青山 創星

確定拠出年金の運用商品とはどんなもの?

こんにちは、青山創星です。

確定拠出年金では
リスクのある商品に
投資する。

そして、
その運用が
うまくいくかどうかは
全て自分にかかっている。

株も債券も
どんなものかわからない
自分には
難しそうだ。

そんなふうに思われる方も
いると思います。

確定拠出年金では、
運営管理機関と呼ばれる
申し込みの窓口となる
金融機関ごとに
投資することの出来る
金融商品が異なります。

この運用できる金融商品の
ことを商品ラインナップと
呼んでいます。

商品ラインナップには
リスクやリターンの
異なる
商品を3つ以上選ぶこと、
そのうち少なくとも
1つは元本確保型商品であること
と法律で定められています。

運営管理機関によって
様々ですが、
だいたい
10~20本くらいの
金融商品が用意されています。

商品ランナップは
大きく
元本確保型商品と
元本確保型以外の商品に
分かれます。

元本確保型商品は
その名の通り
元本の変動しない
安全な運用商品です。

銀行の定期預金や
生命保険商品や
損害保険商品などがあります。

これに対して
元本確保型以外の商品とは
元本が変動し、
増えるかもしれないけれど
減る可能性もあるといった
商品です。

投資信託が
これにあたります。

確定拠出年金では
株式や債券に
直接投資することは
できません。

投資信託を通じて
これらのものに
投資することになります。

これが
NISAと大きく違うところです。

NISAでは
国内外上場株式、
株式投資信託、
国内外ETF、
国内外REIT
が投資対象の
商品となっています。

確定拠出年金と
NISAとの
投資対象商品での
大きな違いは
こうです。

確定拠出年金では
元本確保型の商品に
投資できるけれど
NISAではできない。

つまり、
銀行の定期預金の
ようなものに
確定拠出年金では
投資することができる
ということになります。

NISAでは、
その瞬間瞬間の
時価で売り買いできる株式や
ETFと呼ばれる
上場された投資信託に
投資することができます。

これに対して
確定拠出年金では
1日に1回だけ
価格が決まる投資信託
にしか投資することが
できません。

このことは
何を意味しているのでしょうか。

NISAの方は
時価で売買できる
商品なので
タイミングをとらえた
売買に適しています。

その時々の
ニュース、
経済状況によって
株やETFの
価格は変動します。

安い時を見計らって
買い、
高い時を見計らって
売る
ということが
やりやすいのです。

これに対して
確定拠出年金では
そのようなことはできません。

毎月一定の時期に
一定の金額の金融商品を
買うということになります。

NISAは短期的な売買に
向いていて、
確定拠出年金は
長期的な投資に向いている
ともいえます。

確定拠出年金の商品ラインナップは
老後の資産を創るという
長い視点での投資に
向いているといえます。

確定拠出年金の商品ラインナップ
の中の投資信託は
大きく2種類に
分けることができます。

パッシブ型のものと
アクティブ型のものです。

パッシブ型の投資信託は
日経平均やトピックスといった
金融指標に連動した値動きのする
タイプのものです。

これに対して
アクティブ型の投資信託は
金融指標の動きよりも
プラスの成果が
出るような
運用を目指すタイプのものです。

確定拠出年金では
アクティブ型の投資信託も
商品ラインナップに入っています。

しかし、
例えば成長の見込める企業の
株式に絞って投資する
テーマ型のものや
毎月分配金を受け取る
タイプのもの、
デリバティブと呼ばれる
ものを使った
複雑な仕組みのものなどは
商品ラインナップに
入っていません。

いかがでしょうか。

なんとなく
イメージできましたでしょうか?

確定拠出年金の商品ラインナップは
比較的オーソドックスなものが
多いのです。

これは、
投資について
慣れていない人でも
投資しやすいように
という配慮が働いているためです。

相場の変動リスクは
絶対にイヤという人のためには
定期預金も用意されているのも
同じ流れですね。

大雑把には
こんな商品ラインナップ
ということになりますが、
運営管理機関によって
商品ラインナップは
かなり違いがあります。

何に投資するかという点と
投資信託の手数料がどうか
という点をしっかりチェックする
必要があります。

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