【FP対談企画第19弾】子育てとお金について
子どもひとりにつき教育資金は1000万円!なんてデータもありますが、実際は大きなお金がかかるタイミングもその金額もご家庭によってそれぞれです。子育て中のFP、子育て卒業のFPが個々の経験も踏まえて「子育てとお金」について語り合います。
※当コンテンツは各FPの個人的な感想です。あくまで参考として楽しんで読んで頂けますと幸いです。
【Youtube】FPが本音で語る!【第19弾】子育てとお金について
参加者
山中 伸枝
(やまなか のぶえ)
山中 伸枝のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
三原 由紀
(みはら ゆき)
三原 由紀のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
新田 陽子
(にった ようこ)
新田 陽子のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
前田 菜緒
(まえだ なお)
前田 菜緒のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
- では、よろしくお願いします。
- よろしくお願いします。
- 今日はですね、子育てとお金の研究会においでいただいて色々お話を聞きたいと思っています。今日おいでになっている方は三原さんと新田さんと前田さんです。では前田さんから今回の会の趣旨などまずはお話ししてもらってもいいですか。
- はい、わかりました。私は子育てとお金研究会でリーダーを務めております前田と申します。よろしくお願いします。この研究会はですね、子供、まあ子育てってまずお金かかりますよね。というところで子育てに関してお金の悩みとか疑問とか、まあ大きなものから小さな疑問まで持ってる方って非常にたくさんいらっしゃると思います。その中でですね、身近でリアリティのある情報発信をしていきたいなということで立ち上げた研究会です。メンバーとしまして、40代から60代までのメンバーで構成されているんですけれども、私とそれぞれ子供の年代によって掛かる、お金の掛かり方って違いますから、そういったところで色々な年代のFPメンバーに参加いただいたという形になっております。
- はい、わかりました。確かに子供さんの成長に合わせてお金の掛かり方って全然違うし見るものも全然違ってくるので年代別って確かにそうですね。三原さんはどういった年代を考えてらっしゃるんですか。
- はい、私はですね子供がもう大学を卒業するかしないかというところなので、主に大学生を持つ親の方がクライアントさんにも多いので、例えば「子供の国民年金どうしたらいいの?」とかそういったことでご相談いただいたりしてます。
- じゃあ本当に子供のお金といっても単なる教育費には終わらないところが、この研究会の特徴ですかね。
- そうですね。
- 新田さんは?
- 私はもう子育ては十分終わって次に孫育てというか。孫にやっぱりどのくらい、保育園に行ってるとすごくお金が掛かるので、ちょっとそういう形でどこからお金を出そうかなとかそんな話をしたいなと思っています。
- なるほど。では前田さんが小さいお子様という感じですかね。
- はい、私はまだ子育て真っ盛りで保育園と小学生の子供を持ってますので、そういった子育て真っ只中で毎日毎日忙しいママさんたちを対象としてお話しさせていただきたいなと思っています。
- 例えば教育資金とかそういったテーマって雑誌でも色々載ってるし、そうすると幼稚園小学校中学校高校大学で1,000万円とかものすごく数字も大きく出るじゃないですか。あれは確かにリアリティってものはないですよね。
- そうですね。あぁ1,000万円掛かるんだ~って感覚的には入ってくるかもしれないけど、じゃあ今どういう風にそのお金を準備していって、毎月どのくらい貯金をしていってっていうところが実際の生活の中に入ってこないので、1,000万2,000万って言ってもピンとこない方が多いんじゃないかなと思います。
- 学資だけじゃなくて習い事もありますからね。
- ほんとそうですよね。だから見えてこない数字っていうのも実際あるし、それこそ受験の時なんか相当お金掛かりましたよね。
- 掛かりましたね。中高で私立に行くか行かないかによって、やっぱり大学受験の掛かり方って公立に行ってる人よりも塾代がすごく掛かったりとか、私立は高いけどもその分受験に対する学校の指導とかも学費に含まれてるのかななんて言うのは感じますけどね。
