個人型「確定拠出年金」と「NISA」を併用するといい理由が書かれている記事を見つけて

確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております

以下の記事がベストアンサーに選ばれました

chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh

【質問】

個人確定拠出年金に興味を持ち調べていたのですが、
個人型「確定拠出年金」と「NISA」を併用するといい理由が書かれている記事を見つけて読んではみたものの、いまいち理解ができませんでした。

個人型確定拠出年金をNISAの口座で運用することが良いということなのでしょうか?
個人型確定拠出年金は60歳まで引出しが一切できないことと、拠出額に上限があることが大まかなデメリットでNISA]を併用するとそのデメリットが解消されるということでしょうか??

すみませんが、詳しい方わかりやすく教えていただけませんでしょうか??

【回答】

確定拠出年金相談ねっとを主宰しておりますファイナンシャルプランナーの山中伸枝です

今確定拠出年金に関する記事も多いので、調べれば調べるほど疑問がわくのかもしれませんね

個人型確定拠出年金をNISAの口座で運用することはできません
この二つは全く別物です

確定拠出年金は、60歳まで鍵のかかった貯金箱
老後資金作りに限定して、特典がNISAよりも多くついています

一方NISAはいつ使っても良いお金には適している貯金箱です
5年のうちに引き出しをするとその時利益がでていれば非課税になる特典付きです

またおっしゃるっとおり、それぞれの貯金箱には年間の預け入れ額に上限があります

それらを考えると、ご理解されている通り確定拠出年金では賄えない60歳より手前でお金を使う、掛金上限が比較的低く設定されている、点をNISAを使って上手に補うというのが、良いわけです

ご理解が間違っているわけではないと思いますよ

ひとつ注意点といえば、NISAは投資商品しか買えないけれど、確定拠出年金は定期預金など元本確保型商品もある点です

投資を好まない方にとってNISAはちょっと使いにくいと思います

質問した人からのコメント

2016/6/11 12:05:09

ありがとうございます!

一番疑問に感じていたNISA口座で個人型確定拠出年金が運用できるかどうかが知れたので勉強になりました⭐️

関連記事

取材協力:読売新聞にコメントが掲載されました
2013年2月24日付 読売新聞朝刊 家計の知恵 「会社が掛金 自分で運用 確定拠出年金」という記事にて、知り合いのファイナンシャルプランナー(FP)という形でコメントが掲載されました^^ 勤務先に確定拠出年金が導入された会社員の紀明さんが、知人のFP結弦さんに話を聞くという想定 会話形式で、とても分かりやすい記事です   関連:1月……
確定拠出年金をもらうための申請書類はややこしいそうですが、経験された方教えて下さい。
確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております以下の記事がベストアンサーに選ばれましたchiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh【質問】            ngys816さん2015/7/112:04:05 確定拠出年金をもらうための申請書類はややこしいそうですが、経験された方教えて下さい。【回答】確定拠出年……
ファンド選びが面白くなった!!SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)
こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 代表の山中ですSBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)のWEBサイトがリニューアルしてとても見やすくなりましたね投資信託(以下ファンド)の比較もしやすくなりましたので、少しご紹介したいと思います現在50本ものファンドを抱えるSBI証券のiDeCoですが、厚生労働省が運用商品は少なくした方がいいんじゃないか?と言っている……
iDeCo(確定拠出年金)を脱退できるかどうかは、「国民年金」がポイント
FP相談ねっと 代表山中伸枝 2021/3/2追記 2017年以降の脱退一時金受給のためのの要件の主なものは以下の通り 1.企業型確定拠出年金加入者 ⇒ 資産残高が1.5万円以下であること 2.国民年金保険料免除者 ⇒ 通算加入期間が3年以下、または資産残高が25万円以下 2021年4月以降、2.についての通算加入期間が5年以下に変更されます。これは……