確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております
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chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh
【質問】
50歳代からの確定拠出年金に関する相談です。
長文ですが、アドバイスを宜しくお願いします。
現在、勤めている企業が確定拠出年金を導入する事になりました。
会社側の説明によると;
①原資は賞与の一部を年金積立支援金に充当する。
②年金積立支援金は、年金積立として会社が紹介する金融会社で運用するか、積立手当として賞与と一緒に受け取る事ができる。
③積立支援金は、積立年金と積立手当の割合(例:年金1万、手当1万5千円)を自分で決める事が可能。
④積立支援金は月額2万5千円。
との事です。
私は52歳で年収1200万円です。
3~4年後(55~56歳)に退職したいと思っています。
退職後は仕事をするつもりはないです。
今すぐ仕事を辞めても死ぬまでの生活費に困らない金融資産を保有しています。
資産運用は株、債権、預金です。いずれも日本市場だけでなく、外債、外国株にも投資します。
節税はしたいです。
質問
上記の条件を考えて、月額2万5千円を積立年金として運用。
・運用は定期預金か外債中心の投資信託を選択(または保険付の商品)。
・3~4年後(55~56歳)以降は無職になるので、個人型の確定拠出年金に切り替えて60歳の満期まで運用。
が良いと考えてみました。
一方、残り3~4年程度なので、税金は高いですが積立手当として受け取ってしまった方が良いのかとも思っています。若ければコツコツ運用するメリットもあるのでしょうが、50歳を過ぎてからDCって、実際、どうなんでしょうか?
【回答】
確定拠出年金相談ねっとを主宰しておりますファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
なるほど現在52歳で、早期退職の予定
退職後はお仕事をしないということは、所得がなくなると解釈して良いわけですね
まず52歳から確定拠出年金に加入すると受け取りは60歳からではなく61歳となります(60歳までの加入8年以上とすれば)
しかし55歳で拠出をやめて運用指図者となれば、60歳までの加入期間はわずか3年となりさらに受け取り開始時期がおくれおそらく64歳となるでしょう
早期退職後は積立をせず運用のみとなると、節税メリットも失われますね
ご自身の所得税率は把握していらっしゃいますか?
(もしよかったらこちらのコラムを参考にしてくださいfpsdn.net/column/2016/03/6135.html)
手当としてうけとれば、所得税と住民税と社会保険料(15%)が差し引かれます
一方ご質問者の場合確定拠出年金をした場合の拠出時の説明メリットは3年から4年程度
そことの比較でまずはご判断ください
あるいは、確定拠出年金は70歳まで運用は可能ですからNISAより活用幅があるとお考えになって運用をするというのも手です
確定拠出年金はとてもメリットがある仕組みですがやはりケースごとにそのメリットは異なります
今回の場合、早期退職をするご予定というのが特にポイントとなりそうです
52歳で60歳まで拠出を前提をされるとのことであれば、積極的な活用も可能かと思いますが、今回は確定拠出年金を選ばないというのも選択肢かもしれません
ご参考になりましたら幸いです
質問者
2016/06/0519:17:09
アドバイスありがとうございました。
親子でNISAは活用しています。確定拠出年金の場合は、株式の場合、投資信託しか選択肢がない為、日本の運用会社をが全く信用できないので、積極運用に躊躇します。例えばベンチマークが日経としているファンドは上場してるファンドで運用した方が有利だと感じています。
ファンドなら香港HSBCなどの商品とかなら検討出来ますが。日本のファンドはノーロードも少なめで運用成績もイマイチだと感じています。
間違っていますでしょうか?質問者
2016-06-06 07:11:06
山中様
もし、宜しければ、もう少し教えてください。
① なぜ、受け取り開始が64歳になるのでしょうか?厚生年金の受け取り開始と連動するのでしょうか?
64歳からの受け取り開始でも困りはしませんが。② 退職後、個人型に切り替えて、拠出を続け、運用益に対する課税を無くす事が可能と理解しています。
保険型の運用をした場合、継続出来ないと困ります。
間違えていますでしょうか?③ 保険型の運用を選択した場合、年末調整で所得控除がDCと二重に申請する事は可能でしょうか?
以上、宜しくお願い致します。
yc_ogwehさん
2016-06-06 09:25:18
まず日本の運用会社を信用できないという件について、私は異なる考え方を持っていますが、「間違っていますか?」の問いについては、個人のお考えなので正解とか間違いとかそもそもないと思います
次の質問についてです
①老齢給付には受給要件があります
加入とは掛金拠出期間を指しますwww.npfa.or.jp/401K/about/beneficiaries.html
②退職後運用指図者として運用益に対する非課税メリットを継続することは可能です
これは商品に関わらず恩恵をうけます
最長70歳まで運用は可能です③DCで選んだ保険について、生命保険料控除を別枠で使うことはできません
以上、参考にしていただけましたら幸いです
質問者
2016-06-07 00:14:32
とても判りやすい回答をありがとうございました。助かりました。
また、日本の運用会社の件は、質問すること自体がナンセンスでした。
申し訳ないです。
日本の運用会社で運用益を得られている方も多くいるし、個別銘柄に投資して資産を毀損している方も多いので、おっしゃる通り、何が正解なのかはわかりません。以上、ありがとうございましたよ
yc_ogwehさん
2016-06-07 19:43:50
どういたしまして^^