制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
国民生活センターは8月7日に、
・国民生活センターの職員と名乗る者から、「大手通販サイトや国際団体にあなたの個人情報が漏れているので、削除してあげる。」という電話が掛かってきたので、削除依頼した。この後も再度電話がかかってくる。
・国民生活センターと似た名前の機関から「紛争問題確認通知」というハガキが届いた。訴訟になるというようなことが書いてあるが、本当か。
という相談が寄せられているとのことです。
公的機関から電話が来るのは、お問い合わせの折り返しや、予め文書で取り決められている場合(提出文書についてのお尋ね)で、何も無いのにいきなり電話が来ることはありません。
国民生活センターが、「個人情報を削除してあげる」という電話をすることは絶対にありません。
また、「紛争問題確認通知」のようなハガキ(次頁)を消費者に送付することは絶対にありません。
(出典;国民生活センター8月7日 公表 国民生活センターをかたるニセの電話やハガキにご注意くださいより)
電話の件は、個人情報の取得でしょう。消して貰うには、消して欲しい個人情報を伝える必要があるのですから。使える電話番号認定され、今後、様々な詐欺に利用されるかもしれません。
以下、国民生活センターが公表している、実際に送られてきたはがきにあるように、「国民生活相談センター」となっております。国民生活センターとは違います。
(出典:国民生活センター8月7日 公表 国民生活センターをかたるニセの電話やハガキにご注意くださいより)
また、全国の相談窓口は、都道府県・市区町村にある「消費生活センター」です。
消費者ホットライン188にかけると、お近くの消費生活センターを紹介して貰えます。
ところで、このはがきの内容は、かつて一世風靡した「架空請求」ではありませんか。
過去記事
【たった5分お金の学校】「法的手段に」にだまされないで!架空請求に注意 動画を公開!
【架空請求】裁判所からの通達は、はがきやメールで来ることはありません!心配な場合は「188」「#9110」へ
にも書いたように、「この請求は、何かの間違い」と言いたいかも知れませんが、無視してれんらくはしないでください。
絶対にはがきの問い合わせ先に電話しないでくださいね。
心配な場合は188や、お近くの消費生活センターへ相談しましょう。
出典 国民生活センター8月7日 公表 国民生活センターをかたるニセの電話やハガキにご注意ください
www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240807_2.html