井内 義典

【メディア実績】フィナシー「年収1200万円の会社員は年金、いくらもらえる? 年収600万円の人の“倍”ではない理由は?」

ご覧の皆さま、こんにちは。

活動拠点は横浜。公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、ハマのCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。

フィナシー(想研様)で新規記事「年収1200万円の会社員は年金、いくらもらえる? 年収600万円の人の“倍”ではない理由は?」が掲載されました。

平均年収ごとの年金額の記事、第6回目・最終回となります。

今回は平均年収1200万円という羨ましいくらいの超富裕層ですが、

「平均年収1200万円の人の年金がいくらになるか」

よりも、

「平均年収にそのまま比例して年金額が増えるわけではない」

ということをお伝えしたい記事となっています。

定額で支給される老齢基礎年金には所得再分配機能があります。

報酬の額に関係なく、掛けた月数でもって増えることになり、その点は報酬比例の老齢厚生年金とは異なります。

また、老齢厚生年金(報酬比例部分)の計算に用いる標準報酬月額や標準賞与額には上限が設定されています。

老齢基礎年金と老齢厚生年金の2階建てで受給できる結果、その合計の年金額は単純に年収には比例しないことになります。

老齢基礎年金の所得再分配機能を強化するという話(国民年金の強制加入期間を40年から45年へ延長する案)も出ています。

年金の受給がまだ先の若い方々も、今後の年金制度の動きに注目しながら、将来に備えていくことがポイントになるでしょう。

※過去5回の記事は下記のとおりとなります。

第1回「年収600万円の会社員が受け取れる年金額を計算! “これだけで生活”をするのは難しい結果に…

第2回「年収700万円の会社員が受け取れる年金額は? “年金以外の収入”も確保しておきたい金額に…

第3回「年収800万円の会社員の年金額はいくら? 受給額アップのための“策”も必見

第4回「年収900万円の会社員がもらえる年金は? “日々の生活を送るには十分”な金額だが、注意点も…

第5回「年収1000万円の会社員の年金額は? 日本では“レア”と言える高めの金額に…

【これまでの実績】——————-●FP個別相談、金融機関の相談会等含め年金相談は合計5000件以上経験、●教育研修は地方自治体職員向け、年金事務担当者向け、社会保険労務士向け、FP向け、社会人1年生向けなど。㈱服部年金企画講師。●執筆は通算450本以上!『週刊社会保障』の「スキルアップ年金相談」「年金相談のトビラ」(法研様)、月刊『企業年金』の「知って得!公的年金&マネープラン」(企業年金連合会様)、「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社様)、「MONEY PLUS」(マネーフォワード様)、「Finasee(フィナシー)」(想研様)、「現代ビジネス」(講談社様)、「THE GOLD ONLINE」(幻冬舎ゴールドオンライン様)、「あなたのお金と暮らしのそばに。ハマシェルジュ」(横浜銀行様)、「よるかぶラボ」(ジャパンネクスト証券様)、「ファイナンシャルフィールド」(ブレイクメディア様)。その他、FUSOSHA MOOK「定年前後に得するお金の手続き」(扶桑社様)共同監修。●調査研究活動は研究論文「老齢年金の繰下げ受給の在り方-遺族厚生年金の受給権がある場合-」(日本年金学会編『日本年金学会誌第39号』)など。●取材協力先として『SPA!』(扶桑社様)、『女性自身』(光文社様)、『プレジデント』(プレジデント社様)、『日本経済新聞』(日本経済新聞社様)、『読売新聞』(読売新聞東京本社様)。

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