歩前進しませんか?

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