投資の勉強を始めると、多くの方がたどり着くのが「インデックス投資」です
投資信託は、運用の方針によってインデックス型とアクティブ型に分けられます
ベンチマークと同じような運用成果を狙うのがインデックス
ベンチマークを上回るような運用成果を狙うのがアクティブ
後者は前者に比べると、手数料が高い傾向にあります
投資信託には3つの手数料があります
買う時支払うのが販売手数料、もっている間日々資産残高から差し引かれるのが信託報酬、売る時に資産残高から差し引かれるのが信託財産留保額です
インデックスファンドの販売手数料は、0%というものが多いですが、アクティブファンドは3.24%というものが多いです
インデックスファンドの信託報酬は、0.2~0.6%程度のものが多いですが、アクティブファンドは1%~2%程度のものもあります
インデックスファンドは信託財産留保額がかからないものが多いですが、アクティブファンドはかかるものの方が多いです
つまり、ファンドを1年保有し売却するとインデックスであれば、信託報酬0.5%程度の負担で済むところアクティブファンドは合計5~6%程度ものお金を余計に負担することになり、手数料以上の儲けがないとわりに合わないのです
そのため巷では、インデックスファンドがいい!という話が多いわけです
確かに、奮発してでかけた高級レストランで残念な接客で、料理もそこそこだったらがっかりです
これだったら、いつも行ってる近所のお店の方がよかったねとなりますよね
でも心のどこかで、高くてもいいから最高級のお料理とおもてなしを味わってみたいな~なんて気持ちありませんか?
私、アクティブファンドってやっぱり魅力があると思っているんですね
特に市場が成熟している日本を含む先進国であれば、市場全体が上がるというより、より競争力のある「個」としての企業が評価を受けると思っているので、そこに投資ができるのはアクティブだろうと・・・
でも、難しいですよね、出逢うのが・・・
それに高いですよね、特に入口の費用が・・・
3.24%は大きいです
っが、iDeCo(確定拠出年金)においては、販売手数料はすべて無料なんですよ!
はい、3.24%かかる手数料が無料!!
高級レストランのクーポンを持っているようなものです
だったら少しアクティブのハードルも低くなりませんか?
信託報酬は、日々資産残高から差し引かれるのですが、それってお料理の原価と同じで、満足度が高ければ払う価値はあると思うんですね
正直、巷の書籍では、iDeCoの投資なんてほったらかしでもいいとか、手数料の安いインデックスでいいとかいうのが多いのですが、それって結構「気休め」なんじゃないかと思うところもあります
投資がほったらかしで良いわけはないし、でも実際一般の人が投資のことだけを考えて毎日を過ごすのは現実的ではないし、良いアクティブファンドに出逢うのは、素晴らしいレストランに出逢うのと同じくらい時間と情熱とお金がかかるので、だったらムリしなくてインデックスの方が無難じゃないの、という感じ
あえていえば、運命の人に出逢うのを待つのもいいけど、ある程度の年齢になると、「んー、しょうがないこのあたりで手を打つか!」みたいなのがインデックス?
失礼、あくまでも個人的な意見です(笑)
でも、iDeCoの特性を考えると、同じアクティブファンドであっても、通常の証券口座で購入すると3.24%の販売手数料がかかるところiDeCoだとそれが0%なのですから、ここはもう一度運命の出逢いを求めてもいいんじゃないかと思うのです^^
特に最近各運営管理機関が手数料やサービスを刷新してきていますから、中には注目のファンドが用意されているところもあるんです
「とりあえず」の運用からそろそろ卒業したいなと思っている方、もう一度運命の出逢いを求めてみるのはいかがでしょうか?