
こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!
【過去のコラム】
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 1章 】2000万円問題の報告書
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 2章 】投資と投機の違い
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 3章 】投資信託ってなに?
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 4章 】一括と積立どちらがおススメ⁇
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 5章 】株価がこれからも上がり続ける理由
長期・分散・積立投資の話をこれまでしてきました。
つまり、国は、長期間しっかりと分散する投資信託を持って、
リスクヘッジをしてコツコツ積み立てしていきましょう、
そうすればしっかりと資産は増えていく、
そのような投資をして、しっかり成長させていきましょうということを言っています。
それでは、具体的にやっていきましょうとなった時、
どういうふうにしたらいいんですか?ということですが、
やっぱりこの代表選手はNISAです。
NISAというのはそもそも何なのかというと、非課税口座のことです。
つまり、NISAをするのではなく、NISAという口座、器を作って、
そこで長期・分散・積立投資やろうよ、具体的には投資信託を買っていきましょうということなのです。
この投資信託をNISA口座で持つメリットは何なのかというと、
投資信託を普通に持って、資産が増え、そろそろ使おうと思って売却したとします。
するとこの増えた資産に対しては約20%の税金がかかります。
これは当然です。
ですが、NISAは非課税口座なので、
この増えたものに対しても、もちろん元金に対しても税金として取られるものはありません。
つまり上がり下がりしながら資産は増えていくと思いますが、
この増えたものをまるまる自分の資産として引き出せるということで、
どうせなら税金は取られないほうがいいよね、という話です。
重要なのはNISAをやらなきゃ損だとか、
やらなきゃ人に置いてかれると思ってる人がいますが、
そもそも資産が増えなければ税金も取られませんし、
大切なのは長期・分散・積立投資をすることであってNISAはあくまでもおまけなのです。
やらなきゃいけないわけでもありませんし、
中には、面倒なのでNISAでなくても良い、普通の口座で税金取られても良い、
そのような人もいるくらい、ここにこだわる必要はありませんが、
どうせだったら非課税の方がいいよねという話です。
要するにこんだけ大盤振る舞い、非課税にしてでも国は投資をさせたかったということです。
では、いよいよNISAを作りましょう。
どこかの証券会社に申請して口座を開設するわけですが、
通常は特定口座ですが、一人一口座、NISA口座というものにバージョンアップさせられるわけです。
だから特定口座を作って、それをNISA口座にしますと言うと、非課税の口座が持てるわけです。
これは一人一口座というルールなので、
例えばAという証券会社で口座を作り、あなたはもうAにNISA口座を持っているのであれば、
Bという証券会社では普通の特定口座はできるけど、NISA口座は持てないよという話になります。
ところが多くの人が勘違いしていることが、年を跨げばいけるということです。
年に対して一人一口座なので、
例えば2024年はAという証券会社で自分は積み立て投資とかをしていました。
これはNISA口座です。
ただ、やっぱりBという証券会社に変えたいなと思ったから、
2025年はBという証券会社に口座開設をして、ここでNISA口座を作りたいとなった時、
Aという証券会社に来年はBで作ります、という申請をします。
するとAからお勘定の廃止通知書というのがもらえます。
これをもらってBに提出すれば、Bで2025年はNISA口座が出来上がります。
この時にポイントになるのは、2024年のNISA口座は無くなっていません。
だから2024年はAという証券会社でNISA口座があって、これはずっと運用されていきます。
でも2024年なので、2025年になった時は買い付けができません。
2025年はBという証券口座で作って、Bという証券会社でNISA口座を作って持っています。
だから2024年のAと2025年のB、両方ともNISAです。
2026年はCにしてもいいし、もう一回Aに戻してもいいし、このままBで続いてもいいし、
年に一回選べるということです。
分かるようで分からなくてややこしいですよね。
自由に作らせてと思いますが、そのような制限がありますが、
年に1回変えられるので、こちらを選んだら損するかな、というのはあんまり関係がありません。
重要なのはそこで何を買うかで、長く続けるかどうかということです。
そもそもNISA口座自体に手数料とかかかりません。
口座を作っているだけなので、
Aという証券口座を作ったら手数料抜かれた、Bは抜かれなかったということはないので、
気楽に選んでいただいたら良いですが、あえて選び方を考えた方がいいのは商品ラインナップです。
商品の数が異様に少ない所があります。
何かを意図してそのようなものを売りたがっている感じがありますし、
そもそも選べなければ、良い商品を選べないかもしれないということなので、
