第1号被保険者の場合、将来もらえる年金額は国民年金のみとなり仮に20歳から60歳までの40年間国民年金に加入していたとしても年間792,100円(月66,000円)が年金額の上限です。これでは基本的な生活資金として不足してしまう金額なので、会社員以上に自助努力が求められます。
第1号被保険者の場合、将来の年金額を増やすために国の制度を利用する方法は、「付加年金に加入する」「国民年金に加入する」「加入年数が40年に満たない場合任意加入をする」の3つがあります。
第1号被保険者の公的年金増額手段(社会保険庁)
www.sia.go.jp/top/gozonji/gozonji04.htm
しかしながら上記の制度はすべて「国」の制度です。つまり今後の「国」の政策等によっては将来の価値が変わってしまう可能性が多分にあるのではないか、と私たちは考えるべきでしょう。事実私たちは国民年金、厚生年金が過去数十年の間に信頼を失っていく姿を目の当たりにしてきました。
そこで登場するのが、自らが自らのために作り上げる自分年金「確定拠出年金」です。第1号被保険者の場合毎月68,000円(年816,000円)までを拠出し、世界の経済成長力と糧に資産を増やすことが可能です。さらに拠出した全額が所得控除になり、60歳以降に受け取る時は退職所得控除あるいは公的年金控除が適用されるといった大きな節税効果も期待できる制度です。