【FP対談企画第10弾】NISAをどう使う?

FP対談企画 確定拠出年金相談ねっとFPが本音で語る VOL.010

運用益が非課税となるNISA(少額投資非課税制度)は、使わなきゃもったいない制度です。しかし、現在NISAって、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAと3つもあるんですよね。一体ファイナンシャルプランナーはどう使い分けているの?
※当コンテンツは各FPの個人的な感想です。あくまで参考として楽しんで読んで頂けますと幸いです。
【Youtube】FPが本音で語る!【第10弾】NISAをどう使う?

参加者

山中 伸枝山中 伸枝
(やまなか のぶえ)
山中 伸枝のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ 

竹内 誠一竹内 誠一
(たけうち せいいち)
竹内 誠一のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ

木田 美智子木田 美智子
(きだ みちこ)
木田 美智子のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ

末次 祐治末次 祐治
(すえつぐ ゆうじ)
末次 祐治のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ

FPが本音で語る「 NISA、積立NISA、ジュニアNISA」

山中 伸枝
では始めていきたいと思います。今回はですね、この4名で対談をしていきます。
まずは竹内さん。
竹内 誠一
はい、よろしくお願いします。
山中 伸枝
木田さん。
木田 美智子
はい、よろしくお願いします。
山中 伸枝
末次さん。
末次 祐治
よろしくお願いします。
山中 伸枝
4名で今日はですね、NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA。NISAって3つあるんですよね。この3つのNISAを難しいでしょ?使い分け。FPはそれぞれどういう風に使い分けしてるのかなとか、お客さんこういう人だったらこういうのがいいかなっていう話をしていきたいなと思います。
じゃあどうですか?竹内さんは。NISA、ジュニアNISA、つみたてNISAありますが。
竹内 誠一
そうですね…正直言ってあまり違いをわかってる人っていないですよね。っていうのもそうですし、特につみたてNISAが今年の1月から始まりましたけど、あまりCMも含めて金融機関の方でも宣伝されている所があまりないので。
山中 伸枝
前回のNISA程じゃないですよね。
竹内 誠一
そうなんですよね。やっぱり取り扱う商品の数とか、手数料、額とかもあるので、やっぱり金融機関自体としては最初のNISAに比べたら積極的ではないのかなと。
山中 伸枝
俗にいうね、儲からない商品のラインナップしかないから、あんまり積極的にやりたくないかなみたいなね。
竹内 誠一
いろいろなサイトや、書籍とかで、専門家が色々な形でPRをしてるっていうのは当然いいんですけども、色んな形でのCMとか、そういう宣伝とかってあれなので。一般の人が中々目に触れる機会は最初のNISAとか、まだイデコとかに比べたらそうでもないのかなっていう。
山中 伸枝
スタート遅い感じですよね。竹内さん的には何を使ってます?
竹内 誠一
私はNISA自体はまだだったので、これからのつみたてNISA。
山中 伸枝
つみたてでやろうかなと?
竹内 誠一
はい。
山中 伸枝
なるほど、わかりました。木田さんは?
木田 美智子
私は非課税っていうのが凄いし、やっぱりメリットがあるし、使わないともったいないと思うんですね。だからNISAが始まった時から使い始めました。
山中 伸枝
基本的にはNISAでって事ですね?一般NISAでっていう事で?
木田 美智子
はい。何故かというと、今までつみたてNISAがなかったんですけど、株をNISA口座に変えたかったっていうのがありまして。株は普通の非課税っていう形でなかなかやってもらえないので、そうするととてもお得ですよね。配当金も非課税になりますし、それからどんどん株価が上がってきた時にそのメリットというか、税金引かれないっていうのは凄い特典だと思うので活用しないともったいないと思っています。
山中 伸枝
なので、株を買うためにNISAっていう感じですね、木田さんはね。末次さんは? 
末次 祐治
私は個人的にはNISA口座を持ってて、去年の12月につみたてNISAに変更したんですよ。これは個人の目的によってくると思うんですね。NISAは先ほど木田様もおっしゃいましたけど、非課税額が使えるっていうのが最大の特徴なんで。別に一般口座、特定口座でもいいわけですね。そこが税金がかからないっていう事が最大のメリットなので。目的が何なのかっていうのによっても変わってくるんですけど。使えるなら使った方がいい。僕は個人的にはそう思ってますね。
山中 伸枝
でもNISAじゃなくてつみたてNISAにしたんですよね?末次さんは。
末次 祐治
つみたてNISAはより手軽にできるし、資金も本当に少ない金額でできるので。案内する立場としても私ももちろんやっておかないとっていう事もあったので。
山中 伸枝
私ね、今年1年はNISAでいくの。来年つみたてにするの。何でかって言ったら今年からロールオーバーの時の税制優遇の枠が撤廃になりますよね。なので、今までだったら例えば120万の一般NISAで5年後150万になってたら120万までしか入れられないじゃないですか、ロールオーバー。でも今年の分だったらそれが撤廃されてるので、150になったら150まんまいけるでしょ。で、2018年NISAはロールオーバ間違いなく1回できるから。時限措置だからいつまでできるかわからないけど。ロールオーバーの上限なしで、できれば120万が150万もう1回非課税でいけたらいいな。それ狙ってるんですね。ジュニアNISA使ってる人います?
山中 伸枝
末次 祐治
使ってはないですね。
山中 伸枝
木田さんは入ってるんだっけ?

