一人社長でも企業型確定拠出年金を選ぶわけ

奇数月に開催している法人向け確定拠出年金まるわかりセミナー

7月5日のセミナーもおかげ様で満員御礼

ネットでいろいろ探してやっとたどり着いた!という熱心なお客様にご参加いただきました

 

参加者のバックグランドはさまざまです

 

100人規模の会社の人事さんもいらっしゃれば、30人規模の会社の社長さん、ご夫婦で事業を営んでいらっしゃる方、税理士の先生などなど

 

会社の経営者ご自身は第二号被保険者なので、個人型確定拠出年金に加入する資格があります

同時に、企業型確定拠出年金導入の決定権もあります

 

いつも誤解されているのは、小規模事業所では企業型確定拠出年金を導入できないのではないのかという点

 

いいえ、たとえ一人社長であったとしても厚生年金適用事業所であれば、企業型確定拠出年金を導入できます

 

例えば私自身は株式会社アセット・アドバンテージの代表であり、厚生年金加入者です

しかし社員はおらず一人社長です

もちろん私には個人型確定拠出年金と企業型確定拠出年金のふたつの選択肢があったわけですが、私自身企業型を選んでいます

 

なぜなら・・・

老後資金としてつくれるお金の額が圧倒的に企業型の方が大きいから

 

です

 

額が大きいということは、その分税制優遇の効果も大きいということです

 

ネックはコストです

企業型の場合は、個人型と比較して結構な費用を負担しなければなりません

 

でも、私が導入している運営管理機関であれば、イニシャルのコストも月々のランニングも他社と比べ物にならないほど割安です

 

正直、個人型と企業型のメリットの差の方が断然大きく、知らないなんて本当にもったいないと思っています(なので、セミナーを定期的に開催してお伝えしているのです)

 

もちろん判断は人によって異なるでしょう

個人型で十分という社長もいらっしゃって当然です

 

私がセミナーでお伝えしている分岐点は、掛金です

毎月55,000円の拠出が問題なく実行できるのであれば、企業型がトータルでメリットが大きくなります

 

でも、売り上げが安定しない

将来への仕送りは、2万~3万円が限界、という方はコスト負担が重くなるので個人型がベターです

 

 

要は、確定拠出年金をご自身の人生設計においてどう使うか!なんですよね

 

小規模事業所の確定拠出年金の活用法はなかなか情報がないので、知っていただくチャンスが少ないのですが、ぜひ知るべき方には知っていただきたい情報です

 

詳しくは9月にまたセミナーを開催しますので、メルマガ等ぜひチェックしておいてくださいませ

 

 

関連記事

確定拠出年金(iDeCo)は、手数料が安い方がいいのか?
モーニングスターさんのこちらの記事はとてもいいですねメーカーにはできない「金融メディア」だからこその記事です iDeCo口座管理手数料の深層、手数料水準にみる金融機関の本気度 この記事に出てくるRK(資産管理機関)とは確定拠出年金において、ものすごく重要な機能をもちます加入者すべてのデータ、それも何十年にもわたる膨大なデータを管理するとこ……
人事担当者なら知っておきたい 社員が「個人型確定拠出年金に入りたい!」って言ってきたときの手続き
先日のDC法改正をうけ、今後「確定拠出年金に入りたい!」という社員さんが増えることが予想されます まず、現時点で個人型確定拠出年金に加入できる会社員は、会社に企業年金(厚生年金基金、確定拠出年金、確定給付年金)ない会社にお勤めの方つまり、もしあなたの会社に企業年金がなく厚生年金のみに加入しているということであれば、今すぐにでも社員が「個人型確定拠出……
50歳代からの確定拠出年金に関する相談です。
確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております以下の記事がベストアンサーに選ばれましたchiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh【質問】50歳代からの確定拠出年金に関する相談です。 長文ですが、アドバイスを宜しくお願いします。 現在、勤めている企業が確定拠出年金を導入する事になりました。会社側の説明によると;①原……
キャッシュバランスと確定拠出年金の併用制度でした。
確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております以下の記事がベストアンサーに選ばれましたchiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh【質問】年金制度について教えて下さい。最近複数のオファーレターをもらいました。この中で会社毎に年金の拠出率の異なることがわかりました。年基本給の7%と6.25%でした。これはやはり、7%……