20代会社員 どうせ転職するのに確定拠出年金って意味があるの?

20代で転職を経験する方も多いですね

新しい職場でチャレンジすること、これは良いことだと思います

でも、収入の面でいうと考えるべき点もあります、例えば退職金です

 

一般的に3年未満の勤続では退職金がない会社が多いですね

5年10年といっても、それほど大きな金額での退職金も望めません

また今は「退職一時金制度」そのものをもたない会社も多くなっています

 

そんななか、なぜ確定拠出年金は「良い」制度なのか?

 

これは、税金面での優遇です

いわゆる退職金として受け取るお金には、税金の優遇があります

勤続1年から20年までの間は、1年につき40万円の所得控除枠が与えられます

それ以降は1年につき70万円の所得控除枠です

 

所得控除枠というのは、もらったお金のうち課税されない範囲という意味ですからこの金額が大きければ大きいほど、納税額が少なくてすみ受け取るお金が多くなるのです

 

仮に30年勤めた後の退職金の控除額は1500万円です

つまり退職金1500万円までは無税で全額受け取りが可能なので、「お得」なんです

 

 

っで、なぜ確定拠出年金?

 

はい、確定拠出年金は加入した期間を「勤続年数」とみなして60歳で受け取る際の退職所得控除として計算してくれるのです

 

はい、転職してもです、確定拠出年金で積立てを継続する限り、その期間がすべて退職所得控除の対象です

普通転職したら勤続年数はそこでリセットですから、確定拠出年金がいかに特殊な制度かご理解いただけると思います

 

では、退職所得控除の計算を継続させる具体的な仕組みは次のコラムで・・・

 

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