制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
出資法の上限金利が20%に下げられて、いわゆるグレーゾーンが撤廃されてからというもの、ヤミ金は、利息では無く「手数料」という名目でいかに搾取するかを考えているようです。
ファクタリングは、事業者が売掛金などの「お金を受け取る権利」を期限前に現金化する資金調達の方法です。債権を買い取った者は、期限が来たら、直接、債権の支払い元からお金を受け取ります。それを個人に当てはめて、給与を受け取る権利を現金化します。
しかし、労働基準法により、労働賃金は直接労働者に支払われなければならないものなので、賃金債券を譲渡されても債務者の使用者から直接賃金を受け取る事ができず、一旦債務者が受けとってから渡すということになりるので、金融庁は貸し金に該当すると公表しています。
金融庁 ファクタリングに関数注意喚起https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html
「借金ではありません!」の謳い文句で勧誘していましたが、実態は貸し金であり貸金業者として登録をしなければならないこと、手数料としていたものは利息に当たる為、利息制限法を超えた分は無効になり、20%超えると出資法違反で刑事罰対象となることで、業者が減少してきました。
次に現れたのが、この「後払い(ツケ払い)現金化」です。
キャッシュバックがある物を、ツケで買う➝ 支払い前にキャッシュバック➝期日に代金を全額支払う
例えば、商品代金5万円、今なら50%キャッシュバックで25,000円受取り、期日に5万円支払うと言ったもので、何が問題?ってものですが・・・
もし、これ、それだけの商品価値が無いものだったら?もしゼロなら、25,000円のために50,000円を支払うってこと。
ファイナンシャルフィールド 『代金の支払い前にキャッシュバック? それ、ちょっとまった!』
手を替え品を替えても、注意する点はただ一つ。
「その現金を手にするために、いくら支払うのですか?」
そして、貸金業の登録の無い業者でも、返して貰わないと困るので、利用者の個人情報・身分証明書の画像を取得します。それを悪用されないとは言い切れません。
その点でも手を出さないことです。