20代会社員 確定拠出年金で利回り5%を目指す具体的な方法

 

確定拠出年金はどの程度の運用利回りが見込めるのか?

実はよく聞かれるこの質問に対する答えはありません

将来のことなんて誰も分からないからです

でも、過去の運用実績から、今後の運用成果の予測をたてることは可能です

コラム:確定拠出年金は、節税メリットだけで満足してはいけない!

で、確定拠出年金個人型で月2.3万円を40年積立をすると3500万円程度の「自分年金」を作れるとお伝えしました

でも、この結果を出すには運用利回り5%が前提です

マイナス金利と言われるこのご時世、運用で5%もの利益を出すことなんてできるのでしょうか?

確かにこれから「確実に」運用で5%出せるかと言われると、分かりませんが、過去5%で運用できた市場はあるのか?ということは分かります

 

今回はマイインデックスさんのサイトをご紹介します

これは、過去20年間、日本の株式・債券、外国の株式・債券にそれぞれ25%ずつ投資したらどうなっていたのかを検証した結果です

マイインデックス 25%

平均リターン4.6%となっていますね
5%には届きませんが、それでもかなりの運用成果が出せたことが分かります

運用成果よりもっとみなさんに知っていただきたい点はこちらです

大暴落のリターン

ずいぶん上がったり下がったりしていますね^^;
これを見るとやっぱり投資は怖いってビビッてしまいます

でも、こちはらどうですか?

アップダウンはあっても、そのまま投資を継続した結果、リーマン発生から現在にかけての91か月で、32.4%もの運用益が得られていることが分かります(右端のポートフォリオをみてください)

リーマン後

これがもしあなたのお財布ならどう思いますか?

定期預金だけにお金を預けていたら、こういう結果はあり得なかったですよね

資産形成って、こういう経済の波をうまく利用しながらお金の価値を高めることなんですよね

これって大事だと思いますよ

確定拠出年金は、長い時間をかけてコツコツと資産形成をする仕組みです

資産形成のためには、経済が成長する力を借りる必要があります

でも、経済の成長には変動があり、その変動を乗り切るためには適切なスキルが必要です

それが、「分散投資」と「リバランス」です

これについてはまた次回お伝えしていきますね

 

 

 

関連記事

iDeCo市場、一見華やかですが・・・
こんにちは、確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝です。 本日(2016/12/20)の日経新聞でもiDeCoの記事が掲載されていますね。記事はこちら「1兆円市場」争奪戦 個人型確定拠出年金、17年に対象拡大」 野村総合研究所の試算によると941万人が加入を望んでおり、その場合の拠出額は年間1兆円程度になるのだそうです。なるほど、金融機関が……
まだ20歳未満です。 今年の6月で20を迎えますが成人式には来年にでます
確定拠出年金の専門家として、ヤフー知恵袋さんにて回答をしております以下の記事がベストアンサーに選ばれましたchiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_ogweh【質問】確定拠出年金について質問があります。まだ20歳未満です。 今年の6月で20を迎えますが成人式には来年にでます先月まで仕事をしており、厚生年金を払っておりました。退職した今に、確定……
「だれでも確定拠出年金」専業主婦には朗報なのか?
2017年1月よりいよいよ個人型確定拠出年金の門戸が専業主婦(第三号被保険者)にも開かれることになりましたでも、確定拠出年金のメリットはやはり節税ですから、そもそも所得がない専業主婦にとってだれでも確定拠出年金は朗報なのでしょうか? まず全く働いていない専業主婦の場合、確定拠出年金の掛金を拠出したところで、控除する所得がありませんから実質的な節税メ……
企業型確定拠出年金 導入マニュアル
2020/1/18更新 企業の成長とともに退職金制度の検討が必要になった 優秀な人材の確保のためにも、福利厚生制度を充実させたい そんなご要望をお持ちの中小企業の経営者様にお勧めしたいのが企業型確定拠出年金の導入です。 確定拠出年金といえば、これまでは大企業のための福利厚生というイメージがありましたが、最近は中小企業様での導入も増えています。 ま……