こんにちわ、ー家計円満は夫婦円満!ー プレ定年夫婦専門FPの三原由紀です。
大学受験の費用ってどのくらいかかるのだろう?
多くの方にとっては初めての経験でしょうから戸惑うこともあるのではないでしょうか。
私立大学の平均受験費用は約23万円前後
東京私大教連が行なった調査【私立大学新入生の家計負担調査 2017年度】を参照してみましょう。
表:大学の受験費用
自宅通学者 | 自宅外通学者 | |
2015年度 | 224,200円 | 252,800円 |
2016年度 | 235,000円 | 242,200円 |
2017年度 | 229,600円 | 246,500円 |
我が家が大学受験(私大文系)をしたのは2014年になりますが実際にかかった費用についてお話ししたいと思います。
我が家のリアル費用は約41万円
我が家の場合、受験までにかかった費用は合計で約413,200円、平均以上であることは確かでしょう。
内訳は以下の通りです。
1.入学願書代
4校分4,400円
2.出願料(私大文系・一般受験)
5大学7学部 245,000円
3.出願料(私大文系・センター利用)
センター試験受験料 18,800円(3教科以上、成績通知あり)
6大学8学部 132,000円
4.願書用写真代・調査書
約6,000円
5.願書郵送代(書留)
約7,000円
次に、費用について順番に解説をしていきたいと思います。
1.入学願書代 1,000~1,300円/大学
受験前年の11月位から書店や大学で願書の販売が始まります。
高校によっては、校内に大学願書が置かれていて、無料でもらえることもあります。
また、大学説明会に参加して名前を書いてくると、11月頃にに願書を無料で送付してくれる大学もあります。
ネット出願を導入している大学は願書を購入しなくてもいいことになります。
いろいろと節約方法があるので購入する前にぜひ調べてみることをオススメします。
2.出願料(私大文系・一般入試) 約35,000円
一般入試は1校・1学部につき、約35,000円です。
ちなみに、一般入試の他に全学部入試と呼ばれる受験方法をとりいれている学校もあります。
全学部入試では、1回の試験で複数の学部に出願できる受験方法で、受験料も1学部約35,000円です。ですから、2学部に出願する際には約70,000円になります。
他にも、同じ学校で複数回受けると受験料の割引があったり、と実にさまざまです。
我が家の場合、5大学の7学部に出願したので24万5,000円(35,000円x7)となりました。
3.出願料(私大文系・センター利用)
私大の受験方法に「センター利用入試」というのがあります。
センター利用入試とは、センター試験いちどの受験で、複数の私大に出願することができる制度です。
センター試験は、毎年1月に行われ多くの受験生が出願をします。センター試験の出願と出願料の払込は前年9月に行います。
出願料は 18,800 円(3教科以上受験、成績通知あり) です。
センター利用入試では、現地まで行かずに受験できることや、各大学に合わせた試験対策をする必要がなく、マーク形式の回答であることが特徴です。例えば、長文問題で回答が記述形式を取り入れている大学にを受験する場合には、ある程度の試験対策が必要となります。しかし、センター利用入試を活用すれば個別対策は不要です。もっとも、センター利用での合格は一般的に厳しいとも言われています。
センター利用での合格を目指す際にオススメなのが、センター試験の直前模試を利用することです。各模試は、11月末頃からスタートするので、その結果からセンター試験との相性を見ることができます。
話が脱線しましたが、センター利用の受験料は、一般入試よりも安く、1校・1学部あたり約12,000~18,000円です。
1回の試験で何校でも受験できるので、ダメ元でたくさん出願したり、また一般入試よりも合格難易度があがるので押さえの学校のみに出願したり、とさまざまな戦略を立てることが可能です。
余談ですが、センター試験とは、不思議なシステムで採点結果が手元に届くのは、大学入学後の4月になってから。
つまり、自己採点が要となります。センター試験の自己採点結果は受験後に、高校経由などで大手予備校に送られます。そこで自己集計システムを利用して、判定予想が学校経由で届きます。
センター利用入試の合否は、大体2月の一般入試の後になります。センター試験の出来がよかった自負がある場合には一般入試を受けない選択肢もあります。しかし、判定予想が予備校ごとに違ったりとビミョウな場合は、やはり一般入試を受験することにならざるを得ません。ひと昔前と異なり、受験様式も複雑化していますので親が関わる家庭も多いようです。
4. 願書用写真・調査書
5. 願書郵送代(書留)
願書用写真・調査書ついては、学校が用意してくれるので学校への支払いとなりました。急な出願の可能性もあるので余分にもらっておいた方がいいと言われて、実際より多めの数を注文しました。
願書を郵送する際は、書留で送ることになります。1通約700円です。願書を出すのは「大安の日」にと縁起を担ぐ方もいらっしゃいますね。。
一体何校に出願するのか??
最後になりますが、我が家の場合、首都圏の私立中高一貫校に通っていましたが、高校の保護者会で話題に上がっていたのが、何校に出願するのか?でした。
よく「実力相応校」「挑戦校」「安全校」を各1校ずつと言われていますが、私立文系に出願する保護者の場合、浪人は避けたいという思惑もあるのか、実際に周りの友人たちも含め6~9校に出願している家庭が多かったです。
体調など当日の調子もあるので(特に女の子は生理の影響も)、リスク対策として多めの出願校をキープしていたようです。
なお、2016年から始まった大都市圏の私立大学定員管理厳格化の動きで、合格者数を以前に比べて抑えています。
実際に、同級生のママ友によると弟・妹の受験では状況が一変していると聞いています。
何れにしても現代の大学受験では金銭面以外にも親の出番があるのが実情ですので、参考になれば幸いです。