制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
フィナシーさんの記事、続編です。
公的年金を増やすには、今の状態からは、なるべく長く働き、長く年金額を納めることが現実的です。
それだけでは心もとないので、それに上乗せを考える必要があります。
しかし、この家計から上乗せのお金をどう作るかが問題です。
まず、お金の流れを整えるところから始めました。
公共料金や家賃を口座振替にし、一カ所の口座に集めます。
使う予定のお金を現金で持っていたら「余分にある」と勘違いしてしまうので、振替分を口座(使う口座)に残し、引き出します。
お小遣い分を差し引き、別の口座(貯蓄口座)へ移します。
給料日の度に、振替分を同じ金額にリセットします。
使える金額を決めるのです。この範囲で「やれ」ということです。
これで、まず、生活防衛費を貯めます。
貯める流れを作り、生活防衛費が貯まったらiDeCo開始。
つみたてNISA開始。
流れが出来てしまったら、流し先を変えるだけです。
それでも、老後は生活費以外に医療費や介護費用が必要になり、今からでは老後に必要な資金を貯められないのでは、と思われますよね。
しかし、介護に◯百万円の準備が必要と言われますが、老後にいくら必要か、心配しすぎるとキリがありません。
いくら頭の機能が衰えても、全員が必ず認知症になるわけではないし、男性9年・女性12年の「誰かのお世話になる」期間(健康寿命と平均寿命の差)はあくまでも平均です。
(過去記事 男性9年 女性12年 参考にして下さい。)
例えば、ピンコロ地蔵のある長野県佐久市は、90歳以上の平均余命は3.9歳でも、活動余命は2.2歳で、誰かのお世話になる期間は1.2年です。
高齢者の医療費も全国平均を大きく下回り、高齢者の就職率日本一で、70歳以上で配偶者の居る率も日本一だそうです。
(参考:野沢商店街振興組合(ぴんころ会)HPより)
ここからも、長く働くことで頭も身体も健康でいられるという結果が出ています。
今できることをしていきましょう。
できるだけ長く働き、出来るだけ年金を作り、出来るだけの資産形成をしていきましょう。