末次 ゆうじ

確定拠出年金(DC)、iDeCoを活用して「じぶん年金を自分運用で」資産形成!

こんにちは、確定拠出年金相談ねっと認定FPの末次ゆうじです。

 

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確定拠出年金の口座デビュー

4月から新社会人のになられた方 「ご就職おめでとうございます!」

また転職した方など新年度で環境が変わった方も多いかと思います。

 

社会人デビューした方は、会社に企業年金がありその企業年金が

確定拠出年金(DC)なら、給与振込口座と同じく確定拠出年金

(DC)の口座も持つことになります。

 

また、会社によってはこの会社の制度である企業型の確定拠出年金

制度を使うか? (加入者になる) 使わないか? (給与として受け取る)

決めないといけない方もいるでしょう。それは、新社会人に限った

ことではないですが、この時期は確定拠出年金(DC)に関して、ご相談

が多くなる時期でもあります。

 

企業型DCの導入企業では、新入社員が入ってきて、定期的に開催される

確定拠出年金の制度や継続セミナー、投資教育セミナーなども多く開催されます。

企業型DCの加入者は、会社でセミナー等、開催される場合は、まず参加をして

居眠りをぜず真剣に聞いてほしいところです(笑)

 

自分の将来の退職金(資産)ですから。

 

 

 

制度と運用は別

 

制度の説明や商品ライナップなどは、会社でセミナーがある場合は、専任の講師から

説明があるかと思います。セミナーの内容等の詳細は異なってくるケースも当然あり

ますが、制度は、最初は難しいと思う方もいますが毎年仮に同じ内容のセミナーなら

真剣に聞いている方は、理解はできるかと思います。

 

しかし、この確定拠出年金は、実際は各自で将来の退職金になる自分の資産を何で

運用するか自分で決めなければいけません。(配分指定といいます)

 

今まで運用などやったことがない方にとっては、かなりハードルが

高い作業が待ち構えています。

 

今は少なくなりましたが、慰安旅行で、全行程フリーなので、

オプショナルツアーを組んでください。みたいなものです。

でも旅行の場合は、自分の好みや趣味などワクワクしながら旅行の工程選択は、

皆さんできると思います。 いかがでしょうか?

 

しかし、運用商品の選択となれば、何を選択していいかさっぱりわからない。

と最初からあきらめている方も少なくありません。

 

この運用こそ自己責任のもと、自分で決めて、運用しなければいけないのです。

 

 

確定拠出年金は、自立型のじぶん運用年金なのです。

 

 

前回のコラムでもお伝えしたように、運用に関して、定期預金など元本確保型商品(主体)

で運用する方法もありますし、一方、投資信託(元本変動型)を組み入れて運用していく

こともあります。

 

自分の意志で運用ができるのがメリットなんです。

 

 

投信信託で運用する場合は?

投資信託で運用する場合は、将来受け取る年金資産が確定しているわけではなく、現金化して

初めていくらになったと確定します。将来いくらになるかは未確定ですが、自分が投資した

資金以上に年金資産が増える可能性もあるのです。

 

 

仮に預け先の金融機関が破たんした場合ですが、定期預金の場合は、預金保険機構の対象で、

一金融機関あたり元本1,000万円までと利息が保護されます。

 

保険商品の場合は、生命保険商品の場合は、生命保険契約者保護機構により、

責任準備金(保険会社が将来の保険金、年金の支払いのために用意している準備金)の90%が補償

されます。

 

では、投資信託の場合はといいますと、結論からいうと「全額保護」されます。 

(投資信託の資産は信託財産として信託銀行固有の資産と分別管理されているため、仮に販売会社、

運用会社や信託銀行が破たんしたとしても資産としては守られます。)

 

 

 

投資信託で運用する場合のポイント

投資信託で運用していく場合、一つのポイントとして、「運用手法」の選択があります。

パッシブ(インデックス)型運用とアクティブ運用の2種類があります。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)で口座は作る時のポイントでもお伝えしていますが、

その中の一つ、「投資信託で運用する際にかかる費用(信託報酬)が安い」

ということがあげられます。

 

 

 

 

 

主要金融機関のカテゴリー別の信託報酬の比較

各金融機関の個人型確定拠出年金(iDeCo)の各カテゴリー別に信託報酬の一番安い

数値を記載しています。投資信託で運用は、将来の年金資産が不確定なので、運用の

際にかかるコスト(信託報酬)ができるだけ安いファンドを選ぶことも重要な考え方

の一つです。

 

(注意・確認事項)

※➀ 信託報酬は税込みで%で表記しています。

※➁ 2017年4月5日現在の数値です。

※➂ 特定の金融機関を推奨目的としたものではありません。あくまで情報提供の一環として

   私、末次祐治が調査確認したものを記載しております。運用に関しては、全てお客様の

   ご判断と責任でお願いいたします。

 

金融機関 国内株式 外国(海外)株式 国内債券 外国(海外)債券 国内リート 海外リート(日本を除く)
楽天証券  0.2052 0.243 0.162 0.216  0.2808  0.3024
SBI証券  0.2052 0.2268 0.1296 0.2268 0.27以内 0.3024以内
スルガ銀行  0.5616 0.594 0.486 0.5616 1.026 0.5724
りそな銀行  0.1944 0.27 0.162 0.2484 1.026 0.5724
大和証券  0.27 0.27 0.27 0.2484 0.594 0.5724
野村証券  0.2052 0.2376 0.1728 0.2268 1.026 0.5724 
三井住友海上火災保険  0.25  0.56  0.45  0.55  0.95  設定なし
東京海上日動火災  0.243  0.216  0.1512  0.1944  0.918  0.5724
あいおいニッセイ同和損害保険  0.6165  0.2268 0.1728   0.2268  1.026  設定なし
金融機関 国内株式 外国(海外)株式 国内債券 外国(海外)債券 国内リート 海外リート(日本を除く)
日本生命  0.2052  0.2268  0.1944  0.2268  0.27  0.5724
ソニー生命  0.18252  0.3024  0.486  0.2808  設定なし  設定なし
九州労働金庫  0.6696  0.27  0.486以内  0.702  設定なし  設定なし
福岡銀行  0.5616  0.8208  設定なし  設定なし  設定なし  設定なし
西日本シティ銀行  0.2052  0.2376  0.1296  0.2268  0.54  0.5724
ゆうちょ銀行  0.5616  1.026  0.486  0.7236  設定なし  設定なし

 

 

 

 

開催中のセミナーご案内 

 

【福岡・博多】9月開催! 第26回 40代から始める! 『iDeCo、マッチング、NISA』 貯金力アップ術セミナー

 

併せて読みたいコラム(クリックすれば見れます。)

 

最強の老後資金作り iDeCo(個人型確定拠出年金)の始め方 マネープランを組んでみよう!

iDeCoを活用しながら、お金の面で安心した老後に備えるには?

 

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