こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!
【過去のコラム】
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 1章 】2000万円問題の報告書
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 2章 】投資と投機の違い
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 3章 】投資信託ってなに?
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 4章 】一括と積立どちらがおススメ⁇
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【 5章 】株価がこれからも上がり続ける理由
▶︎ 素人の人がほったらかしにしても安心できる資産形成術!【6章】NISA・成長投資枠vs積み立て投資枠
「長期・分散・積立投資をやりたいです。何からやったらいいですか?」
「まずは、NISA口座を作ってください」
「OK!作りました。証券会社に口座を作りました」
いよいよ商品を選びます。
「何を買ったらいいでしょうか?」
ここでインデックスファンドとアクティブファンドという、
大きく言うとどちらかの投資信託を買うわけです。
この中に商品がいっぱいあるわけです。
インデックスファンドという種類の投資信託がいっぱいあり、
アクティブファンドという商品の投資信託がいっぱいあるわけです。
大きくこれどちらが自分に向いてるのか、といった話をしていきます。
そもそもアクティブファンドに対する誤解がすごく多いので、今回はそのお話を中心にしていきます。
インデックスVSアクティブみたいな書き方をされますが、
そもそもアクティブファンドが何なのかということを、勘違いされている方が多いのではないかと思っています。
インデックスファンド
まずは、インデックスファンドからいきます。
インデックスファンドというのは外食産業で例えたらファーストフード、
マクドナルドというふうに覚えてください。
インデックスファンド=ファーストフードと覚えてください。
まず過去の実績を見ます。
未来ではありません。
過去どれだけ頑張ったかという企業を見ていきます。
その企業が一生懸命頑張ったものが時価総額、
これだけうちは会社を大きくしました、という実績に現れます。
この時価総額の大きいもの順に世界の上から3000社を集めてきて、
それを上から順番に、一番上を一番たくさん買い、
少しずつ少しずつ減らしていくという、按分形式、加重平均という買い方をして、3000社全部買います。
すると、これは世界のトップ3000社なので世の中の市場の平均値を取れる、このようなイメージです。
このように市場の平均に寄り添っていこう、というものをオルカンと言います。
オールカントリーの平均値を取ろう、全世界のインデックスファンドなのです。
インデックスファンド、インデックスというのは日本語で指数という意味ですから、
全世界の指数にピタッと寄り添うように投資していきましょうということです。
これをやっています。
中身は常に変えていってくれます。
その時の市場の平均値に一番近いような形になるようにしてくれます。
S&P500はアメリカの上位500社、
時価総額の大きいもの順に500社を集めてきてパサッと買うので、
アメリカの市場平均を取りに行けるということです。
これらのメリットはとにかく手数料が安い。
時価総額は誰が見ても一緒なので、コンピュータが勝手にやってくれます。
コンピュータがやるので基本的にはとても安く、
時価総額は誰が見ても一緒ということは、
5つの運用会社がインデックスファンドを作ったとしても、みんな同じになります。
つまり、手数料の引き下げ合戦をやり、大量生産、大量消費をできる一番大きな会社が勝ちます。
大量にバーッとみんなに加入してもらって、その分手数料下げれば良いわけです。
まさにファーストフードです。
まさにマクドナルドです。
たくさん店舗を作って、たくさん仕入れをするから、たくさん金額下げられる。
みんなに入ってもらって、みんな同じ味、いつも同じ味で安心。
アクティブファンド
一方のアクティブファンド。
これがいろいろな誤解を生んでいます。
1つ目の誤解
インデックスファンドは市場の平均を取ります。
アクティブファンドはその市場の平均以上のパフォーマンスを目指します。
といったことを書いていたりしますが、全く違います。
意図して、そのような言い方をしているのではないかと思います。
アクティブファンドはオンリーワンです。
独自の哲学に基づいた、独自の自分たちのランキング、レースがあり、
自分たちの独自のルールのランキングで導き出した企業を買い付けてくるということをしています。
つまり、時価総額というレースをそもそも走っていないので、
インデックス以上、市場以上というものをそもそも意識してません。
ところがアクティブファンドもたくさんあるので、中にはそのようなものもあります。
アクティブファンドの中でもインデックスを意識しているアクティブファンドは、バカにされています。
え?お前アクティブで手数料それなりに取っているのに、コンピューターの真似してるの?
と言ってバカにされる、これはダメなアクティブファンドです。
優秀なアクティブファンドというのは、
ミシュラン5つ星を取っている、そんな銀座にあるお寿司屋さん、そのようなイメージです。
だから自分たちの投資哲学があります。
銀座のお寿司屋さんも自分たちが出したい料理の哲学があるはずです。
それを表現するために築地の市場に行って自分で仕入れをするわけです。
これをこういうふうに作ったらいいよね、みたいな感じで料理をするわけです。
これだと、それぞれに価値観が違うと思いませんか?
みんな同じ方向ではないですよね。
この食材が良いという人もいれば、これはいらないという人もいて、
みんな違うのです。
個性があるということです。
例えば、インデックスファンドが過去の東京マラソンのレースを走った人、
去年のレースを走った人全員の平均タイムを集めてきました、というものだとすれば、
アクティブファンドは未来を見ているのです。
来年のレースを考えた時、来年のレースはかなり起伏が激しい、しかも夏。
OK!夏に起伏が激しいところを走ってもタイムが落ちたりリタイアしなかった選手、
まずはここを抜粋していきましょう。
この人たちの中で、来年にさらに力をつけてピークをさらに伸ばしていく、
伸びしろがありそうな人を集めてきました、みたいなことをやるわけです。
見ているところが全く違うと思いませんか?
例えば、インデックスに比べて、アクティブはそれ以上を目指しますという言い方をすると、
アクティブはインデックスよりハイリスク・ハイリターンだと思いませんか?
違います。
考えてみてください。
インデックスファンドは時価総額の大きいもの順に上から並べているので、
半導体系の会社がたくさんあります。
半導体不足になった瞬間、全て下がります。
でもアクティブファンドの中には下がり局面に強い、市場が下がっている時にこそ力を発揮する、
そのようなランキングで集めてきた投資信託もあります。
これは生活品とか半導体とか、流行りに一切流されない企業ばかりを集めてきているので、
リスクに強いです。
つまりリスクが減るのです。
このような投資信託もあります。
つまり独自のルートを行くので、リスクを少なくするものもあレバ、下がり局面に力を発揮するものもあります。
上がり下がりするけどバシバシ増えていくものもあれば、
長期間長く増え続ける仕組みみたいなものを追求しているものもあり、みんな違うのです。
なので、市場の平均以上を目指しますと言われても、
そのようなものは一切見てませんというのが優秀なアクティブファンドです。
これがアクティブファンドが誤解されてると思う1つ目です。
(次回に続く)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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