確定拠出年金とNISAの比較
専業主婦(第三号被保険者)の方は、月23,000円を上限に確定拠出年金個人型に加入が可能になります
そもそも所得がなければ、確定拠出年金に加入するメリットは少ないですが、以前お勤めしていた際に
確定拠出年金をやっていて、残高を持っているような場合は検討する価値があります
特に、老後資金作りを考えればNISA(少額投資非課税制度)より、非課税の対象が大きくなり有利です
確定拠出年金 | NISA | ||
掛け金 | 年間276,000円まで | < | 年間1,000,000円まで |
掛け金の非課税メリット | 全額所得控除 | > | なし |
運用益の非課税メリット | あり(加入全期間にわたって継続) | > | あり(ただし運用期間5年間のみ) |
運用商品 | 定期預金含むすべての商品が対象 | > | 株式、株式投資信託など |
非課税で受取可能な収入
パート勤めの方は、これまで103万円で収入調整をしていたところ、
さらに年間276,000円分収入を増やすことができます
なぜならば、確定拠出年金の掛け金が全額所得控除になるからです
(働き方によっては社会保険加入の対象となりますので、お勤め先にご相談ください)
確定拠出年金加入前
確定拠出年金加入後
節税メリットの確認
公務員の方の場合は、月の上限12,000円と少額ではありますが、
確定拠出年金個人型に加入が可能です
確定拠出年金の一番のメリットは、掛け金全額所得控除という点です
ご自身の節税メリットを確認する方法は以下の通りです
1)源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引き課税所得を算出する
2)算出した課税所得を税率表にあてはめ、対象となる所得税率を確認する
課税所得額 | 所得税率 |
195万円以下 | 5% |
195万円超 330万円以下 | 10% |
330万円超 695万円以下 | 20% |
695万円超 900万円以下 | 23% |
900万円超 1,800万円以下 | 33% |
1,800万円超 | 40% |
例)課税所得400万円の場合 所得税率20%
3)年間の確定拠出年金掛け金額に算出した所得税率と住民税率(10%)を掛けると、節税メリットが分かる
課税所得400万円で年間掛金が12万円(毎月1万円の積立)の例
12万円 x (20% + 10%) = 36,000円 (得する税金の額)
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