- なるほどね。お子さんの個性っていうのもありますもんね。公立に向くお子さんもいらっしゃれば私立に向くお子さんもいらっしゃって中々計画通りいかないところもあると思うんですけども、年表とかって作ってらっしゃるんでしたっけ。
- はい、そうですね。やっぱり先ほどもおっしゃられた通り、子供の年齢によって掛かるお金って全然違ってきますし、後はお父さんお母さんの考え方っていうのも違ってくるかと思うので、お子さんの年齢に合わせた悩みとか疑問とか後は国の制度とか。というところをお伝えできるような、子供の年齢に合わせた年表、お金の疑問、まあコラムですね。そのコラムを年表形式で研究会のホームページの方にアップしております。
- それでもありがたいですよね。その時その時のお母さんたちの気持ちってありますもんね。
- そうですね。保育園のお母さんと高校生のお母さんではやっぱり悩みが全然違いますから、その年表を見ることでご自身の悩みが解決できるように使っていただけたらなって思います。
- またこれから子供が大きくなるとこういう悩みもでてくるんだなとわかることも大事ですよね。ついつい目の前のことで一生懸命だからね。国の制度の活用は確かに大事ですよね。新田さんあれですよね、国の制度と言えば、こういう使い方もあるよってものがあるんですよね。
- 実は教育資金の一括贈与に掛かる贈与税の非課税枠っていうのがありまして、1,500万はすごく大きいお金なんですけども、別に1,500万贈与しなくても2・300万贈与っていう風にしてあげてもいいのかなと思うんですよ。直系親族っていうと結局おじいちゃんおばあちゃんがってよく考えるんですけど、その上の曾祖父・総祖母も含まれる。例えば90歳ぐらいで施設に入ってるおじいちゃんおばあちゃんのお金って結構年金よりも少なく済むってことがよくあるんですよ。
- 生活資金としてってこと?お金が余っちゃうってことですよね。
- そうなんですよ。実際うちのおばあちゃんは施設に入っているのですが、年金が月5万円ぐらいは余っちゃうんですよ。で、使えないんですよ。
- なんかそうなるとね、施設の中で完結するだろうしお出かけってことも出来ないだろうしね。
- そう、93ですから。そうすると私たちはそのお金をなんか下手に、私たち60代の夫婦なんですけどそのお金ってそこに置いとくよりは逆に孫とか曾孫に使ってあげたがいいかなって。逆におばあちゃんも喜ぶんじゃないかな。そうすると少し貯まった2・300万のお金を曾孫の保育料とかに回してあげて実際夫婦2人で払ってると満額の保育料が5万5,000円ぐらい掛かりますよね。1ヵ月ね。そうすると年間約60万、70万なので3年間で約200万ぐらい掛かるんですよ。
- 保育園だけでね。
- 保育園だけでそれだけ掛かると若い夫婦達が、もし住宅ローンとか抱えてたら大変なので、逆にその分保育料とかそれから3歳以上になったときにプールに行ったりとかのお稽古事。エレクトーン習いに行ったりとか、ありますよね。そういうお金におばあちゃんのお金を使ってあげるのは私とっても良いことじゃないかなと思って。
- いや、いいですね。確かに施設とか入っちゃうと固定費で決まっちゃってるからそれ以上使えないし。何か買ってあげたいと思っても外に買いに行くわけにもいかないから仕組化すると良いかもしれませんね。
- なんか下手にそのお金をおもちゃとかそういう風に使うんじゃなくて教育資金として少しまとまってあげるっていうのはすごく良い制度だなと。贈与税も掛からないし。
- あの贈与の仕組みってお名前が入るんだよねたしか。
- はい、入ります。
- ○○さんから○○ちゃんへみたいな感じでね。曾おばあちゃんから曾孫さんの○○ちゃんへってタイトルがつくから、すごいメッセージにもなるしその子が30歳になるまでの教育資金にも使えるから大きいですよね、ありがたいですよね。
- やっぱ今、施設に入ってる方90歳とか結構高齢で、使えない方多いので、私はこれはちょっと上手に使ってほしいなって思ってます。
- 確かにそれはあるかもしれませんね。おじいちゃんおばあちゃんの年代よりもう一つ上っていうのがポイントですね。60代ぐらいだとまだこれから30年…。
- 自分のことがちょっと心配。