孫の学びの機会に「ジュニアNISA」を活用

木田 美智子
私は娘がおりまして、娘が小学生の子が2人いるんですね。それでその子達を、今割りと預貯金派が多くて、周りに投資をしてる人はあまりいないんですよ。だけど、孫達を投資もできるような感じに育てたいなという事で、ジュニアNISAにすれば一緒に相談しながらできるじゃないですか。去年預けたのがこれだけ上がったよとか話ができるので。それがどうしてなんだろうとか会話ができますから、それで自然に学んでいけるじゃないかなという事で始めました。
山中 伸枝
じゃあお孫さんに学びの機会を与えるためにジュニアNISAを使った?
木田 美智子
そうなんです。過去に貯まったお年玉とかも貯金に入れてあったので、それをちょっと入れさせていて、そういう感じで利用してます。
山中 伸枝
なるほどね。反応はいかがですか?お孫さん達って。
木田 美智子
そうですね。下の子はまだなんですけども、上の子は10歳になりましたので、結構興味を持ってきています。今、為替の動きをわかるようにそれもちょっとアプリとかで勉強はじめたところです。
末次 祐治
おぉ!
山中 伸枝
素晴らしい!
木田 美智子
なので、それもちょっと早めにわかるようになってほしいなと思っています。
山中 伸枝
ジュニアNISAって18までのつみたてで20歳まで置いておかなきゃいけないとか、使い勝手がどうかなって私何かちょっと思って躊躇して。うちは娘が20になったらつみたてNISAの口座でやろうかなと思ってるんですけどね。でもそれ勉強にはいいですよね。
木田 美智子
だからそんな高額でなくても動きが、自分達の出したお金がどう動いていくかっていうのを見るのが凄くいいんじゃないかなと思います。

今の小学生は107歳まで生きると言われています。資産運用の力を身につけているのと、知らないのでは将来大きな差ができてしまうと感じます。小学生のときから、経済のことを学んでいくことは大切に感じます。つみたてNISAは親も子も学べてとても良い機会になるのではないでしょうか。
木田 美智子
山中 伸枝
なるほどね。末次さんのお嬢さんまだ18歳まで時間があるから。
末次 祐治
そうですね、13歳ですから、中学校1年生。本当は色んな経験をしてもらいたいんですけど、どうしてもその辺がまだまだというか、そういう環境じゃないですね。
山中 伸枝
だから最初ジュニアNISA始まる時ってお子さんの学資目的にみたいな、ちょっとありましたでしょ?だけど実際に20歳にならないと出せないから。出せないんでしょ?
木田 美智子
18歳で、それも学資に間に合うように1月から引き出しができるようになってるんですね。
山中 伸枝
そうなんだ。
木田 美智子
だから学資としても必ず私立であっても間に合うようになっています。
山中 伸枝
入学金の支払いには間に合うようになってるんですね。そうか、そこまで私知らなかったので、ジュニアNISA何か面倒くさいなと思ってて。なるほどね、それでそういう風になれば入学金も間に合うんですね。わかりました。じゃあ株派だったらNISA、それ以外ならつみたてNISAみたいな感じですね?

積立ニーサは気軽に始められるのがメリット?

