こんにちは、品川の確定拠出年金相談ねっと認定FP、野原です。
いま、ご存知のように株高が続いています。
10/18現在で、
初めて2万3000ドルの大台を突破!
終値ベースでで3日連続史上最高値更新!
今年最高値更新、21,363.05円!
歴代3位タイの12連騰!
凄いですよね。
こんな時はいつもこのことわざを思い出します。
もうはまだなり、まだはもうなりということあり。この心はたとえば、もう底にて上がるべきと進み候ときは、まだなりという心をいま一応ひかえみるべし。まだ底ならず下がるべきと思うとき、もうの心を考うべし。必ず、まだの心あるときより上がるものなり。
もう天井(底)だと思ったらまだ上がる(下がる)ることもあるし、まだまだ下がる(上がる)と思ったらもう底(天井)だったということもある。
相場の天底を当てることはほんと難しいんですよね。
iDeCoやつみたてNISAなど、基本的にはほったらかしで資産運用できる制度が話題になっています。
そうはいっても僕らは感情のある人間ですから、まだ始めたてのひとは、完全にほったらかしにできずについつい売買したくなるひとも多いのではないでしょうか?
僕のお客様では、、、
ほったらかしにしているというより、ちょっと放置しすぎでしょ!というひとが多いのですが、せめて月1回はログインしてチェックしていただけるように、エクセルのシートを何枚も使用した、保有資産の管理サービスをご用意しています。
資産運用業界には、結局元手はいくらで、それが最終的にはいくらになったか、すぐに把握できるサービスがないんですよね。
銀行の通帳のように、いろいろやったけど元手の1,000万円がいま3,000万円になってますということがわかりにくいんです。
でもちゃんと管理してくれるひとがいればすぐにわかっちゃうものなんですよね。
それはともかく、、、
長期投資をテーマにしていると、投資信託の投資スタンスについて「インデックス(パッシブ運用)かアクティブか?」という議論が常にでてきます。
正直僕はどちらでもいいと思っていますが、なるべく楽したいので、それぞれの使いかたにこだわりがあります。
きっと参考になると思いますので、投資初心者にもやさしい、僕の投資スタンスをご紹介しますね。
インデックスを使ってアクティブ(積極的)に、アクティブを使ってパッシブ(受動的・消極的)に
特にいまみたいな上昇局面や、リーマンショックのような暴落局面において顕著になる特徴なのですが、一般的には、
インデックスファンドを利用 → マーケットの上昇・下落局面の影響を最大限受けれる
運用成果をインデックスに連動させることを目指しているので、基本的にはそのベンチマークとなる指数の動き次第。
マーケットに居座り続けることで、その影響をもろに受ける。
アクティブファンドを利用 → マーケットの上昇・下落局面の影響を最大限受けれない
基本的にはベンチマークを上回るか、利益を追求する運用を目指しているので、個別商品や銘柄の売買が前提となる。
個別商品や銘柄の選択眼や売買のタイミングが運用成果に大きな影響を与えるので、あたらないと好成績を残せない。
こういった違いがありますので、僕が採用している投資スタンスは下図のようになります。
パッシブ | アクティブ | |
インデックス | ◎ | ◯ |
アクティブ | ◯ | △ |
つまり、僕は保有資産のコアな部分の運用は、インデックスでほったらかしにする運用をしています。
当たり外れの影響を極力受けたくないのです。
なぜなら、当たり外れに頼ると将来の資金計画に狂いが生じるリスクが高まるからです。
良いほうへ狂ってくれればありがたいのですが、悪いほうへ狂ってしまうと稼げない老後が赤字に転落してしまう恐怖しかありません。
なるべく「当初の計画からブレない」ことがとても大事です。
また、アクティブファンドについてはその逆で、専門家集団がその投資方針にもとづいて運用しているため、詳細なとこまで僕らは把握できません。
任せるとこは任せて、下手に自分がまるでちょっかいを出すように、機動的にそのアクティブファンドを売買することが非効率だと思うので、ほったらかしです。
ところがそうはいっても、株があがってきた(下がってきた)とか、保有資産のバランスが崩れたという時や、この商品や銘柄はどうしても買っておきたいということも良くあるわけです。
例えば、
下落時にインデックスを買っておきたいという時は少額で積極的に買い増ししてリバランス(資産配分の調整)。
上昇時にインデックスを売っておきたいという時は少額で積極的に売りあがってリバランス。
この商品・銘柄は買っておきたいという時は、少額でコツコツつみたて始めるリアロケーション(投資対象・資産配分の見直し)。
この商品・銘柄は売っておきたいという時は、徐々に撤退していくリアロケーション。
こんな流れでやっています。
実はこの表の右上と左下、ここが案外重要な役割を果たすことになります。
この「少額」による行動が、心理的ストレスを緩和してくれるのです。
あなたはどうですか?
日々値段がかわるリスク商品(元本変動商品)を、長期間ほぼほったらかしにするという行為は、動物としての人間にとてもストレスを与えるはずです。
動物は変化を好み、変化に敏感です。
同時に、安定・安心を求める動物でもあります。
ただ、そのリスクをコントロールしようとせず「危険」と解釈してしまうと理屈もへったくれもありません。
逃げる、という回避行動へ走ってしまいがちです。
この回避行動は、ちゃんと考えられた回避行動であれば良いのですが、最悪の場合は思考停止、考えることを諦めるというナンセンスなことをしてしまうと問題です。
そんな時には、ストレスの逃げ道を用意しておくと、より継続しやすくなりますよ。
僕の年会費制の保有資産管理サービスでは、こんなこともやっています。
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