野原 亮

「可能性の宝庫」子どもの才能と、どうやってつきあっていけば良い!?

の中には才能があふれています。
その最たる例がどもたちの無限の可能性です。

こんにちは、品川(高輪ゲートウェイ)のFP相談ねっと認定FP、野原です。

 

お子さんが中学生にもなると思春期となり、心身ともに子供から大人に変化する時期に入ってきます。

ご両親にとっても、部活や勉強、特に受験・進学なども視野に入ってくるので、親子ともに多感な時期なのかもしれません。

唯一絶対の正解はないからこそ、親子ともに「考える」ことが特に多くなってくるころでしょう。

僕は子育てのプロでないばかりか、むしろ落第者なのですが、それでもいま感じていることを素直にご紹介したいと思います。

 

子どもの自立を阻む親

街中で、よくこんな光景をみかけます。

どうしてあなたはできないの!

 

その親もいろんなストレスがたまっているのでしょう、それをどうこう言うこともありませんが、
子供の人格を否定するような発言を頻繁にする親は、無意識のうちに「あなたには誰かが必要なの」というメッセージを子供に刷り込んでいるといわれています。

 

ところがそれがかえって、
いつまでも親を必要として欲しいというエゴを生み、子供を委縮させ自立を阻んでいます。

 

きっと全く無意識のうちではあるはずですが、わが子が無力であることを願い、
親の力がおよぶ範囲から飛びだそうとするのを阻止しようとしているのかもしれません。

 

人生で一度も否定されたことがない!?

教育先進国といわれる北欧諸国、世界で最も幸福度が高いといわれるデンマーク
ちなみに日本は53位。

デンマークの国土面積は、九州と同程度にもかかわらず、国民1人あたりのGDPは、実に日本の1.5倍です。

 

デンマークの学校の先生は、「ガイド役」というスタンスで生徒に接しています。
デンマークでは「人生で一度も否定されたことがない」と言い切れるかたが多いそうです。

 

きっと親としての接しかたも同様だと推測されます。
保護者」という感覚ではなく、親であり、子どもが成長する過程におけるガイド役ととらえられれば、何か異なる未来が見えるでしょうか。

 

これは、世界の最先端の教育事情だといえるのでしょうけど、よくよく考えてみると本当にそうでしょうか?
日本には全くない概念なのでしょうか?

 

違いますよね。

 

昔、「」という漢字はどう習いましたか?
漢字を分解して「木の上に立って見る」というように習いませんでしたか?

 

このスタンスはまさに、デンマークの「ガイド役」という発想に似ているように思えます。

 

こんなイメージなら「どうしてあなたはできないの!」とならずに、お子さんの人生のガイド役としてやるべきことが自ずと見えてくるのではないでしょうか。

 

「左ききのエレン」-ザ・サウスポー

右ききか左ききか、どちらが天才かというわけではもちろんありませんが、「左きき」の天才を描いたマンガがあります。
すごくハマりました。

アマゾン

楽天

 

天才になれなかったすべての人へ」と衝撃的に始まるマンガで、絵はちょっと残念ですが、ストーリーやキャラクターの表情がとても素晴らしく、つい引き込まれました。

普通を知らない、成功を知らない、挑戦を知らない、という人々の織りなす「生きるとは何か」を考えさせられるマンガです。

 

8万部超の発行部数をたたきだした「天才を殺す凡人」

「天才を殺す凡人」という衝撃的タイトル。

 

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楽天ブックス電子書籍

世の中には「天才」と「秀才」と「凡人」がいる。三者の間にはコミュニケーションの断絶がある。

凡人は天才を理解できず、排斥する。秀才は天才に憧憬と嫉妬心を持つが、天才は秀才にそもそも関心がない。秀才は凡人を見下し、凡人は秀才を天才と勘違いしている。

 

世の中、わかりやすさばかり追求されがちですが、実はよくわからないもの、今はわからないが後でわかるかもしれないものにも、本当は価値があるのではないでしょうか。

何度でも読めてしまう書籍です。

 

そして、これら2冊を併せて特集しているのが、こちらのコンテンツ。

 

また、組織論に応用したコラムがこちら。

 

あっという間に読めちゃうものの、その内容はとても奥深くなっていますので、ぜひ読んでみてください。

 

人の成長の可能性に賭ける

実は、いままでご紹介してきたことはそのまま「投資」という発想につながります。
積立投資はいま「資産形成」と呼ばれることが多いですが、まさに積立投資家にはピッタリです。

 

人の可能性というのは、その人の現在から未来への成長の「のびしろ」です。
ガイド役をするというのは、そののびしろをどう使うか選ばせてあげることです。

 

世界では日々、多くの人が生まれ、育ち、そして死んでいきます。
世界中の企業も同様です。

 

ところが、資本主義経済は違います。
姿カタチを変えながら、成長し続けています。

 

資産運用とは、この可能性に賭け続けることであり、その成長の果実を得るために、共に歩み続けることです。

だからこそ僕は、お金について学ぶことが生きる知恵にもなるし、これらを考えることが何かを生み出す原動力となると信じています。

 

家庭においても、学校においても、親・教師と子ども・生徒の関係が、
「教える・教わる」の関係ではなく、「いかに導くか・いかに学ぶか」という発想をもっておくと、何か変わるでしょうか?

お金について学ぶことと、自分や家族の人生や仕事について考えることと、何かリンクしていくでしょうか?

 

徐々に、お子さんの手が離れる中学生という時期に、親であるあなたが真剣に考えてあげてみてください。

いつからでも遅くはないはずです。
気づいて行動した時が、いつもスタート地点です。

 

 

 

人生有限、貯蓄無限
そのワクワクから、お金が湧く湧く

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