こんにちは、確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝です。
iDeCoって私がやっても得ですか?とか、iDeCoってどうやって申し込むんですか?といったご相談が増えています。
iDeCo、老後のためにお金を準備したいと思っている方は、絶対やるべきです!といつもお答えしています。
でも、くわしく説明をすると、こんなことを言われるんですよね。
結構iDeCoってメンドーですねって(苦笑)
確かに~、iDeCoってメンドーです。断言します!
まず、情報を得るまでもメンドーです。いろんな金融機関がiDeCoを取り扱っていますので、各社ホームページに特設ページを設けたりして解説していますが、どうも難しい(笑)。かたーい文字で説明しているので、なんとなく心が動かないんですよね。
そんな中、確定拠出年金相談ねっとにたどり着いた人はラッキーな方です。まずは加入マニュアルを読めばだいたいの全体像は分かりますから。ただ、やっぱり自分で選択しなければならないことも多く、やっぱりメンドーだな、専門家に聞いた方が早いよね!という方が今このコラムを読んでいるのではないでしょうか?
実際面談に来られる方には、その方に合わせた運営管理機関をご案内しています。候補となるところは3~4社程度ですが、その方のお金との付き合い方で運営管理機関は選ぶべきポイントがいくつかありますから。
やっぱりiDeCoは始めるとき、始めてからも手数料がかかるのは、みなさんびっくりしますよね。えっ、手数料?みたいな。ここもちょっとメンドー感が漂います。
その後、手続きのお話をすると会社員の方なら、まずこうおっしゃいます。
「えっ、会社に書類をもらうんですか?任意加入なのに?そりゃ、メンドーだな。」
確かにメンドーです。これは現状そういう決まりなので、頑張ってもらうしかないのですが、書類の書き方はいくつかコラムで解説していますから会社に書類をもっていく前に予習してください。
特に会社に企業年金があるとかないとかなんて話、今まで聞いたことがないし関心もなかったって方が多いのですが、これ自分の老後のキャッシュフローを知るとっても大切な情報ですからね、メンドーがらずにちゃんと会社に確認してくださいね。
さて、無事に書類を提出しても実際に手続きが完了するまでに1か月から2か月くらいかかります。これもまたちょっとメンドー(笑)
っで、一番のハードルです!運用商品選び。
ずらっとならんだ運用商品をみると、また言ってしまいそうです、「メンドーだな」って(笑)。
iDeCoで人気のSBI証券は60種類とかありますからね、若干気持ちが萎えます。
「もう、定期預金でいいかな」っと言うお客様も多いです。その後は私とこんな会話が続きます。
私「とはいっても、果てしなく0金利は・・・?」
お客様「うん、ちょっと嫌ですよね(笑)」
私「そうですよね(笑)、でも元本割れるのは・・・?」
お客様「うん、それも嫌ですよね(笑)」
私「ですよね、でも元本が割れるって実際どういうことなのか見たことあります?」
お客様「うーん、ちゃんと調べたことはないな~。なんかイヤって思うだけで」
私「ですね、ほとんど食わず嫌いなんですよね。ちょっと見てみます?」
お客様「ですね、見るだけ見てみようかな」
っで、まずお見せするのが国内債券に投資をする投資信託のパフォーマンスです。
お客様「へ~、そうなんだ。ちょっと意外だな」
私「ね、そうですよね。じゃぁ、こっちはどうですか?」っといくつかの投資信託のパフォーマンスをお見せしていきます。私が加工をするようなことは一切ありませんから、素のデータです。
お客様「なるほどな~、投資って難しそうだしメンドーだから見ないようにしていただけだった気がします。勉強しないといけないですね」
大抵の方がそうおっしゃいます。
iDeCoって気づきが多いですよ。今プロパガンダ的にあちこちで宣伝していますが、イメージよりは難しいです(笑)しかも、メンドーだし。でもすごく勉強になりますよ。投資と節税っていうふたつのスキルを持つのは人生においてものすごく大事なことです。まさにiDeCoはメンドーだが役に立つ!の一言です。