末次 祐治
そうですね。つみたては今年からできるようになって。どちらかと言うとつみたてNISAをやりたいっていう風な方が多いのかなという気はしています。
山中 伸枝
それはどういう所で?
末次 祐治
やはり手軽にできるっていうのが1点と、あとコストがかからない。
山中 伸枝
販売手数料がないからね。
末次 祐治
っていう理由で何となくつみたてNISA始めたいんですっていう方が多いのかな。イデコよりもつみたてNISAをやりたいという方が…
山中 伸枝
いつもでもおろせるしね、使おうと思ったらね。
末次 祐治
そうなんですよ。そういう流動性があるっていう事でも、60歳までおろせないイデコに対して、つみてたNISAはおろせる、引き出しができるんで。そっちを優先すべきじゃないかっていうような方もいらっしゃるみたいですね、FPさんでも。そこはお客様の選択なんで、どっちがいいとかではないかなとは思いますけど。
山中 伸枝
でも初心者っていうか、これからの方には断然やっぱりつみたてですかね?
末次 祐治
そうですね。少額からできるっていう事で考えると、まずやってみるっていう事はつみたてNISAの方が手軽さ、気軽に始められるんじゃないかなという気はしてますね。
山中 伸枝
例えばお客様こういった年齢層とか、こういった方にはNISAか、つみたてNISAって言ったらどっちっていうのは自分の中であります?
竹内 誠一
そうですね。やっぱり説明していても自分自身もそうだし、あとはご相談に来られる方もお互いにわかりやすいっていう点でいけば、つみたてNISAの方がわかりやすいですよね。
山中 伸枝
そのわかりやすいポイントは?
竹内 誠一
40万円っていうのと、あとは20年っていう形のがわかりやすいというのもありますし、あとは基本的には私の場合にはイデコを薦めるようにしていたんですけども、でもそうすると預貯金というか、元本保証に行ってしまう傾向がまだまだ強いんで。
山中 伸枝
イデコだと定期預金を選んでしまう。なるほど、そこにあるからね。
竹内 誠一
行ってしまう傾向が強いので。ですけども、NISAとなったらばやっぱりそうではなくて、株式を含んだ投資信託という形になるので、それだったらばしっかりと投資をしていくというも形になるので。
山中 伸枝
投資信託の選択肢が絞り込まれたつみたてNISAの方がわかりやすいっていう事ですね。
竹内 誠一
そうですね。あとはこれはメリットでもあってデメリットなのかもしれないですけど、つみたてNISAの場合には最初から用意されている商品の数が凄く限定されているので、インデックスとアクティブ両方含めて132本しかないっていうのもありますから。それだけ商品数が限定されているから選択肢も幅がないっていう事も、それはそれでデメリットなのかもしれないんですけども、これから初めてやるっていう人からしてみたらば、この限定された中から選択するっていう部分ではわかりやすいのかなっていう風に思いますね。
竹内 誠一
山中 伸枝
そうですね。140本それでもあるからね。木田さんはどうですか?こういったお客様にこういったアドバイスしてるって。
木田 美智子
働き始めの20歳前半の方とかは、まずイデコっていうと遠い存在だと思うんですよ。
山中 伸枝
あぁ、60歳っていうのがね。
木田 美智子
