野原 亮

2007年11月から10年であなたの資産は何倍に増えましたか?

こんにちは、品川の確定拠出年金相談ねっと認定FP、野原です。

 

え?増えてないよ~というかた!

大丈夫です。これから頑張りましょうね!

 

直近の動きでは、日経平均やNYダウなど、単純に指数に連動するような運用をしているひとの資産がもの凄いスピードで増え続けています。

 

きちんと勉強して、あらかじめ現金化を進めていたひとや、運用の専門家であっても、素直についていきにくい相場が続いています。

 

いま運用パフォーマンスが思ったよりあがらずに苦しんでるのは実はプロかもしれません。

 

株価においては劣等生であった日本市場が、直近では素晴らしい動きをしているからです。

 

 

※myINDEXより抜粋

 

分散投資で日本もきちんと組み入れておくことは、結果論ではなく大切なことなのです。

素人でもプロでも、タイミングをとらえるのは難しいという事実を少しはわかっていただけますでしょうか?

 

そのかわり、プロには素人にはできないことがひとつだけあります。

 

それは「継続すること」です。

 

プロは継続する仕組みをつくらなくても継続できます。頭で考えているのではなく、体が覚えているからです。

素人には真似できません。

 

そのかわり、素人でも継続させられる方法があります。

継続できる仕組みさえ作ってしまえばいいんです。

 

仕組みさえできれば、素人もプロも、資産運用では大差ありません。

スポーツの世界などとは違い、パフォーマンスにおいては、プロと素人では差がつきにくいのがこの世界です。

 

もし、10年前にそんな仕組みができていたなら、いまごろどうなっていたでしょうか?

 

今回はそんな検証をしてみたいと思います。

 

みなさんでも簡単に情報が入手できる指数、「日経平均」と「NYダウ」を例にあげてみたいと思います。

この10年で、1年半にわたりいったん大きく下落したあと、8年半で上昇してきました。

 

 

終値ベース

NYダウ
2007年11月末 13371.72
2009年3月安値 6547.05
2017年10月27日 23434.19 1.75倍 安値から3.57倍

日経225
2007年11月末 15680.67
2009年3月安値 7054.98
2017年10月27日 22008.45 1.4倍 安値から3.11倍

 

どうでしょうか?

 

もちろんリスク資産のみで運用しているひとはいないと思いますが、感覚的には余裕資金としての預貯金含めても20%以上は増えてるのではないでしょうか。

もし、ちゃんと貯金できる状態なのに、全く増えていないとしたら少しは考えていただくと良いと思います。

 

もちろん、やるやらないは自由ですが、世界はこう動いていたということですから、この10年間の恩恵を受ける運用ができていなかったということです。

リスクをとらないことで、残念ながら世界経済成長から取り残されるリスクをおってしまったんですね。

 

 

で、

 

実はなるべく長く運用していただきたい理由のひとつに「配当」、そして配当の「再投資」の有効性があります。

 

わかりやすく日経平均だけでお話しますね。

 

株式を買うと、配当金をもらえる会社が多くあります。

投資信託に株式が組み入れられていれば、もちろん投資信託の中に配当金が入ってきます。

 

これが通常であれば、だいたい年間1.5%前後ありますので、この存在は結構大きいんですよね。

いま、良くニュースで見ている日経平均には配当金の再投資効果が含まれていない数字です。

 

では、実際は2007年11月からどれくらい効果があると思いますか?

 

僕の手元データでは正確な数字が出せませんが、実は6,000円分程度のインパクトがあるイメージなんですね。

いまの日経平均を基準にすると27%増!凄いですよね。

 

ちょっとイメージわかないと思いますので、2004年1月~のあるデータをご紹介します。

 

 

これは、3つの日経平均を表したものです。

 

日経平均
日経平均トータルリターン・インデックス(税引前配当再投資)
日経平均トータルリターン・ネット・インデックス(税引後配当再投資)

 

そして、日経平均トータルリターン・ネット・インデックスと日経平均の差額は、配当の再投資効果を表したものです。

※日経平均トータルリターン・ネット・インデックスは1979年12月28日の値を6569.47とし、2012年12月3日に公表開始された日経平均トータルリターン・ネット・インデックスの税引後の配当を再投資したと仮定した指数

 

だから配当込みだと、税引後でも日経平均は29,000円くらいある計算なんです。

10年で6,000円、+27%ということは、年率で+2.7%の再投資効果です。

 

なるべく若いうちから長期にわたり運用していくと、資産形成しやすくなるというのには、このように一定の根拠があるのです。

 

自分の生きた時代によって、運不運があるのはしかたないにしても、やるかやらないかで大きく変わる部分も大きいということをわかっていただけるでしょう。

関連記事

投資信託を売却して、ちゃんと利益確定してますか?
(2020.10.04 グラフなどを若干修正) こんにちは、品川(高輪)の確定拠出年金相談ねっと認定FP、野原です。 長期投資による資産形成で、基本的にはコツコツ積立てし続けるといっても、全く売らないの?という疑問もあるかもしれません。 そんなことはありません。 むしろ僕は、資産管理という意味だけではなく、経験値をあげるためにも、ある程度のリバラ……
下値を探る日経平均・世界株価、積立て過ぎには要注意!
こんにちは、品川(高輪)の確定拠出年金相談ねっとFP、野原です。   現在、ドル円が107円割れちゃいましたので、 セミナー資料作成をいったん中止して、ブログをいそいで書きなぐってます。   ドル円はこれから大変ですよ。 いまの水準に近いところでは大きな下値メドがありません(真空地帯)から、大げさにいってしまうと、あとは相場……
「逆」株式投資(空売り)という発想でみる株価推移
こんにちは、品川(高輪)の確定拠出年金相談ねっと認定FP、野原です。   昨日、こんなニュースがでていました。 パイオニア、経営破綻危機に…資金ショート寸前、カーナビ需要急減に対応遅れる   パイオニアのカーナビといえば「carrozzeria(カロッツェリア)」ブランドですが、僕はこのブランドには愛着があります。 学生時……
セゾン投信「積立王子」中野会長解任劇で、積立投資家にとって専門家やアドバイザーの解説よりも重要なこと
すでにご存知の通りですが、セゾン投信の中野会長について、6月に入り大きな動きがありましたので、備忘録をかねつつ重要なことをお伝えしておこうと思います。 (以下、日経新聞電子版記事を古い順から並べたものです) セゾン投信中野会長退任へ 親会社と経営方針巡り対立かセゾン投信、中野晴啓会長が退任へ 直販モデルに転機セゾン投信「積立王子」解任劇 揺らぐ……