- そう心配ですね、あと30年あると思って使いにくいかもしれないけど、90代だったらね、確かにそれは皆から喜んでもらえるかもしれないしね。おばあちゃんありがとうって言われたら嬉しいしね。それは私も参考にさせていただこうかなと思います。はい。後はじゃあ三原さんは具体的には先ほど国民年金のってお話がありましたでしょう。これも国の制度だけれどもやっぱり払い方って難しいし、学生納付特例とかもあって正直お母さんレベルでは中々解答が出ないかもしれませんね。
- そうですね。20歳になる前の直前に納付書が届くじゃないですか。それで結構みんなどうしようって、日数もないのでどうしようって言って相談に来られる方結構いらっしゃるんですよね。でもとりあえず学生納付特例にしちゃう人もいれば、私がオススメしているのがそれを一括で2年前納で親が立て替えて払っておくと。そうすると割引が入るし、親が立て替えて払うと、親の所得税率分控除になって戻ってくるので、その分を割り引いてあげて、後から子供から出世払いにしてもらうっていう。
- 出世払いね。ママローンとかね。
- そうですね。そういう形でいいんじゃないのみたいな話すと、そんなこともできるんだっていうのは皆さん言われますね。
- そうですねそうですね、最近学生納付特例をオススメするような雰囲気のチラシが一緒に入ってくるので、そのまますると学生納付特例がいいのかな?なんて思っちゃうけどね。お父さんとかお母さんが働いてればね、所得控除になるしそれはいいかもしれませんね。幼稚園ぐらいのお子さんとか保育園ぐらいのお子さんだと、ママたちの一番の困り事というか悩み事ってどのへんにあるんですかね。
- そうですね…悩み事。習い事をどうするかとかそういったとこがが多いかもしれないですね。昨日実は習い事とはちょっとずれはするんですけど、三原さんとですね、市川市の方でお小遣いゲーム、お子様を対象としたお小遣いゲームというイベントを開催してきたんですけども今回子育て研究会でもこれからまた秋にイベントを開催する予定があるんですけどそれに先駆けてやってきまして、ちょっとそこで私が気付いたのが小学校1年生から中学生まで参加いただいたんですけど、小学生になっても一人でお買い物をしたことがないっていうのが結構多くいて。あるママがおっしゃっていたのですが、お子さんにお弁当持たせるの忘れちゃって、子供どうしたかっていうと先生からお金を借りてコンビニでお弁当を買うんですね。でもそれまでにお小遣い、お買い物した経験が子供一人でないから、あーってなって、その時に初めてなってやっぱりしとくべきだったよねってお話しとかをして、昨日小学校1年生の子に今までお小遣いでお買い物したことある?って聞いたらやっぱりその子もしたことがなくって、やっぱり小学校1年生になるまで、私はもう4歳ぐらいからでも一人でお買い物ができると思っているので自分の子供にはさせているんですけども、お小遣いでお買い物をさせてあげる、その体験っていうのもとても重要なんじゃないかなと思っています。
- おつかいに行かせて、これとこれ買っておいでねってお金を持たせる体験ってことですかね。
- そうですね。ただお店まで行く道のりが今の時代難しくなったと思うので、そういった場合はまずはお母さんはお店の前で待っていてお店の前でお金渡して、じゃあこれを買っておいでってだけでも、まずそこから始めるだけでも良いと思うんですよね。それで出来たらそれは成功体験になるのですごく自信を持つんですね。
- 今お金って言っても紙やコインだけじゃないから、お金の価値を伝えるのは難しいんじゃないかと思いますよね。
- そうなんです。だから私は最初プリペイドカードを渡したんですけども、そこからだんだん成長するにしたがってお金を渡すようにして電子マネーの方が楽なのは楽なんですけど、やっぱお金が減っていく感覚がわからないのでなるべくまずは現金で使ったら減るんだよっていうことをわからせて、そこからキャッシュレスの話かななんて思っていますけど。
- 例えば500円で買えるものって考えながら買わないとなくなっちゃうとねとかありますよね。確かにピッてやっちゃうと、お母さんただピッてしてるだけでお金の感覚ってわからないよね。お金の教育は確かに大事ですね。それっていうのはどういうゲームなんですか具体的に言うと。
- それはですね、毎月お小遣いを子供たちに配って、お金の入出金をお小遣い帳に付けいていくっていう感じですね。1ヵ月分のお小遣いを渡すんですけど、1ヶ月の中では色々なことが起こるのでそれをワクドキカードっていうものを引いてもらって…
- ワクドク?