そうですね。大学生にアンケートとった時も「老後心配な人?」って聞いたら一人もいなくて。やっぱり目の前のこれからの明るい世界を夢見ていらっしゃると思うんですね。
山中 伸枝
でも反対にハタチの子に老後の悲しい話はしたくないですけどね。
木田 美智子
そうなんですよね。そんな風に思ってなくて良かったなとは思ってるんですけど。なので、つみたてNISAの方が先に入りやすいんじゃないかなと思うんですよ。そうすると20年後っていう風になりますけれども、途中に結婚があったりとかすると、またお金が必要な時期が出て来たりしますよね。
60歳まで使えないっていうよりは、そういった大きな自分のイベントが来た時に使う事ができるお金も計画的に貯められるっていう長期的な視点が持てるような気がします。ちょうど20年って子供の学費も、20年ぐらいのスパンでの考えが必要になってくる、ちょうどの時期だったりしますから。
若い人にはつみたてNISAをちょっと先にやってもらって、「あ、いいな」と思ってもらってからイデコもまた入ってもらったら、その方がどちらかというと入りやすいのかなと思ったりします。
山中 伸枝
なるほどね。末次さんもそんな感じですか?
末次 祐治
そうですね。先程も申しましたけど、つみたてNISAっていうのはあくまでも20年間非課税枠がある。
それをお客様がどう使おうが自由なわけですよね。ですから20年続けないといけないっていう事でもないですし、逆に10年間で売却してもいい。そういった方法も十分ありうるわけですね。1番のつみたてNISAの注意点というのは、相場が下がった時にスイッチングできないという所が1番デメリットなんですね。ですから2037年までしか今認められてませんから、恒久的に、ずっと永遠に非課税枠が取れる制度っていうのはないんで。
そこはやっぱりお客様が何のための資金で制度を使ってるのかっていう事、ちゃんとそこを意識してやっていく必要があるなと思うんですね。
山中 伸枝
法律はもうちょっとすっきりとね。何かずっとやるんだったらずっとやる、NISAとどっちか1つにするんだったらするって決めてほしいですよね。
末次 祐治
その辺の使い分けが凄く難しいと思うんですよね。
NISAも、つみたてNISAも、ジュニアNISAも話出てますけど。 今どっちかっていうとNISAで資産を増やしたいっていう派と、あとつみたてNISAでいわゆる老後資金を作る。で、20年間ですからちょうど40代の方ぐらいはちょうどいいのかなと思いますけど。じゃあ20、30代ぐらいで入って40、50代ぐらいになりますから。その後どうするのかっていう事になってくるんですね。そうすると別に20代じゃなくても、先ほども言いましたけど、多分10年間でそこで売却していくっていう方法でもいいでしょうし。まぁ後からでも売却してもいいでしょうし。またその間2037年もう1回やり直すという方法でもいいわけですね。そこは各自各自がどういう目的で計画していくのかっていう事が大事だと思うんです。もう皆さんつみたてNISA、つみたてNISA。20年間おろせないって逆に思ってらっしゃる方もいらっしゃるんでね。それは違います、自由に売り買いできるので。イデコはそれができませんね。スイッチはできますけど、売り買いという所においてはできないんで。
山中 伸枝
あ、お金引き出しができないからね。そうですね。
末次 祐治
引き出す以外は逆に。

