前田 菜緒

ロボアド取材してきました!【THEO編】

こんにちは。

確定拠出年金相談ねっと認定FPの前田です。

楽天証券「楽ラップ」に続き、今回はお金のデザイン「THEO」について取材してきました!

今回の取材メンバーも、楽天証券の時と同じ、相談ねっとの青山さん林さん、そして私の3人。

 

実は、お金のデザインさん、金融機関でありながら、従業員の半分がエンジニア出身者、半分が金融業界出身者という異業種の人たちで成り立っている会社。

 

社内には、いろいろな考え方が溢れているようで、とても個性的な会社です。

 

そんな個性あふれる会社のロボアド、「THEO」にはこだわりがたくさん詰まっていました。

 

運用面でのこだわり

THEOは、1万円から投資をはじめられ、1万円から積立できて、手数料は1%(年率)のロボアドサービス。

 

取材を引き受けていただいたカスタマーエクスペリエンス部の井上さんは、「1%の手数料は高い。ネットでよくそう言われています」と話します。

 

確かに、現在、日本で提供されているロボアドサービスの中で、1%の手数料は最も高いです。
先日取材に行った楽ラップは、0.7%ですし。

 

ただ、井上さんは、

「1%の手数料に見合った価値を提供しています。ポリシーを持っています」

と話します。

並々ならぬ力強さを感じました。それもそのはず、運用を考えているのは、ロボットではなく4人のすごいメンバー。その4人は、THEOのHPで見ることができます。

 

このページの下の方で、4人のことが書かれているので、参考までに。

この4人によって運用が決定され、こだわりの運用がアルゴリズムによって実行されるのです。

 

そのこだわりは、買い付けタイミングにもあらわれています。
THEOは、NYに上場しているETFを買い付けます。NYの市場が開くのは、日本時間の夜。

 

運用部門は、NY市場が開くまで会社に残り、買値と売値の差を考えて、発注をかけるのだそう。

 

こうすることで、運用コストを下げることができるのです。

 

夜遅くまで会社に残り、買い付けのタイミングを見計らうというこだわりのすごさ。

 

冬のNY市場は日本時間の23時半に開くので、その時間まで会社に残っているということです。余計なお世話かもしれませんが、「終電、間に合うのかな」ちょっと気になりました。

 

リバランスへのこだわり

THEOはリバランスの頻度が他社に比べて高いです。

 

リバランスとは、ポートフォリオの配分比率が変動した時に、元の配分比率に戻すことです。

 

リバランスを行うことで、運用成績の向上につながりやすいと言われています。

 

リバランスが実行される時期については、ポートフォリオの配分比率が崩れた時に行うのではなく、1ヶ月毎、3ヶ月毎に定期的に行われるとのことでした。

 

リバランスの頻度が高いと「その分コストがかかっているのでは?」という疑問が出てきます。

 

しかし、それは、誤解。

 

リバランスにかかる売買コストは、手数料1%に含まれており、資産から差し引かれるわけではないとのことでした。

 

その言葉を聞いて、安心できました。
リバランスにもこだわっていますね。

 

分散投資へのこだわり

THEOは30種類以上のETFの組み合わせにより、世界86カ国、11,000銘柄に投資しています。

投資家個人で考えた場合、一人あたり何本くらいで運用されているのか、質問したところ、金額にもよりますが、10万円以上になると30銘柄くらいで運用されているそうです。

 

30銘柄くらいになると、最適なポートフォリオになるので、1万円から投資は始められるものの、10万円以上がオススメとのことでした。

 

また、分散投資の手法としては、「最小分散法」という手法が用いられています。

 

これは、リスクを最小化する手法です。
どのファンドに投資するかを決定する際、過去のリターンを参考にすることがあります。しかし、過去のリターンが将来にも当てはまるわけではありません、リターンはあてにならないのです。

 

一方、リスクは過去も将来もそれほど変わらない。そこで、リスクに着目して、リスクを最小化する手法を採用しているとのことでした。

 

しかも、この「最小分散法」、過去の運用成績を見ると、実は一番良かったりするのだそうです。
リスクが小さくて成績が良いなんて、優等生!!

 

今後のTHEO

さて、現在、THEOは多くの会社と提携し、「THEO+」(テオプラス)がどんどんデビューしています。「THEO+」とは、提携先があるTHEOのこと。

「THEO+福岡銀行」や「THEO+JAL」など、提携先がどんどん増えています。

 

THEOは、今後さらに、提携先のアプリ等と連携し、ますます利便性を高めて、発展していきます。”銀行口座の残高の一部をTHEOで運用するのが当たり前”そんな未来も遠くないかもしれません。

 

今回も、取材の最後に、取材メンバーとお金のデザイン井上さんと一緒に写真をカシャしてきました。井上さん、ありがとうございました。

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「楽ラップ」の取材報告は、こちら
fpsdn.net/fp/nmaeda/column/971

 

「ウェルスナビ 」の取材報告は、こちら
fpsdn.net/fp/nmaeda/column/1331

 

「投信工房」の取材報告は、こちら
fpsdn.net/fp/nmaeda/column/1110

 

大和証券「ダイワファンドラップオンライン」の取材報告は、こちら
fpsdn.net/fp/nmaeda/column/1292
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