「確定拠出年金と夢プラン設計士」 専門家の
ファイナンシャルプランナーの 末次祐治 です。
確定拠出年金という言葉。それに付随して個人型や企業型など色々
な言葉が登場しますので少し、分かり易く砕いて説明します。
この「確定拠出年金」は、2001年度(H13年度)から
確定拠出年金法という法律によってつくられた国の年金制度です。
公的年金とは違い民間の企業が行う企業年金の一つで
私的年金に大別されます。準公的年金ともいわれます。
(厚生労働省のホームページより)
また、確定拠出年金は、DC (Defined Contribution Plan)
と呼ばれたり、401K(よんまるいちけい)と呼ばれたり
色々なあだ名があり、本名が「確定拠出年金」とガチガチの
固い名前であるせいか あまり浸透していなのが現状です。
現在は主に「DC」という言葉で使われるケースが多いです。
『確定拠出年金=DC=401K』
すべて同じ制度で言葉が違うだけ
ここをまず覚えておいてください。
また、今後、確定拠出年金のことをDCというあだ名で
呼びます(記載)します。
実際、お会いした会社経営者の方が「401Kを301K」と言って
最後まで訂正できなかったことがありました。(心の中で(笑))
私のお客様になられたときには低調にご指摘したいと思います。
なぜ301Kかはいまだに謎ですが数字は覚えにくいといことでしょうか?
DCには種類が2つ
DCは、老後の資金を貯めていく私的年金の1つですが
種類が2つあります。
・企業型DC
・個人型DC
です。最近注目されているのは個人型DCで
イデコ(iDeCo)という愛称で金融機関も営業や
セミナーの説明会に積極的です。
※個人型DC=イデコ(iDeCo)
※企業型DC=愛称は今の所ありません
企業型DCと個人型DCの違いの核心は?
加入要件や毎月掛金の限度に制度上の違いがあります
が、制度の中身の違いの他に核心的な一番の違うところは
運用・管理の意識の違い
現実的に、この意識の格差が制度を別物にしている感じ
がします。
要は、企業型は会社の制度であるため受動的で
個人型は自ら加入するため積極的な感覚が
あるような気がします。
【企業型と個人型の違い】
企業型 | 中間型(選択制)※2 | 個人型 | |
誰が掛け金を出すか | 会社 ※1 | 会社・個人 | 個人 |
口座管理手数料 | 会社 | 会社 | 個人 |
どこで口座をつくるか | 会社が決めた金融機関 | 会社が決めた金融機関 | 個人が決めた金融機関 |
※1 会社が払ってくれる分に個人的に上乗せして
自分の給与から払う「マッチング拠出」という制度
もあります
※2 自分の給与の一部を年金原資の掛け金にまわす
「選択制確定拠出年金」という企業型制度設計もあります
イデコの始め方入門 メルマガ登録
5回シリーズで「イデコ始め方入門」
のメルマガ登録はこちら
↓
1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSlqIRnMUc
登録の方に「最強の老後資金作り イデコの始め方」
のPDF版小冊子(30ページ)をプレゼントします。
企業型は恵まれている?
このように企業型は個人型に比べ、月の掛金も基本会社が、口座管理手数料も
会社が負担します。
これは、会社の退職金制度の一部(全部という会社もあります)である理由が
あるからです。ですから、会社で用意されている制度なのでうまく活用した方が
得だということになります。
一方、個人型の場合、口座管理手数料は自己負担ですから
例えば、ゆうちょ銀行で個人型DCの口座を作った場合、
加入時に2,777円、毎月537円かかるので、30年間で
約20万円もの差がでます。
また、企業型DCを導入している企業(事業主)は、DCに加入する従業員に対して
投資教育を実施することが義務付けられてるので(努力義務)外部から講師が派遣され
従業員に方は無料で投資教育を受けれるなど、個人型にはないメリットが充実しています。
企業型DC加入者はこの投資教育を受けれるとことが実は大きなメリットです。
会社によってはファイナンシャル・プランナー(FP)など専門家より
無料で個別相談できるサービスもあります。
ただ、中には企業型でDCに加入している人で運用は、無関心・無意識という方もいて、
企業型の方は人によって意識の差があるのも事実です。
ですから、企業型DCの加入者の方は個人型DCの加入者より、恵まれた環境を
思う存分に活用してほしいし、積極的に運用を意識してほしいと思います。
併せて読みたい相談事例(クリックすれば見れます)
ラジオ番組にも”年金のプロ”として出演しました
開催中セミナーの案内(クリックすれば見れます)
セミナー参加者の声