ご覧の皆さま、こんにちは。
私の住む神奈川県は、5月にしては寒いくらいの日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
東洋経済新報社様の「東洋経済オンライン」で新規に執筆しました記事「年金開始「60歳vs.65歳」、受取り額逆転は何歳か」を掲載頂きました。
今回は老齢年金を前倒しで受け取る繰上げ受給制度についてです。
繰上げ受給には減額率によっての老齢年金の減額があります。もし繰り上げる場合は、繰上げ受給の場合と65歳受給開始の場合のそれぞれの生涯受給累計額を比較し、累計額の逆転年齢・時期を見ることがあるかと思います。
しかし、老齢年金の繰上げは、障害年金や遺族年金など他の年金との関係でも注意点があり、他の年金を含めて累計額を考えると、逆転時期が大きく変わることもあります(場合によっては60歳台後半で逆転するということも!)。そのため、家計状況はもちろんですが、ご自身の健康状態や家族構成なども踏まえて繰上げを行うか考える必要があります。
実際に年金事務所等で繰上げ請求の手続きを行う場合は、窓口でまず繰上げの注意点について説明を受けることになり、注意点を理解した上で、請求を行うことになります。
もし繰上げ受給する場合は、繰上げ後に後悔しないよう、数多くある注意点の中でご自身に関係しそうな項目をしっかり確認した上で請求したいところですね。