こんにちは!
子育て世代の家計のパートナー、確定拠出年金相談ねっと認定FPの前田です。
iDeCoやつみたてNISAをはじめたい、あるいは、はじめたものの、一体、どの投資信託を選べばよいか分からない!
という方は、とても多くいらっしゃいます。
そこで、楽天証券のiDeCoで取り扱いのある「楽天・全世界インデックス・ファンド」の資料を見ながら、投資信託を選ぶポイントをお伝えしたいと思います。
「確定拠出年金向け説明資料」を見る
iDeCoの場合、すべての投資信託に、必ず「確定拠出年金向け資料」が開示されています。
投資信託を選ぶ際は、この資料に目を通しましょう。
資料には、
投資方針から、コスト、リスクなど、あらゆる情報が盛り込まれています。
資料の構成は、どの投資信託も同じであるため、投資信託の比較がしやすくなっています。
iDeCoをしていない人でも見ることができます。
ちなみに、楽天の場合、ここをクリックすれば、見ることができますよ。
楽天全世界の株式インデックスファンドの確定拠出年金向け説明資料↓
なお、説明資料には、下記のように図表が中心の資料もあります。
(これは、楽天全世界インデックスファンドの資料ではありません)
いずれもチェックポイントは同じです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
ここで、まず、いろいろな名前がやたらと長いので、以下のように省略させていただきます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド→楽天全世界
確定拠出年金向け説明資料→説明資料
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス→FTSE
では、楽天全世界の説明資料を見てみましょう。
1,投資方針には、
この投資信託は、全世界の株式市場の動きをとらえることを目指して、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
と、書かれています。
聞き慣れない言葉がでてきましたが、ようは、
楽天全世界は、FTSEを目標に投資がんばるぞ!
と、言っているのです。
では、FTSEとは何か?ですが、それも説明資料にかかれてあります。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは大型株、中型株、および小型株まで網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株式指数です。構成銘柄は、米国・欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの新興国株式を含み、その数はおよそ8,000銘柄にもおよびます(2019年2月28日現在)
この文章も分かりづらいので、簡単に言うと、FTSEとは、「世界中の大企業から中小企業まで8,000社の株価を網羅している指数」ということです。
楽天全世界は、このような全世界の会社の株価が反映されたFTSE を目標に、投資すると言っているのです。では、具体的に投資の中身を見てみると・・・
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
何に投資するかも説明資料の「1,投資方針」に書いてあります。
バンガードが運用する「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を実質的な主要投資対象とします。
さて、また聞き慣れない言葉が。
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」とは、何でしょうか。
これは、説明資料には書かれていないのですが、
まず、バンガードとは、会社の名前です。
ETFとは、上場投資信託。株式のように、上場している投資信託です。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの投資の中身を見てみると
*投資対象の国
*投資している会社
アップルやマイクロソフト、アマゾンが上位に並んでいます。
*運用実績
(バンガード社商品案内のページより)
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの投資の内容、なんとなく、イメージをつかめたでしょうか?
楽天全世界は、このようなバンガード・トータル・ワールド・ストックETFに投資をしているのです。
手数料をチェック
次に、説明資料のチェックすべき点は、手数料です。
9,信託報酬を見てみましょう。
信託報酬とは、この投資信託を保有している限り払い続ける手数料です。
資産額の0.2196%が手数料ということです。
iDeCoは、毎月積み立てをしますから、積立期間が長くなればなるほど、資産が増えます。資産が増えると手数料も増えますから、信託報酬は必ずチェックしましょう。
その他の手数料については、
「13、お申込手数料」→無料
「15、信託財産留保額」→無料
信託財産留保額とは、投資信託を売るときに、「すみません、私、この投資信託から抜けます」ということで、おきみやげ的にお金をはらうことです。
iDeCoの投資信託は、申込手数料はすべて無料です。
信託財産留保額も、無料のものが多いです。
まずは、慣れること
最初のうちは、いろいろとわからない言葉も出てくるし、調べるのが面倒かもしれません。
が、チェックすべきポイントは限られていますから、調べるうちにスピードも早くなってきます。
また、いくつか説明資料を見ていると、投資信託の違いも見えてくるようになります。
まずは、資料を見て、慣れることからはじめましょう。
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