五十嵐 義典

ねんきん定期便相談事例集「専業主婦の妻の年金、増やす方法はありませんか? 」

ご覧の皆さま、こんにちは。

FP相談ねっとのねんきん定期便相談事例集で執筆しました「専業主婦の妻の年金、増やす方法はありませんか? 」が掲載されました。

ねんきん定期便に記載されている額をそのまま受け取るとは限りません。年金額が毎年度改定されるというのも事実なのですが、定期便に記載されていない額があったり、自分で年金を増やす方法があったりします。

事例集に関して一点補足です。

60歳以降厚生年金に3年加入した場合、事例に記載のとおり65歳以降の年金は増えますが、65歳以降の年金だけでなく、60歳台前半の年金も増やすことができます。

本事例は62歳が支給開始年齢ですが、60歳から3年間厚生年金に加入した場合、まず60歳から62歳までの2年の加入期間分が62歳から受け取る年金(報酬比例部分)に反映され、定期便記載の額より2年分増えることになります。

そして62歳以降63歳までの1年の加入期間分については63歳の退職時に再計算され、残り1年分が増えることになります。結果、63歳から65歳までに受け取る年金は3年の加入分が反映された額となります。

増やす方法はいくつかありますので、比較検討する価値がありますね。

関連記事

【メディア実績】現代ビジネス「届いた『ねんきん定期便』を読まずに捨てていたら……『受給直前』に気づく、取り返しのつかない事態」
ご覧の皆さま、こんにちは。 活動拠点は横浜。公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、ハマのCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。 現代ビジネスで新規記事「届いた『ねんきん定期便』を読まずに捨てていたら……『受給直前』に気づく、取り返しのつかない事態」が掲載されました。 定期便は捨てずに確認することはもちろん、その……
【メディア実績】12月20日・日本経済新聞夕刊5面「家計のギモン」掲載
ご覧の皆さま、こんにちは。 活動拠点は横浜。公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、ハマのCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。 「日本経済新聞」で、今年最後にして今年5回目の取材をいただきました。 今回はこれまでの「マネーのまなび」ではなく、12月20日・夕刊5面の「家計のギモン」のコーナーです。 そちら……
65歳以上で働いている人の年金、12月15日に増える!
ご覧の皆さま、こんにちは。 活動拠点は横浜。公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、ハマのCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。 年金制度改正によって2022年から「在職定時改定制度」が導入されることになりました。今年はその在職定時改定についての取材協力や執筆、研修講義の機会をたくさんいただきましたが、対象となる方はい……
【メディア実績】ファイナンシャルフィールド「60歳定年を過ぎても働きたいです。60歳以降に給与が減ると給付が受けられることがあると聞いたのですが、どのような制度ですか? (4)年金との調整を確認」
ご覧の皆さま、こんにちは。 活動拠点は横浜。公的年金、若年層の金銭教育を得意分野とする、ハマのCFP®・社労士・1級DCプランナーの井内(いのうち)です。 ファイナンシャルフィールドで新規記事「60歳定年を過ぎても働きたいです。60歳以降に給与が減ると給付が受けられることがあると聞いたのですが、どのような制度ですか? (4)年金との調整を確認」……