確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております 以下の記事がベストアンサーに選ばれました chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh
【質問】 【退職後の年金に関して】 2015年4月に退職を考えている勤続22年のサラリーマンです。 現在は、会社員で確定給付年金となっています。
【質問①】 退職後、個人事業主として、確定拠出年金(日本版401k)に 入ろうと思いますが、年金加入期間は25年未満の22年です。 この場合、401kに3年間入れば、年金受給資格をもらう事が できるのでしょうか?
【質問②】 確定拠出年金401kと、国民年金の確定給付は、並列で申請 する事はできるのでしょうか?例えば、月額限度は、68000円 との事ですが、国民年金の月額15000円を払って、401kからの 差し引き、53000円を確定拠出年金401kに回すとか。
【質問③】 会社員としての厚生年金22年分は、25年間入っていなくても、 そのまま老後に貰えるのでしょうか?つまり、25年という縛りは、 厚生年金には無いのでしょうか? 以上、3つも質問して恐縮ですが、よろしくお願い致します。
【回答】 こんにちは、確定拠出年金の専門家 ファイナンシャルプランナーの山中伸枝と申します。 まずご質問にお答えするまえに誤解されているところがありますので先にお伝えしますね。 気にしていらっしゃる年金受給資格ですが、それは公的年金の話です。 老齢年金を受け取るには、公的年金への加入期間(厚生年金に加入している際は自動的に国民年金に加入しています)が25年必要です。 しかし、確定拠出年金には年金受給のための年数制限はありません。 60歳で受取を開始するには、それまでに10年以上の加入歴が必要という条件のみです。
したがって質問①については 確定拠出年金の加入に関わらず、公的年金を受給するためにあと3年は公的年金に加入する必要があります ※消費税10%に引き上げられる際、老齢年金受給要件が10年に短縮される予定です。
質問②については、国民年金の確定給付というのは、国民年金基金のことかと思いますが、これと確定拠出年金の併用は可能です。 第一号被保険者(自営業者等)は月の掛金上限額が68,000円ですから、二つの制度への掛金合計額が68,000円を超えない範囲で加入が可能です。
質問③についてですが、老齢厚生年金受給要件は、公的年金制度への加入が25年以上ありかつ厚生年金への加入が1ヶ月以上あることです。 国民年金部分は基礎年金と呼ばれ、まずこの部分で老齢年金受給要件を満たす必要があるのです。 老後の備えは様々な情報をきちんと整理した上で考えるべきかと思います ファイナンシャルプランナーへのコンサルティングなども有益かと思います ご参考にしていただけましたら幸いです。