野原 亮

インデクックスはアクティブに、アクティブはパッシブに

 

こんにちは、FPぼ〜ず野原です。

アクティブファンドといえば●●!という代表格である「ひふみ投信」さん、10周年おめでとうございます!

 

「ひふみ投信」が運用開始から10周年 -10年以上継続保有いただいているお客様に初めて0.4%相当口数還元-

 

ひふみ投信10周年記念

 

▶ひふみ投信10周年記念コンセプトムービー(約7分)

[youtube www.youtube.com/watch?v=3Mvc6V8UXOw%5D

 

ひふみアカデミー 2018年11月の運用報告

 

▶ひふみアカデミー2018年11月(約36分)

[youtube www.youtube.com/watch?v=qzMMErvnH94#action=share%5D

 

2018年10月度月次報告書「ひふみのあゆみ」

 






 

ところが運悪く、10月の運用成績は、過去最も悪いものだったそうです。

アクティブファンドが10年続くだけでも凄いことですが、iDeCoやつみたてNISAの影響があるとはいえ、人気を集め続けているのは本当に素晴らしいです。

 

しかし、実はアクティブファンドというのはまさにここがポイントとなります。

これはインデックスファンドにはない悩みです。

ベンチマーク(もしくは参考指標)であるインデックスと比べて、今後はどうなるか?

この先も、今までと同じように、若干高めのコストを払ってでも、ひふみ投信が参考指標であるインデックス(TOPIX)を上回る優秀な投資信託であり続けるかどうかが、全く読めないという点です。

もちろん、過去の実績や運用方針などから、ベンチマークや参考指標より好成績を期待できるだろうという推測をすることは可能ですが、そんなことは神のみぞ知るというわけです。

 

他の投資家の影響を受けてしまう

長年、ひふみ投信を保有し続けてきた投資家のなかには、今後を憂い解約しているかたもいるでしょう。

もしこの解約の動きが加速するようなことがあったり、大口の投資家が立て続けに解約しようとすれば、運用サイドとしては満足に運用することができなくなってくるかもしれません。

かつて、急成長に貢献してきた資金流入が逆回転しだしたら、大変なことになります。

そして、このような動きも全く読めないのです。

 

ではどうするか?

インデクックスはアクティブに、アクティブはパッシブに

インデクックスはアクティブ(積極的)に

インデックスファンドは、自発的ににログイン・リバランスなどのメンテナンスをしていきましょう

 

アクティブはパッシブ(消極的)に

アクティブファンドは、特別な変化があるまでは、運用会社とその哲学を信じて保有

 

これが僕の大原則です。

 

インデックスファンドについては、世界経済の動きにお任せし、資産配分が大きく崩れた時だけはちゃんとリバランスなどのメンテナンスをしてあげる。

そしてその時のタイミングは日々のニュースを見ていればだいたいわかってきちゃいます。

 

また、アクティブファンドについては、一度惚れたなら、その運用哲学や運用方針を信じ、ちょっとぐらいで解約しません。

結果を求められる運用者にとっては、安定的な資金繰りが確保されていることが最も大きな精神安定剤になるはずです。

 

アクティブファンドのファンになるとはこういうことだと思います。

血の通った人間なので、理論や理屈だけじゃなく、やっぱり応援したくなることって、いっぱいあるんですよね。

 

ただし、もしそのファンドに何か大きな変化があった場合は、躊躇なく解約して良いと思います。

 

厳しいけど、これが運用の世界。

もちろん、運用サイドはこんなことは百も承知です。

 

哀しいけど、

自分たちで育てたファンドに、自分たちで引導を渡す、ということもあり得るのです。

 

世界経済や資本主義、市場がなくならない限り存在しつづけるだろうインデックスファンドと、

生き残るだけでも難しく、さらにインデックスファンドより良い成績を求められるアクティブファンド。

 

どっちが良い悪いということではなく、それぞれの特徴を把握したうえで、自分にあったやりかたでの運用を選んでいけると良いですね!

 

あ、

迷っているけど買いたい、気になるという場合は、少額から買ってみると良いんですよ!

 

お金の世界は、運用の事前体験疑似体験で、あらかじめ経験することが難しいんです。

 

20年後にいくらになってるか、いま当ててみようなんてことはできないし、

20年後にタイムマシンでいってみようなんてことももちろんできません。

 

100円などの「少額投資」や、現金を全く使わないで投資ができる「ポイント投資」などを活用すると、最初のハードルがグググっと下がりますよね!

 

どう、やってみる???

 

 

 

人生有限・貯蓄無限
そのワクワクから、お金が湧く湧く

関連記事

【ピンチはピンチ】損する・ダマされるには理由がある!投資ビギナーのための負けない資産構築マインド
  こんにちは。FPぼ~ず、野原です   平成最後の4月では、いつにもまして刺激的な日常を遅らせていただきました 僕は世界史好きとしての影響で西暦しか使わない脳ミソなのですが、多少は心動かされるものがあります   最近、全く金融業界と縁のない女性とお話させていただく機会があり、その際感じたこともとに、昔のことなど……
【メディア実績】人生を豊かに彩るWEBマガジン"ZEIL"『100歳までのお金の使い方~新NISAとはどんなもの?』
こんにちは。将来の可能性に賭けるファイナンシャルプランナー、野原 亮です。 人生を豊かに彩るWEBマガジン"ZEIL"さんの10月特集、『100歳までのお金の使い方』にて、記事が掲載されておりましたので、ご報告させていただきます。 新NISAとはどんなもの? 定年退職後、貯蓄を取り崩すだけの生活に不……
【老後資金2000万円不足問題】見え隠れする貧富の格差と情報格差、煽り商法成れの果て
  こんにちは。東京、品川・高輪ゲートウェイの確定拠出年金相談ねっと認定FP、野原です。   世間では、相変わらず「年金不足問題」が賑わっているようですね。 当初、この一連の報道を見た時に感じたのは「違和感」「不自然」ということでした。   今回のようなケースはよくあることかもしれませんが、情報ソースに対して「事……
【メディア実績】2024/7/20(土)10時~FMサルース『FP野原の今夜も0円で飲みに行く!』(ゼロ飲み)新NISAで「守る投資」vol.2
[toc] こんにちは。新NISA口座内で日本国債が組入れられているETFを買っている、0円投資マスター・野原(のはら)です。 先日7/20(土)に、私がMCをしている「FMサルース」さんの番組にて、「新NISAで「守る投資」vol.2」をピックアップしてお届けしましたのでご報告です。 今回の内容はサラっとご紹介していますが、金融……