- ワクドキです。ワクワクドキドキ。ワクワクすること、例えば良いことをして100円とか200円入ったよとか、貰っちゃったとか。後はお金を落としちゃったとか。
- あーあるかも。
- そういうワクワクドキドキする体験をカードを引いていくんですね。その中にはあれですよね。お金じゃないカードも入ってるんですよね。
- 良い子カード、残念カードみたいな。
- 良い子というのはどういう。
- お手伝いをしたとか…あ、お手伝いじゃない。落とし物を交番に届けたとか、花に水をあげたとかということで、お金はないけどポイントはつくよみたいな。
- なるほどね、心の貯金ですね。
- 残念なカードはお友達と喧嘩しちゃったよとかそんな感じでマイナスなのがあったりして、1ヶ月の入出金をお小遣い帳に付けたりしたら自由タイムで、お買い物タイム。買い物に行ってもいいし、銀行にお金を預けてもいいし、自由なんで何もしないでただ現金を貯めとくのもいいしって感じで。もうお子さんもそれぞれの考え方でキャラクターがすごい出ますね。
- でますね。じゃあそこにはダミーのお金だろうけど紙幣があってコインがあってそこで使っていくって体験をするんですね。なるほどね。お金の価値が昔と変わりましたよね。やっぱりお金、家計の回り方がわからないとお金の大事さって中々伝わらないのかなと思っていて誰かが稼いでそのお金でやりくりをして将来のために大事に残そうねって会話が今の時代難しいですよね。
- 昔お父さんの給料日の時には、みんなで待ってましたからね。
- ありましたよね、確かにね。ほんとにそれがない、給料日の喜びがないですよね、きっとね。昔は待ってましたね給料日。子供が並んで。なんかご馳走の日みたいな。
- 鍋とか。
- 鍋とか。すき焼きとか。
- うん、そんな感じ。
- あと封筒で持ってきてましたよね。
- うん、現金で。
- 現金でね。で、現金でお母さんが小分けにしてましたよね。食費がいくらとか、そういうのは子供ながら見てるし、あと50円玉とか10個で束で、してませんでした?
- 結局銀行から下ろしてくってところしか子供は見ていないから、そうなんですよ。お父さんが働いたお金を持ってくるっていうのが目に見えてないのでちょっとそこが良いのか悪いのか。
- そうですね。子供はなりたい職業にサラリーマンってないもんね。身近な職業のはずなんだけど。そこがなんか素敵に見えない何かがあるのかもしれないし、お父さんの仕事ってわかりにくいかもね。じゃあ研究会の中ではその教育資金的なお金の情報提供もする一方でお子さんの金銭教育ってところも力を入れているってことですね。
- はいそうです。
- さっきおっしゃったイベントっていうのは次いつぐらいを予定されているんですか。
- 次秋での予定なんですけど、10月か11月ぐらいか日程がはっきりしてないんですがその辺りで開催しようかなと計画を立てています。
- 開催場所は。
- 開催場所は都内ですね。
- 都内で。そういうのって例えば幼稚園さんとか小学校さんとかPTAとかそんなご依頼があったらやったりするんですか。
- もちろん。実際都内で去年…一昨年それも三原さんと一緒に開催はしてるんですけども、そういったところで幅広く活動して行けたらなと思っています。
- なるほどね。例えば何人ぐらいの人数が集まったら開催が可能とかありますか。
- 最低人数っていうのは特に決めてないんですが、ただやっぱり5人ぐらいいたら盛り上がるかなって。
- あ、ゲームとしてね。
- そうですね、はい。
- 年代は、何歳ぐらいから。
- 小学生、小学生ですね対象は。1年生から6年生まで。
- 小学生が一番良いって感じですね。なんかじゃあそういったところで呼んでいただければ行きますよってことですよね。
- はい。
- 例えば教育資金を作るってときに、今どきはどれぐらいを目安にいつまでにって考えた方がいいんですかね。それこそ保育園に行ってるママたちだったら。
- そうですね、私はその、今、学資保険でオススメなものってあまりないので、一昔前は学資保険で200万、300万とかって昔ありましたけど、ちょっと最近はもうないので、ただそれとはまた別に積み立てNISAとかって、制度もありますから、そういうのをフル活用しながらまずは、私のお願いとしてはまずは子供手当。子供手当は必ず今後のために使いましょうね。
- それだけでも200万ぐらいか、18歳まで。
- そう中学生ぐらいまでで200万ぐらいになるんで。
- 大きいですね。そうですね、まずそこが一つですね。あとはおじいちゃんおばあちゃんにもしお願いできるなら少し頼んで、やはり400万500万は貯めたいところですかね。
- そうですね。
- 大学までに。
