五十嵐 義典

【メディア実績】ファイナンシャル・フィールド「免除・猶予を受けた国民年金保険料、後から納める場合の納付期限は?保険料が高くなることも?」

ご覧の皆さま、こんにちは。

連日「ファイナンシャル・フィールド」(ブレイクメディア株式会社様運営)で、執筆した記事を掲載して頂いていますが、本日もまた新規に掲載して頂きました。

免除・猶予を受けた国民年金保険料、後から納める場合の納付期限は?保険料が高くなることも?」になります。今回は国民年金の保険料についてです。

2020年度の国民年金保険料は月額16,540円になります。収入が少なくてその毎月の国民年金保険料を納めることが難しい場合(新型コロナウイルスの影響の場合も含みます。)は免除や猶予を受けることができます。免除を受けた場合については、その種類に応じて老齢基礎年金の額に反映されることになっています。

免除・猶予を受けた保険料については後で10年以内であれば納付することができます。これが追納制度で、追納すると納付扱いとなり、将来の老齢基礎年金の額も変わりますが、その追納する時期によって納める保険料の額が異なります。本来の保険料の額より加算がされることになり、10年ギリギリで納めるとその分保険料も高くなります。

一方、保険料を追納するとその納めた額はその年の社会保険料控除の対象になります。これにより納めた年の所得税が軽減されることになります。

ただし、追納するためのお金があっても、所得の少ない年に多額の追納をした場合、「所得より控除額がはるかに多くなって、控除できる額、ひいては軽減できる税額が少なくなる。」ということもあります。

追納の意思がある場合、追納する際の加算された保険料額自体だけでなく、その年の所得額も意識しながら追納したいところですね。

関連記事

【Clubhouse】9/7(水)22:00~「【FP井内】FPのための公的年金部屋」第3回
ご覧の皆様、こんにちは。 FP相談ねっと・井内(いのうち)です。 毎月第一水曜日はClubhouseの公的年金のトークルーム。 9月7日も22時~22時30分に開きます。 FP向け・専門家向けとしたルームにリニューアルしてその第3回目。 今回は遺族年金をテーマとした「遺族年金の意味と今後」になります↓↓↓ https:……
【メディア実績】Finasee(フィナシー)『みんなの資産運用相談』「20代独身・足元の見直し。年金保険料追納と資産運用の組み合わせを提案」
ご覧の皆さま、こんにちは。 年金というフィールドで、相談業務、教育研修、制作(執筆・編集等)、調査研究という4領域で活動中、年金のポリバレント・井内(いのうち)です(※ポリバレントとは、サッカーで複数のポジションをこなせる選手として使われている言葉です。)。 この度、株式会社想研様の「Finasee(フィナシー)」の『みんなの資産運用相談』にて……
【メディア実績】『日経ヴェリタス』2024年8月4日号・53ページ「60代も『厚年』加入『基礎年金』大幅増も」取材協力
ご覧の皆さま、こんにちは。 FP相談ねっと・五十嵐(いがらし)です(※2024年8月以降、五十嵐義典名義で活動を始めております)。 『日経ヴェリタス』2024年8月4日号で取材協力させていただきました。 53ページ「お金を殖やすツボ」の「60代も『厚年』加入『基礎年金』大幅増も」にて、私のコメントを掲載いただいております。 老齢基礎……
【公的年金Q&A】成年が18歳になったことで年金も18歳から加入する?
ご覧の皆さま、こんにちは。 公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、横浜のCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。 昨日より、コラムに公的年金についてのQ&Aを掲載することとしましたが、本日もまた新たに投稿いたします。 今回は若い人向けのこちら。 Q. 成年が18歳になったことで年金も18歳から加入する? ……