確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております
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【質問】
大学生の個人型確定拠出年金加入についてお尋ねします。
2017年1月より第一号の学生も個人型確定拠出年金に加入できると聞いています。
収入のない子供(扶養家族です)に代わり、国民年金は保護者が支払っており、保護者が社会保険控除を受けています
国民年金のほかに個人型確定拠出年金か国民年金基金を就職するまで、保護者が支払いをすることを考えています。どちらを選択するほうがよいものでしょうか。
個人型確定拠出年金のメリットは税金の控除にあるとのことですので、収入のない大学生にはあまりメリットはないように思われます。また国民年金基金は現在加入するには運用状況が悪いので、新規加入は良くないように思われますが、生計を同じくする保護者が支払った場合は、国民年金基金の分も社会保険保険控除ができるようです。大学生が加入することについて、どちらがよいのかどうぞ教えてください。
【回答】
確定拠出年金相談ねっとを主宰しておりますファイナンシャルプランナーの山中伸枝です
まず控除の区分からすると、国民年金基金は社会保険料控除で確定拠出年金は小規模企業共済等掛金控除です
前者は親が仮に支払うと親の所得控除として認められますが、後者は加入者本人の所得控除としてのみ認められます
しかしながら、おっしゃる通り今から国民年金基金に入られるのは得策ではないと思います
固定金利で将来の受取額が計算されますから、今は金利が低いという点と、いずれくるであろう受給者と加入者の人数バランスのリスクです
またお子さんが近い将来就職すると継続できません
とはいえ、おっしゃる通り確定拠出年金の所得控除は所得のないお子さんには今時点ではメリットがありません
私自身もうすぐ20歳になる子供がおりますが、私なら子どもが社会人になるまで何もしません
就職先に確定拠出年金があることも可能性として高いし、そもそも確定拠出年金は本人がしっかりと主体性をもち自分自身で運用すべきものなので親がさきまわりする必要はないと考えるからです
ご参考になりましたら幸いです
質問した人からのコメント
2016/6/23 07:45:03
早速のとても分かり易いアドバイスありがとうございます。
>そもそも確定拠出年金は本人がしっかりと主体性をもち自分自身で運用すべきものなので親がさきまわりする必要はない
特に上記のアドバイスは、子供の今後の自立を促すためにも
大変勉強になったひと言でした。ありがとうございます。
ファイナンシャルプランナープラス親としての立場でのアドバイスに感謝しました。