- 最低でもやっぱ300万。地方から東京に上がるときに1年で300万いるんですよ。あとの2、3、4っていうのは先生がおっしゃったように、400万500万いるので、逆に一括でまずは300万っていうのは目安ですね。
- まずゴールとしてね。
- そうです。
- 大学入学までに300万ね。まあ学費は50万から80万が相場だと思うんだけど、そこに仕送りが入るとね。
- そうなんですよ。
- やっぱり家賃だけでも東京に来れば5・6万最低でもかかるし100万ぐらい見ないとってなりますもんね。
- ましてや女の子だったらセキュリティの良いとこにしないととか。
- 思うよね、確かに。ほんとお金は色々掛かるし。一方で掛け過ぎるっていうのも問題あるんじゃないかなと思うんだけど、三原さんどう思いますか。
- 掛け過ぎですね…
- 結局はいくらでも掛けたい、親の気持ちとしてはあるけれども、結局準備ができなくて奨学金いっぱい借りてる方も多くて、返せないって問題もあるでしょう。
- そうですね、人によってはママ友って言うんですかね、その息子は大学で給付型の奨学金、大学ごとにあるんですよね。学校ごとに。
- 最近ちょっと増えましたよね。
- そういう大学選んで、1年ごとに更新なんですけど成績が一定クリアしていれば大学から給付型のお金がもらえるということで、それを活用してる人も。
- それはね、未来に借金残さないからいいですよね。
- ほんと。給付型はもっと増えてほしいですよね。例えば、ライフプラン相談を伺ってても例えば30代のご夫婦で、夫婦共にまだ奨学金の返済をしている方っていらっしゃると中々厳しい。僅かな金額よそれでもずっと払うってなると厳しいからやっぱり社会人スタートの時に借金があるのはなんとか避けたいですよね。うん。なるほどね。じゃあそういったものが要は年表に織り込まれていく感じですか。
- そうですね。まあ年表は今作成途中ではあるんですが、随時アップしていくので、どんどんどんどんそれが埋まっていく状態になって、最終的にはここさえ見れば子供のお金が解決するっていう年表目指してますので。
- なるほどね。でもまあ私ももう娘が大学3年生なんですけれども、例えば幼児教育とかどこまでお金掛けるかって言ったときに結果で考えると、あんまり掛けてもしょうがなかったなって正直思うんだけれども、リアルな小さいお子さんのママたちはいくらでも掛けたいっていうのはありますよね。
- そうなんですよね。未来に期待してしまうんでしょうねきっと。これをさせたらこうなるかもしれないってすごい頭がふわんふわんって想像してしまうのが。
- でも親は私だしって思ったほうがちょっと良いかもしれないなって実は思ったりするんだよね。
- だから私も習い事させてますけど、いいんじゃないこれ辞めてもって思うのは、ありますね。
- 特に行動範囲が狭まってしまう、子供さん小さい時ってママ友ばっかりがお友達になっちゃうと、みんながあそこいいらしいよって言うとついついそこでお友達の遊び場がそこでなっちゃうから、行かなきゃいけないような感じになってね、辞めるのも辞めにくくなったりね。そこはちょっと辞める勇気もいりますよね。
- そうですね。子供が行きたがってたら余計辞め辛くなりますし。
- でもそれお稽古に行きたいのか、お友達がいるから行きたいのかっていうのがね。確かにそこは考えどころですね。やっぱり子供の成長のスピード、人によって違うから。うちは小さい時にやったらことごとくダメでしたけど、やっと20歳過ぎて、まあまあだったかなって。結果が見えないものだけにお金って難しく考えちゃうんだろうなって思って。今考えてどうですか、色々なお金の掛け方ってあると思うんですけど。子供に掛けるべきところと、ここはちょっとそこまでいらないんじゃない、みたいなとこってありますか。
- そうですね、確かに習い事がその子に合ってるか合ってないかっていうのはある程度見極めが大事だと思う。嫌がってるのにそこにもうちょっと頑張れっていうのはちょっとねって。すごい楽しんでやってて、それが例えばプールとかそういうのがある程度楽しみながら健康にも良いとかだったらあれですけど、そこがまた高学年、中学生、高校生になってプール続けるかっていったらそうでもないわけでしょう。なんか選手を目指せってとこだともういいんじゃないってところもあるし。
- そうですよね、場がやっぱり違いますよね。
- そうなんですよ。だからタイムじゃなくて楽に泳ぐんだったら続けても週に1回ぐらいかなっていうのあるんですけど、そういう、いつ習い事を辞めて趣味の方に行くのかっていう見極めっていうのは凄く大事だなと思いました。
- 色々ありますよね。