結局は活用方法次第。自分にあった組み立てを。

山中 伸枝
私結構高齢の方でもいいんじゃないかなと思っていて。何でかって言ったら、例えば高齢期でね、フローばっかりあるとそれ収入になるじゃないですか。
例えば個人年金保険とか、イデコを年金払いで受け取っちゃうとそれが収入になるでしょ?収入の額が増えてくと税金高くなるし、社会保険料高くなるし。例えば後期高齢者になったとしても、1割負担の医療が3割とか負担が増えるじゃないですか。なので、そうなった時にね、フローのいわゆる年金商品ばっかり増えちゃうと、結果その後首しめちゃうなと。そうなるとストックで持っておいた方がいいかなと思ってるんですよね、フローじゃなくてストック。じゃあストックで持った時に金融商品だと運用益に対してどうしても20%課税になるから、じゃあつみたてNISAで夫婦で80万いけるんですよ。80万が例えば金融庁のデータだと、20年でだいたい3~4%で収れんされますよっていう事を考えると、20年だと倍ぐらいになるでしょ?それを気兼ねなく使う、税金かからない。収入にならないから課税もされないし、社会保険料も上がらないし、そういったお金を作ってあげるっていう事でも。だから要は60代ぐらい、80歳になった時のお金っていう意味でいいかなと思って。
末次 祐治
活用の仕方ですよね、結局。
山中 伸枝
そうです、そうそう!
末次 祐治
どうやってお客様が活用していくのかっていう事を一緒になって考えていく。で、お客様は「なるほど、そういう使い方があるのか」っていう事で採用していって、選択していかれる。
山中 伸枝
結局ね、売却して使うって難しいんですよ、お金って。投資はするけれども、その出口って意外に経験がないといつ売ったらいいのかなとか、利益が出たら売っていいって末次さんおっしゃったけど、じゃあいつの利益で売ったらいいかとかね。
末次 祐治
そこがつみたてNISAの流動性があるがゆえにですね、しっかり目的がどうしても揺らいでくると思うんですね。やっぱり使っちゃうんじゃないだろうかと。お金があれば使っちゃうわけだから消えていきますから。だからそういった意味でくると老後資金としてのつみたてNISAっていう事を考えた時に、やっぱりもちろん担当者、我々FPがしっかりサポートしていくっていうのは当然なんですが、出口の部分では凄くそれが大事になってくると思うんですね。
山中 伸枝
そうですよね。だから今もおっしゃったけど目的とか考えると、つみたてで自由にいっぱい流動性もあるので売買もできると考えると、下落時に本来買っていかなきゃいけないのに辞めちゃったりとか、ちゃんとつみたてNISAの良さがわかっていないで始めちゃうと厳しいんじゃないのかなと思って。
末次 祐治
そうですね。本当なら毎月毎月例えば月でつみたてていくっていう方だったら、下がってる時はたくさん買えます。
山中 伸枝
買えますよね、仕入れができるからね。
末次 祐治
そういう時に売ってしまうと逆に複利効果が働かなくなるし、ちょっと意味がないまでいきませんけど、ちょっと効果が薄れてしまう所が懸念としてありますよね。
山中 伸枝
だから入る時、始める時のお伝えの仕方は気をつけなきゃいけないですよね。
竹内 誠一
そうですね。
山中 伸枝
だからやっぱり足下で「非課税枠いいですよ、もったいないですよ」+もうちょっと出口を教えてあげるといいかもしれないですよね。運用商品を選ぶ時のポイントとかって、お客様にどういう風に伝えてます?
竹内 誠一
そうですね…やっぱり手数料ですかね。
山中 伸枝
手数料?信託報酬っていう事?インデックス派でいった方がいいよっていう感じ?
竹内 誠一
そうですね。長い目で見ればそうですね。
山中 伸枝
なるほど。木田さんは何か気にしてる事ありますか?
木田 美智子
やはり過去の実績も一応見て頂いたりして、残高とかもあまり少なくないものですね。
山中 伸枝
純資産がね?
木田 美智子
純資産がある程度実績があったり、そういう方がいいんじゃないですかっていう事はやはり言ってますね。あとその方のリスク許容度が違っているので、その人が安全性を求める方だったらバランス型の方が、つみたてNISAの場合は特に途中で入れ替えができないのでよいのではと思います。
山中 伸枝
枠の再利用ができないからね。
木田 美智子
そうです。その辺を皆さんと話す中で、リバランスも自動でやってもらえる、そういった物の方がリスクはちょっと抑えられるかもしれないっていう事でお伝えしています。
