五十嵐 義典

【メディア実績】ファイナンシャル・フィールド「免除・猶予を受けた国民年金保険料、後から納める場合の納付期限は?保険料が高くなることも?」

ご覧の皆さま、こんにちは。

連日「ファイナンシャル・フィールド」(ブレイクメディア株式会社様運営)で、執筆した記事を掲載して頂いていますが、本日もまた新規に掲載して頂きました。

免除・猶予を受けた国民年金保険料、後から納める場合の納付期限は?保険料が高くなることも?」になります。今回は国民年金の保険料についてです。

2020年度の国民年金保険料は月額16,540円になります。収入が少なくてその毎月の国民年金保険料を納めることが難しい場合(新型コロナウイルスの影響の場合も含みます。)は免除や猶予を受けることができます。免除を受けた場合については、その種類に応じて老齢基礎年金の額に反映されることになっています。

免除・猶予を受けた保険料については後で10年以内であれば納付することができます。これが追納制度で、追納すると納付扱いとなり、将来の老齢基礎年金の額も変わりますが、その追納する時期によって納める保険料の額が異なります。本来の保険料の額より加算がされることになり、10年ギリギリで納めるとその分保険料も高くなります。

一方、保険料を追納するとその納めた額はその年の社会保険料控除の対象になります。これにより納めた年の所得税が軽減されることになります。

ただし、追納するためのお金があっても、所得の少ない年に多額の追納をした場合、「所得より控除額がはるかに多くなって、控除できる額、ひいては軽減できる税額が少なくなる。」ということもあります。

追納の意思がある場合、追納する際の加算された保険料額自体だけでなく、その年の所得額も意識しながら追納したいところですね。

関連記事

【Clubhouse】12月7日(水)22:00~「【FP井内】FPのための公的年金部屋」第6回
ご覧の皆様、こんにちは。 FP相談ねっと・井内(いのうち)です。 気が付けば2022年も12月を迎えましたが、今年最後の公的年金のクラブハウスのトークルームを開きます。 いつも通り第1水曜日ですので、12月7日の22:00~22:30となります。 第6回となる今回は「2022年の年金制度の改正を振り返る」でお送りします。 今年……
【メディア実績】ファイナンシャルフィールド「【2023年度の年金】すべて67歳以下と68歳以上に分かれる?(2)」
ご覧の皆さま、こんにちは。 活動拠点は横浜。公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、ハマのCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。 ファイナンシャルフィールドで新規記事「【2023年度の年金】すべて67歳以下と68歳以上に分かれる?(2)」が掲載されました。 第2回目は、新規裁定者の額のみの障害基礎年金や遺族基礎年……
【メディア実績】ファイナンシャル・フィールド「障害年金の請求「認定日請求」と「事後重症請求」は何が違うの?注意点は?」
ご覧の皆さま、こんにちは。 年金というフィールドで、相談業務、教育研修、制作(執筆・編集等)、調査研究という4領域で活動中、年金のポリバレント・井内(いのうち)です(※ポリバレントとは、サッカーで複数のポジションをこなせる選手として使われている言葉です。)。 ファイナンシャル・フィールドの新規記事として「障害年金の請求「認定日請求」と「事後重症……
ねんきん定期便相談事例集「 ほとんど働いた経験もなく未納期間が多い私。年金はやっぱりもらえませんか? 」
ご覧の皆さま、こんにちは。 FP相談ねっとのねんきん定期便相談事例集で執筆しました「ほとんど働いた経験もなく未納期間が多い私。年金はやっぱりもらえませんか?」がUPされました。 ねんきん定期便を見て、10年の加入期間が足りていないと、年金がもらえないかもしれないと思うかもしれません。 しかし、ねんきん定期便には載っていない合算対象期間(カ……