- だから逆にエレクトーン教室とかピアノ教室とかっていうのもそれなりに見て楽譜を見て弾けるとか楽しくやるっていうのはいいんですけど、音楽家目指すっていうのはまた別じゃないですか。だから先生があまりにも厳しいから辞めたとかっていうのもあるので、その先生との相性ももちろんなんですけど、やっぱりいつ辞めるかとかいつまで続けるかっていうのは凄く見極めって、親の目っていうのは大事だなと思いますね。
- そうですね。男の子のサッカーとかスポーツとかも結構お金掛かりますしね。あと遠征費とかね。親の関わり方もすごくあるから、その辺りは色々考えながら、まあ色々なご意見があるにしてもこういう意見もあるよっていうのはあってもいいのかもしれませんね。うちも塾選びは本当に何回も何回も失敗しましたね。
- あれはやっぱり子供の性格とかあるので。
- あるある。
- ありますよね。私もうちの子成長が遅かったので、それこそ中学受験って子供の個人差凄く大きいので合ってる、合わないってすごいあると思うんですけど、そこで塾選びもすごい大事だと思って、結構大手の進学塾イケイケのところに入れちゃったりすると着いて行けないとかね。ありますよね。
- 私中学もそうでしたけど大学受験の時も3回ぐらい塾変えましたね。合わないなと思ったら辞めて。結局うちは大人しめな子だったので、大きな講堂での授業、やるぞー!みたいなのは絶対合わないから、結局個人指導みたいな感じになって、大学生の優しいお姉さん先生じゃないとダメとかね。その子に合ったやっぱりあるんじゃないかなって。凄く親としては焦りましたけどね。受験控えてるのにまた塾変えていいのかなって思ったけど、なので子供さんに寄り添うのは大事かもね。
- そこは親しかやっぱり子供の適正ってわからないので塾もみんなが行ってるからこの塾ではなくて、その子の子供の特性を見て、うちも集団の塾は合わなかったので。大学受験の時も。
- そういう子いますよね。
- そうですね。自習形式の塾にしたりとか、そこはやっぱり中身まで、成績まであーだこーだ言うんじゃなくて、サポートするところ、親がサポートできるところは親しかわからないので。
- だから、なんかこう外に出せばいけるってものじゃないんじゃないかなと思ったし、結局私は家で仕事をしてることが多かったのでいつも隣に娘がいて一緒に、私は仕事して子供はずっと勉強してっていうのは長くことやってましたね。だからなんか親が教育費っていっぱい準備するのも大事だけれども、そこに幅を持たせて結果子供の幸せになればいいってところを見定めないといけないのかなって。
- お金だけじゃないってところをね。
- お金だけじゃないし評価も違うし、別に世の中の評価が正しいわけでもないし、ってのは思いますね。一生懸命になってるお母さんこそ教育資金をどうにかしなきゃってお母さんこそ、ちょっと肩の力抜いた方がいいかなと思うところはありますよね。
- というかね、今現役で合格はするこの方が多いですけど、やっぱり志の高い子って浪人したりとかするじゃないですか。まあうちの娘も2浪なのであまり大きな声で言えない…言っちゃったんですけど、やっぱりそれなりに浪人するとまた違う面でお金もいりますし。
- ほんとそうですね。まあそろそろお時間なのであれなんですけど、これから色々なコラム発信をすることによって皆さんに情報提供しますってところと、あとはやっぱり子供さんの様子を見ながら、ガチガチにするよりは肩の力を抜いて。でもやっぱり親としては稼ぐ力とか貯める力は持っておいて、いざとなったら全力でサポートできることが大事ですかね。
- そうですね。やっぱり貯め方って出来ればいろんな情報を得て効率的に準備をしていきたいのでそういうところでも子育てお金の年表を活用していただけたらなと思います。
- そうですよね、さっきおっしゃったようなNISAとかも是非活用したいですよね。特に今ちょっと遅めに子どもさんが生まれた方とか40代になってくるとiDeCoもね、実は教育資金に使えたりするので、その辺の技をまた是非是非コラムなどでということで。ということでそろそろお時間なので以上で終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。
- ありがとうございました。
対談動画
今回の対談に参加された皆さん
山中 伸枝
(やまなか のぶえ)
山中 伸枝のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
三原 由紀
(みはら ゆき)
三原 由紀のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
新田 陽子
(にった ようこ)
新田 陽子のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ
前田 菜緒
(まえだ なお)
前田 菜緒のiDeCo(イデコ)ポートフォリオ