山中 伸枝
なるほどね。末次さんは?
末次 祐治
運用商品という事ですね?
山中 伸枝
商品選びのポイントってあるじゃないですか。
末次 祐治
やはり信託報酬ですね。まずコストという意味においてはやっぱり安い方がいいと、私個人的には思ってるので。アクティブよりはインデックスっていう事を個人的にはオススメする。
山中 伸枝
インデックスを組み合わせてっていうような感じ?
末次 祐治
あとは株式債券とかっていう事によっては変わって、どれだけのパフォーマンスをその方が取りたいのかっていう事でも変わってきますし。基本長期で例えばやりたいとおっしゃるんであれば、株式の比率を多くした物がいいという意見はどうしても強くなりますね。そんな感じですね。
山中 伸枝
なるほどね。去年つみたてNISAの商品が発表になった10月ぐらいから第一弾があったじゃないですか。あの時って6000本ある投信の中で、第一次選考で合格したのが50本ぐらいだったでしょ。そのあとあまりにも少ないから新規設定だったら基準に合えばいいですよって言ってスタート100本ぐらいでスタートしましたでしょ。私のお客様には50本の、第一次選考でのこったやつからやりましょうって言ってますけどね。
新規設定はそれこそ実績ないし、とりあえず作ってきた事を考えると、今回つみたてNISA信託報酬を凄く下げろって言われて作ったから、本来の運用の実績に伴わないとりあえずの、なんちゃって手数料じゃないけど、ギリギリで抑えてきた事あるんじゃないかなと思って。それがゆえに運用ができないような事になっちゃったら20年もたないでしょ。それで私はとりあえず最初の50本を意識してやってます。あとパフォーマンスがやっぱ10年とかあった方がいいだろうなと思って。
木田 美智子
初めての方とかはそういう見方がよくわからないですよね。つみたてNISAのお話の時、モーニングスターさんの星が付いているので、それも参考になりますよっていう事、それもちょっと見た方がいいですよという事はお伝えしてます。
山中 伸枝
そうですよね。やっぱつみたてNISAの難しさってね、金融機関によって買える商品が全然違いますでしょ。っていう事はこれこそFPは相談に1番最初にのってあげなきゃと思っていて。いきなり金融機関に行っちゃったら、そこにある商品しか買えないじゃないですか。だって大手さんでも5本くらいしかないとか。
木田 美智子
そうなんです、ビックリしました。みずほさんでこの前手続きしてきましたって言う方いらっしゃったんですけども、5本しかなかったんですね。えっ?と思って、本当に。最低1本の所もあるんですね。
山中 伸枝
あります。
木田 美智子
どれだけ金融機関がそれに力を使わないようにしてるのかっていうのがわかったという感じですね。
山中 伸枝
つみたてNISAいいよ、便利だよとか、お気軽でいいよ、税制優遇あるよ!だからここって言われちゃうと絶対間違っちゃう。どうですか、そういった方いません?金融機関選びっていう所で、間違ってるなっていうような。
竹内 誠一
そうですね…自分で色々とみずほだったりとか、ゆうちょも含めて資料請求するっていうのと、あとはネット証券も含めていくつかは調べて、そういった資料は揃えた上では一緒に相談するようにはしてますけどね。
山中 伸枝
ご存知ないですよね。金融機関ごとに取り扱う商品が違うという事も。
末次 祐治
商品のラインナップから入るっていうようなお客様だといいんですよ。金融機関から入っちゃう方はどうしても中身が、どうしてもわかないっていう方が多いような気はしますね。何を選んでいいかわからない。
山中 伸枝
だって折角140ぐらいのセレクションがあるのに、たまたまそこにドアを叩いた金融機関が3本ですとか言ったらね。それも金融庁のお墨付きですみたいに言われちゃって買ったら違いますよね。
末次 祐治
そうですね。
竹内 誠一
商品数もそうですけど、金融機関によって少額投資って言ってるんだけど、少額の所の買える金額のスタンスが…
山中 伸枝
つみたての最低金額がね。
竹内 誠一
違いますもんね。
山中 伸枝
毎日っていう所もありますもんね。毎日買えるとかね、100円で買えるとかね。そのスタイルが違いますね。あとボーナス増額がどうなのかとかね。その辺りやっぱり決め方と順番。FPに来ないと大きな失敗しちゃうな~って思ってるんですよね。

