こんにちは。FP相談ねっと認定FP、0円投資マスター・野原です。
久々にマーケットが大きく動きました。
本日は何回か、お客さまからお電話がありました。
どうやって買い増しすればよいか?というお話でした(笑)
あなたの口座状況はいかがでしょうか?
証券取引・売買を生業としている方々にとっては、価格変動が大きければ大きいほど、大きなチャンスになりますが、我々積立投資家としては特に気にすることはありません。
私自身も本日、買増し注文を出しましたし、週明けが積立日になっている注文もあります。
0円投資部分の運用については、色々実験しながら、元手0円のポイントや、元々ポイントだった現金をフル活用しています。
長期金利上昇、試される日銀 マイナス金利決定後の最高更新
※日経新聞電子版より
12:05 (2021年2月26日 12:10更新) [有料会員限定]
日経平均急落、終値1202円安 4年8カ月ぶり下げ幅
2021年2月26日 9:05 (2021年2月26日 15:09更新) [有料会員限定]
[社説]金利高・株安への警戒を怠れない世界
2021年2月26日 19:05 [有料会員限定]
それより、いま話題になっているのが特に「金利の上昇」です。
コロナショックによる財政出動で需要はある程度底支えされたものの、供給力の回復は遅れて動いてきますし、どの程度波及効果がでてくるかは不透明なため、ある程度の金利上昇はやむをえません。
債券・原油・穀物・銀行セクターなど、すでに動意づいておりましたので、特に驚きもありません。
この金利上昇は現状ではあくまで一時的現象だろうと思いますが、金利が正常化しつつある流れの中では、想定の範囲レベルを拡大させておく必要があるでしょう。
また、今後の経済活動や政策の停滞によっては、「悪い金利上昇」となってしまうシナリオも想定しておく必要があります。
では、その金利の現状をみておきましょう。
アメリカ
※2020年1月高値
⇒2020年3月安値
までの3/2戻し達成
日本
※2015年6月高値
⇒2019年9月安値
までの1/2戻し達成
私が主催させていただいている勉強会「FPリベラルアーツ」でも金利について、先日話題にしたばかりですが、いますぐということではありませんが、アメリカについては、せいぜい2%、あるいはいっても3%、日本は0.5%程度までは想定しておくほうが無難でしょう。
どちらにしても、この程度の金利上昇が話題になってしまうほど、逆にいえば、我々のデフレマインドは深刻な状態だということなんだろうと思います。
そんな感覚を私がもっているため、当事業所では下記を「4つの心得」としているくらいです。
① 中小企業支援(経営者・スタッフ)
② デフレ脱却(投資マインドの構築)
③ 金融教育(正しい貨幣観の普及)
④ 歴史教育(共同体意識の醸成)
本来であれば、これはむしろ、喜ばしい動きととらえたほうが自然だと思いますので、積立投資家は従来通りコツコツ積立てを継続するだけです。
個人的には、債券・預金への投資もちゃんと考えておいたほうが良い、ということはご紹介してきましたが、せっかく金利が上昇してきてくれましたので、個人の貯蓄に、本来は有効なはずの国債「変動10」についても、そろそろ注目し始めても良い時期に入ってきたのかもしれません。
いま、ネット銀行などを活用すれば、普通預金金利は、設定次第で「0.1%」が普通になっています。
制度内容や利子所得や譲渡所得に対する課税を考えると、税引き前の適用利率が「0.2%」を超えてくるようだと、変動10への投資妙味が増してきます。
※上記サイト内の「第132回(3月)」以降の変動10についてが注目です。
長期的にいますぐ使う予定のない、比較的長期にわたって貯蓄できるお金で、流動性を確保しておきたい資金をお持ちの方であれば、ちょっとだけ頭の片隅にいれておいていただくと良いかもしれません。
※本ページ執筆者は金融商品取引業者等や金融仲介業者等ではございませんので、金融商品を販売することによる対価は一切いただいておりません。したがって本ページに掲載されている事項は、積立投資の参考としていただくための一般的な情報提供を目的としたものであり、証券投資の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資決定は、投資家の皆さまご自身の判断と自己責任でお願いいたします。