確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております
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【質問】
税制優遇制度について
税制優遇について質問させてください。
確定拠出年金は例えば月1万円会社から天引き(正確には天引きという表現が正しいか不明ですが)されているとき、その全ての金額(1万円)に所得税や住民税がかからないため、前払いで貰うよりも、税金がかからない(2割程度?)認識です。
住宅財形に調べた際に、確定拠出年金と同様に天引きされた分は非課税になると思いましたが、調べてみると利息分のみ非課税ということで、確定拠出年金と比較するとあまりお得感がないように感じました。
そこで、質問なのですが、確定拠出年金のように元本から非課税になるような制度は何かありますでしょうか?
また、そこまで優遇されなくても、何かお勧めの金融商品などがあればご教示のほどお願いします。
【回答】
こんにちは、確定拠出年金の専門家
ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
よくお勉強されていますね
おっしゃる通り、1万円を給与として受け取るとそこに社会保険料、所得税、住民税がかかります
社会保険料は15%、所得税を仮に5%、住民税は10%と考えれば、給与の1万円は賞味7,000円の価値しかないことになります(30%が差し引かれるから)
一方確定拠出年金で受け取る1万円は社会保険料も、所得税も、住民税も差し引かれることはありませんから1万円は1万円そのままの価値です
住宅財形と年金財形にも税制優遇がありますが、おっしゃる通りその優遇は限定的です
元利合計550万円が非課税ですが、昔のように「利」がたくさんつけばメリットが多いのですが、今は対して利息もつきませんから、非課税メリットがでにくいのです
例えば年金保険も税制優遇があります
仮に毎月2万円の保険料を支払ったとした場合、所得税率5%の方の税制優遇は住民税合わせ4,800円に過ぎません
一方確定拠出年金に月2万円拠出した場合の所得税住民税の戻りは36,000円ですから確定拠出年金の優位性がすぐにわかると思います
結論ですが、老後資金として考えれば、確定拠出年金がもっとも有利な方法です