目的次第で評価が変わる。NISAと他サービスとの比較

末次 祐治
何度も申しますと、何でやるのかっていう目的、そこをちゃんとしっかりお決め頂いて制度を使っていくっていう考えの方が長続きするんですね。良いからやろうとか、非課税だからやろうとかだと多分続かない可能性が高いと思うんですね。だからそこは我々FPとしてはしっかりサポートしていくので。通常は将来の老後資金だったりとか、お子さんの教育資金だったりとか。どっちかっていえば中長期になりますので。まずそこを明確におさえてあげるというか、確認してあげる。そういった作業がまず大事なんじゃないかなと思います。
山中 伸枝
そうですね。
末次 祐治
イデコの場合は老後資金っていうような位置づけが、みんな認識してると思うんです、60歳まではおろせない、引き出せないきだしたんで。つみたてNISAの場合はただ非課税っていうのがあるのは明確なんですけど、目的はないので。そこは増やしたいからやるっていう単純な考えだと長続きしない。
山中 伸枝
そうですね。でも今イデコも、NISAは別ですよ、何処でも買えるから。イデコとつみたてNISAに関して言うと制度っていうのはどこも一緒なんだけども、金融機関によって手数料それこそ全然違うし、商品も全然違うから、まずはFPにっていう事を伝えていかないと厳しいですよね。
お客さんのためにならないかなと思って。そこはまず金融機関選びって重要だっていう事で訴えていきたいなと思って。
末次 祐治
そうですね。やはり個人的には受け取りが1番大事だと思っているんですけど。ある金融機関によると色々調べましたけど、ネット系でいくと結局NISAっていう口座で形成していっても、年金みたいに受け取りっていう事はないですから。自分が売却しないとお金っていうのは、現金化できませんから。
老後資金でやるってなった時には、例えばSBI証券さんですと定期売却サービスっていうのがあるんですね。それはあくまでもNISA口座では使えないんで、一旦特定口座に移さないといけない。ただ唯一SBI証券さんが定期売却サービスがあるんで。そういった所がある金融機関を選んだ方がいいっていうのは申し上げますね。
末次 祐治
山中 伸枝
なるほど。要はNISA口座から特定口座に移して、その短期間における利益においては税金がかかっちゃうけども、いつ頃売却しようかなっていう悩みからは解放される?
末次 祐治
そうですね。あとはこの注意点にはなりますけど、例えば長期で老後資金っていう事でやられたと。中身の商品ラインナップは投資信託オンリーですから、イデコと違って元本確保もないですから。先程申し上げたスイッチング、預け換えですね。そういった作業ができないわけですね。ですから例えば 60,65まで資産形成していって、一気に売却しない方が仮にリーマンショックみたいな金融危機が起こっちゃうと、一気に資産が減っちゃうと。そこはもう凄く注意しなきゃいけない。こういう気がしてます。だからこそ我々FPがしっかりサポートすべきだと、しないといけない。
山中 伸枝
そうですね。入り口も、中間も、出口もっていう事ですよね。でも本当大事ですよね。相談してから始めるっていうステップが、とりあえず金融機関に行って始めるじゃなくてね。そこは大事かなと思っていて。
そろそろ時間なので、竹内さんってズバリ何買ってるの?何買うの?みたいな感じで。商品名までいかなくてもいいけど、インデックスの日本株とか、どういう風に考えてるんですか?
竹内 誠一
そうですね、でもインデックスの世界株ですかね。
山中 伸枝
世界株を買っている?
竹内 誠一
世界株の割合を少し多めにしたバランスですかね。
山中 伸枝
じゃあバランスファンド?
竹内 誠一
そうです。
山中 伸枝
インデックスのバランスファンド?例えば株70とか、ああいう系の?
竹内 誠一
はい、そうです。
山中 伸枝
なるほど、わかりました。1本で?
竹内 誠一
そうです、はい。
山中 伸枝
木田さんはNISAだっけ?
木田 美智子
NISAなんですけども株式と、それから投資信託。世界のインデックスに連動するような株式タイプのを買っています。
山中 伸枝
NISA口座のつみたて?
木田 美智子
積立としては日本株を積み立てをしていまして、いくつか分けてるんですね。積立と、それから投信と株式と。120万ありますので、その中でちょっとずつ。
山中 伸枝
じゃあいくつか複合的なポートフォリオというか、投信でいったり、株買ったりとか?
木田 美智子
そうですね。
山中 伸枝
株は配当狙い?
木田 美智子
株主優待がとても楽しいので、株主優待銘柄を使っています。でもそうすると株価も結構上がってきますし、年に2回プレゼントも届いて、配当もきて、ちょっと楽しみっていうのがあって。それとあとは投資信託がかなりいっぱい分散してたくさん分けていますが、NISA口座では世界に連動するのを1つ買っています。
山中 伸枝
でも配当って要は売却しなくても配当の度にメリットが得られるから、そこは嬉しいですよね。足下で嬉しい感じ。配当は嬉しいでしょうね。
末次さんはどんな物を買ってらっしゃるんですか?
末次 祐治
元々は株式は私の方が多いですけど、世界株式と日本株式と、あとはリートっていうのがあるんですけど。今も全部スイッチングしていまして、世界株インデックスと。だからほぼほぼ多い感じですね。
山中 伸枝
買う商品を切り替えたんですね?
末次 祐治
そうですね、切り替えた。基本そんなにリバランスはしてませんから。たまにやる感じですね。
山中 伸枝