基本的には商品は、最低数百本はある方がいいんじゃないかな、というふうに思います。
ちなみにNISA口座の中で買える投資信託は約2000本あります。
ベストは2000本買えるのが一番良いですが、せめて数百本は買えないといけません。
何十本では話にならないかな、という感じがします。
ちなみにNISAは投資信託以外にも、株も買えます。
投資信託と株を買えるけど、長期・分散・積立投資でおすすめだよと言ったのは投資信託でした。
NISA口座について、これもよくある質問に、
つみたて投資枠と成長投資枠がありますが、どちらが良いの?というものがあります。
つみたて投資枠VS成長投資枠、
みたいな言い方をしている人がいますが、これは間違いです。
このように考えてください。
NISA口座=成長投資枠です。
NISA口座とは成長投資枠のことなのです。
NISA口座は非課税です。
非課税なので、国の大盤振る舞いなので、上限があります。
1800万円の上限、あなたのNISA口座、非課税は元金で1800万円というルールです。
元金なので早めに入れていった方が良いです。
そこから増えたものは1億円まで増えようが、2億円まで増えようが、
元金1800万円は非課税なので、ここからどれだけ増えても全て非課税です。
トータルで増えたものが1800万円ではありません。
入れる元金が1800万円まで非課税です。
だから早く入れて長く置いた方が、増えた分全てが非課税になるので、お得だと言われています。
分かりました!早い方がいいんですよね、それでは1年で入れてしまいます。
これはダメなのです。
1年の上限のルールもあって、それが360万円です。
年間360万がマックスで、トータルとして1800万がマックスです。
これがNISAのルールです。
なので最短でいくと5年です。
5年で埋めるという話になっているわけです。
これがNISA口座=成長投資枠です。
このNISA口座=成長投資枠の中に、国が3分の1だけ制限をかけた器を作りました。
全体の中の3分の1、つまり年間で言うと360万円の中の120万円がマックスです。
そしてトータルとしては1800万円ではなく、600万がマックス、3分の1だけ制限をかけた箱を作りました。
これがつみたて投資枠です。
これは制限がかかっています。
そもそもNISAは2000本の商品を買えます。
株も買えます。
でも、つみたて投資枠、制限をかけた箱の中では約300本の投資信託しか買えません。
この300本はどのように選んだのかと言うと、基本的には手数料の安いものです。
手数料が安いということは、インデックスファンドが中心になっていたり、
購入手数料という手数料がそもそもかからないというルールのものだったり、
とにかく手数料が安いものを集めてきています。
これが一つ目の制限です。
もう一つ制限があり、積み立てでしか買えないということです。
よく勘違いされます。
つみたて投資枠VS成長投資枠という覚え方をしているので、
つみたて投資枠は積み立てで買い、成長投資枠は一括で買うと言いますが、それは違います。
成長投資枠イコールNISA口座なので、積み立て、成長、どちらもできます。
つみたて投資枠は積み立てしかできません。
また、つみたて投資枠はローリスクローリターン、成長投資枠はハイリスクハリターン、
成長投資枠はハードルが高いので、つみたて投資枠をやります、と言われたりもしますが、
これも違います。
つみたて投資枠で買える商品は全て成長投資枠でも買えます。
つみたて投資枠に制限がかかっているだけです。
つみたて投資枠で最大の120万円やりました、300本の中からAという商品を選び積み立てしました。
これと同じことを成長投資枠でもできます。
でも成長投資枠でやっているものをつみたて投資枠でやろうと思うと、
成長投資枠の2000本の商品の中で選んだものが、つみたて投資枠の300本に入っていなければ買えません。
だから、つみたて投資枠=成長投資枠ではなく、
成長投資枠の中につみたて投資枠という制限がかかったものがあるよ、と理解してください。
では、なぜそのように制限をかけたのか?
それは長期・分散・積立投資という国が推奨している、
素人の人がほったらかしにしても安心できる仕組みで、
やっぱり積み立てが安心して長く続けられるよねというふうにしたということです。
そして、2000本の投資信託の中には、
残念ながら飲食店でいうとぼったくりバーみたいなところもたくさんあるわけです。
そのようなものがあっても、どうしたら良いかわからないと思います。
そこで、手数料が安いものばかりを集めておけば、悪い人は手数料が安い商品にはあまり手を出しません。
手数料で儲けを取るわけなので。
手数料が高い商品の中にはぼったくりバーが含まれている可能性があるわけです。
マクドナルドみたいなフリをしたぼったくりバーはほとんどありません。
ただ、銀座のお寿司屋さんとか高級キャバクラとか、
このようなイメージの中にはぼったくりバーもありそうです。
つまり、ファーストフード店のようなものばかりを集めました、という安心感です。
国が、NISAで素人の人が多く参入してきた時に、その人たちが騙されないように、
優しさで作ってくれたものがつみたて投資枠です。
だからつみたて投資枠がローリスク・ローリターンだと言われる所以はわかりますが、
ローリスク・ローリターンというよりは、素人の人でもとっつきやすい仕組みだよ、ということなのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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