病院厚生年金基金の脱退一時金についてお伺いします。

確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております 以下の記事がベストアンサーに選ばれました chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh

 

【質問】 病院厚生年金基金の脱退一時金についてお伺いします。 9年間勤めていた病院を退職することになり、脱退一時金の受給についての届けを出さなければなりません。 ①〜⑤どの選択をするのがベス トなのか教えてください。 2年ほど前に年金基金が今後破綻する恐れがあるということで、現在の職場では確定拠出年金へと移行しているようなのですが、恥ずかしながら仕組みをあまりよく分かっておりません。 ちなみに、現在の病院は3月末で退職し、4月1日より別の病院(勤労者厚生協会)へ転職します。

①脱退一時金を受給する

②企業年金連合会へ移換する

③再就職先の確定給付企業年金へ移換する

④再就職先の企業型確定拠出年金へ移換する

⑤国民年金基金連合会(個人型確定拠出年金)へ移換する

ご回答よろしくお願いします。

 

【回答】 こんにちは、確定拠出年金の専門家 ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です それぞれのメリット・デメリットをお伝えしますね

 

①脱退一時金を受給するメリットは、すぐに使えるお金になることです デメリットは一時所得として課税されることです 受取額から50万円の特別控除を差し引き残ったお金の半分に対して所得税がかかります

②企業年金連合会に移すメリットは、今後の管理や資産運用をお任せにできるので手離れがよいこと(予定利率等はこちら → www.pfa.or.jp/tsusan/index.html また非課税で資金を移せて、60歳以降の受け取りの際に退職所得控除が適用になるので節税効果は高いです デメリットは、そうは言ってもあくまでも予定なので将来の絶対的な保障はないこと

③再就職先の確定給付企業年金への移行のメリットは、②と原則同じです 予定利率等は会社の規程によります デメリットも②と原則同じです

④確定拠出年金への移換の場合資金の移換の税金の取扱いは②、③と同様です メリットでもデメリットでもありうる点は、加入者自らが資金の運用をしなければならない点です もっとも個人資産として保全されているという一面もありますが、運用についてそれぞれがしっかり取り組む必要があります

⑤は④と原則同じですが、管理手数料が個人持ちになります それなりの金額がからむお話だと思います 今後の資産形成プランも踏まえ、ファイナンシャルプランナーなどに相談してみるのも一考です

質問した人からのコメント

2015/3/25 21:20:57

丁寧な回答ありがとうございました。

yc_ogwehさん

2015/03/25 23:07

どういたしまして^^

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