野原 亮

もしも、積立投資を通じて人権弾圧をしていることを知ってしまったら、あなたならどうしますか?

こんにちは。FP相談ねっと認定FP、野原です。

今年ももうお盆休み、日本人としては、太平洋戦争を思い出させる季節がまた過ぎ去ろうとしています。

数年前に亡くなった祖母は、私の誇りでした。

心残りは、戦争の悲惨な話をもう一度、ちゃんと聞いておくべきだったと後悔しています。
たしか当時の祖母は、福岡県の博多市に住んでいて、疎開していた時期だったかと記憶しています。

日本の主要都市が爆撃機による攻撃を受け、火災で炎が渦巻くなか、祖母が命がけで救った親子がいました。
布団を水で濡らして、空襲の炎のなかから動けなかった親子を、無事救出したそうです。

当時命をかけて国を救ってくれた先人たちに、我々は感謝の気持ちを伝え、その恩に報いるために、いま何かができるでしょうか?

時は流れ、75年後。

2020年、あなたが手にした特別定額給付金などの政府貨幣は、必ず財源の話にいきつきます。

根底に流れる緊縮財政の衝撃的ルーツ

はたして我々は、このお金を有効活用できているのでしょうか?

さて今回は、日本ではほとんど報道されない、故郷を奪われたウイグル人の人権問題のお話です。

一投資家には、どうしようもない残酷な現実

我々に資産形成は欠かせません。
特に積立投資においては主に、投資信託を通じて世界中の企業へと、間接的に投資しています。

ところがもし、投資先の企業やその子会社・取引先などが、人権弾圧をしていることを知ってしまったら、あなたならどうしますか?

個別株投資においても、投資信託においても、投資家がその会社の内情まで調べるのは容易ではありませんし、そもそも現実的ではありません。

しかしながら、実際は間接的に我々も、人権弾圧に関わっている可能性があるということは知っておいたほうが良いでしょう。

実際に投資を実行する運用会社にしても、その運用会社に運用を任せている我々も、各種のインデックスも、ESG投資などの綺麗ごとだけでは済まされないことが、複雑に絡み合っているのです。

我々はそれを知っていなければいけないし、ましてや教育者、子どもたちのという立場であるなら、これを伝え続けなければなりません。

私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~|清水ともみ|note

ウイグル人権問題を通じて、日本の未来を考えよう!

6月にアメリカで「ウイグル人権法案」が成立しました。
そしてさらに、追加法案成立へすでに動きだしています。

ウイグル人権法案、じつは「日本企業」が他人事とはいえない可能性

ウイグル人強制労働、日本企業に影響

我々には何ができるでしょうか?

ツイッターはよくわからないのですが、「みるこん@milk_complex」という方が、

#ウイグルを助けたい
#日本でもウイグル人権法を

ということで署名運動をされています。

□ ご賛同頂ける方は署名のち用紙記載の住所まで郵送下さい ※住所は都道府県から
□ 衆議院・参議院に提出するので、署名は2枚お願いします
□ 自宅で画像を印刷するか、コンビニのネットプリントもご利用頂けます
□ 年内はずっと集めてます

署名用紙は、セブンイレブンに加え、ローソン、ファミリマートでも印刷できるようになりました。
コピー機の画面に番号を入力するだけなので簡単に印刷できます。

セブンイレブン:予約番号69425599
ローソン&ファミマ:ユーザー番号9PN3P5GY6M
※どちらも8/19まで利用可

共感していただけた方は、ぜひ協力していきましょう。

強大な力と戦うために、非力な言論で戦う。

変わらないとわかっていても、変われると信じて戦い続ける。

我々、民主主義国家の日本国民にできるのはそれくらいかもしれない。

さぁ、あなたならどうしますか?

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