私やっぱりNISAの非課税メリットって最大にとりたいので、アクティブファンドのバランスをしてますね、世界株。
つみたてNISAに来年からしようと思ってるんですけど、同じ物買おうかなと思って。でも一方でNISAって入れ替えができないでしょ、枠の再利用できないので、バランスファンで1本なんですけど、イデコはやっぱり日本株と世界株っていう感じでポートフォリオを組んで、リバランスかけてってやってるから。物によって使い分けしてますかね。でもこれからまだまだですからね、つみたてNISAね。
金融機関に頑張ってほしいとか、言いたい事あります?もう少し宣伝しろよみたいな。
竹内 誠一
それはもちろんありますよね。ただ本当に昔に比べたらば、だいぶ金融側の制度自体、選択肢の幅がだいぶ広がってきたので、私も長い事年金の仕事をやっていた10年前、20年前って言ったらば年金しかなかったのが、それがこういう選択肢が増えてきた。
山中 伸枝
バリエーションがあって?
竹内 誠一
なので、先ほどお話があったように、だからこそ我々FPが一緒になって相談にのって、将来設計、人生設計を元にどういう物を、どういう制度を出していくか。で、その中でどういう商品をっていう形で一緒になって作り出していくスタイルが必要なのかなっていう風に思うんですよね。
山中 伸枝
木田さん最後にこういう事を言っておきたいなってありましたら
木田 美智子
人生100年時代って言われるようになってきましたよね。そうすると 60歳で定年という感じで仕事が一端終わって、老後の生活に入るというスタイルではとても将来足りなくなる感じになってしまっているので。60歳になったらまた新しいスタートだと思って、そこからつみたてNISAを退職金で、例えば800万円分はもう別確保として、普通預金の証券総合口座の中にパッと800万を将来の80歳以降に使うお金だよみたいな感じで入れてしまって、そこから自動積立をしていけば800万勝手に積み立てられていくわけですよね。そうすればあとの80歳から100歳までの資金は、それが働いて増やしていく。
山中 伸枝
20年後に使えるようになるからね。
木田 美智子
そう、使えるように毎年毎年年金の補足のような感じで使っていけるんじゃないかなと思うんですね。
退職金で一気に勧められた投信を買って失敗してしまったとか、そういう事もなくつみたてNISAいう低コストで、機能が使える凄くいい制度を使いながら、いきなり投資っていうのはちょっと危険があるので、つみたてNISAは凄く若い方から年齢幅広く使っていけると思います。
投資を怖いと思っている方は千円からでもいいから是非始めて頂いて、それで自分も学びながら、そういう世界を変えていかなきゃという感じはあります。
山中 伸枝
なるほどね。退職金だったら40万×20年分を入れちゃう?
木田 美智子
そうです。
山中 伸枝
なるほど。それもいいかもしれないですね。いきなり投資信託とかでオススメのまま買うよりは絶対いいですよね。
末次さんは?
末次 祐治
そうですね。結局、金融商品ですからある意味銀行さんでも、ネット系でもどこで買ってもいいと思うんですよ。ただ値動きがある商品になりますので、どうしても運用に慣れていらっしゃい方とか、ほったらかしではなくて、常時やっぱりそこで点検、ウォッチをした方がいいと思うんですね。そうするともちろん銀行さんじゃダメとは僕は思ってませんけど、転勤になったりするとどうしてもアフターフォローができないという事も現実的にありうるので。やはり誰から買うのかっていうのはお客様も意識なさった方がいいと思うんですよ。それが1点ですね。
もう1点は何の資金にするのかっていう事が大事なのと、銀行員の方が転機があるからとか言いましたけど、それはそれでいいと思うんですが、NISA口座はつくったもののいざ使う時に困らないように、「NISA難民」を出ないように結果的に我々がそこをうまくサポートしてあげられるという役目を果たすべきかなという風には思いますね。
山中 伸枝
なるほどね。私も金融機関さんってこの期に及んでね、手数料が入らないからつみたてNISAはちょっとみたいに言うのはもう時代遅れだろうなと思っていて。やっぱりだからそこお客様に良い物を販売するっていう気概を持ってほしいなと思うし、もう一歩言うと先程も言ったようにFPの存在って多分世の中も凄く期待してると思うし、多分金融庁とかも、そういった存在の人達をこれから必要としているような商品をいっぱい出してきてるんじゃないかなと、仕組みをね。出してきてるんじゃないかなと思って、私達の役割は今後より重要になるんじゃないかなと思っています。という所で終わりにしたいと思います。
今日はどうもありがとうございました。ご苦労様でした。

対談動画

今回の対談に参加された皆さん

山中 伸枝山中 伸枝
(やまなか のぶえ)
山中 伸枝のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ 

竹内 誠一竹内 誠一
(たけうち せいいち)
竹内 誠一のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ

木田 美智子木田 美智子
(きだ みちこ)
木田 美智子のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ

末次 祐治末次 祐治
(すえつぐ ゆうじ)
末次 祐治のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ

2018年5月21日