青山 創星

国の年金には上限額がある!!!

こんにちは、青山創星です。

自動車は
一旦スピードを出して走り出すと
止めようとしても
なかなか止まりません。

慣性の法則が
働くからです。

これと同じように
一旦
ぜいたくな暮らしに
慣れると
すぐには
質素な暮らしに戻れません。

国からもらえる年金額
について
早めに
知っておかなければならない
ことがあります。

昨日お話ししたように
一人社長が
国からもらえる年金は
ザックリこれくらいでした。

【老齢基礎年金】80万円/年
(国民年金に
20~40歳の40年間加入の場合)

【老齢厚生年金】60万円/年
(厚生年金に
30~60歳の30年間加入で
標準報酬月額30万円の場合

ここで注意しなければならないのは、
老齢厚生年金の60万円というのは、
標準報酬月額30万円の場合
というところです。

老齢基礎年金は、
加入の年数だけによって決まり
最大額は80万円です。

これに対して、
老齢厚生年金は
加入の年数だけでなく
標準報酬月額によって決まるのです。

そして、
この標準報酬月額は62万円が上限
ということに
注意が必要です。

ということは、
どんなに収入が多い人でも
もらえる老齢厚生年金の金額は
頭打ちになるということです。

標準報酬月額が
62万円の人も100万円の人も
もらえる金額は同じということです。

厚生年金に
30~60歳の30年間加入で
標準報酬月額の上限62万円の場合は

62万×5.481÷1000×30年×12か月
≒120万円/年

つまり、
30年間厚生年金に
加入していた場合は
どんなに年収(月収)が多くても
もらえる老齢厚生年金は
年間120万円が上限ということなのです。

100万円の人の生活と
62万円の人の生活は
異なっています。

100万円の人の生活に
慣れていると
すぐには62万円の人の生活には
戻れません。

このことは
あらかじめ知って
考慮しておくことが重要です。

ここで一つ
じゃあ
月収の多い人は
月収の少ない人より
保険料の払い損なのかというと
そうではありません。

負担する保険料も
月収の金額に基づいて
計算されているからです。

標準報酬月額が62万円以上の人は
62万円を基に計算された
保険料を納め、
62万円を基に計算された
老齢厚生年金を
受け取るということになるからです。

わたしが
強調したいのは、
年金の仕組みは
こういうものだということを
認識したうえで、
じゃあ今からどうしたらいいのか
ということを
早めに考えておくことが
重要だということです。

今バリバリ働いていて
たくさん稼いで
たくさん貯蓄もあるので
特別に老後資金を準備する必要はない
という人はそれでもいいと思います。

でも、
そうでなく
将来が不安だという人は
国の年金以外にどれくらい
必要なのかを把握して
早めに準備することが重要です。

そのためにも、
国の年金が
どれくらいもらえそうなのかを
まずはチェックしてみましょう。

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