あけましておめでとうございます!
昨年中は大変お世話になりました。本年もご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
家計の埋蔵金を発掘し、時代に左右されにくい強靭な口座をつくり、ブレない投資マインドを定着させるお手伝いをしている、0円投資マスター・野原(のはら)です。
いままで運用経過を公表していた日興フロッギーの口座は、dポイントのみを活用して日本株・ETF・REITによる運用でした。
ちょっと飽きてしまったので、日興フロッギーだけでなく、2代目0円投資の口座を全部合計したものを、今後公表していくことにいたしました。
0円投資(ポイ活×資産運用)は、最低100円から投資ができるしくみであり、その肝は「いつでも100円以上の現金かポイントが口座にある」ということになります。
人生、最後はキャッシュフロー
ということで、しばらくはキャッシュフロー重視でいってみたいと思います。
僕の口座はいま、メイン口座を別の証券会社に変更し、サブ口座としてNISAで活用している楽天証券、0円投資口座として、SBI証券、マネックス証券、日興フロッギー(SMBC日興証券)、その他金融機関と、大きく変えてきました。
「0円投資・1st」は、元手0円による「ポイ活×資産運用」をシンプルにし、資産の成長スピードにチャレンジする企画だったのですが、「0円投資・2nd」では、元手0円(※)で毎月のキャッシュフローをスピーディーに効率よく増やしていくことを追求しています。
※厳密には有料アプリなども活用するようにしたことにより、元手0円ではない部分もありますので、その点はご容赦ください。また、NISAなどの非課税口座は使用しておらず、すべて課税口座や確定申告が必要な取引きのみを対象としています。
人は3ケ月の成果を過小評価し、3年の成果を過大評価する
これは、僕の異業種の師匠のおひとりに教えてもらった言葉ですが、いままさに目の前の金融市場で、これが起こってきましたよね。
ボラタイルな(変動の激しい)相場が続いていますので、短期間でもそれなりに利益や含み益がでてしまう、ラッキーな相場です。
少額投資の口座であっても、バカにしてはいけません。
これをそのまま、桁数を増やしていくのがメインの口座になりますから、積立投資などの経験が多くないかたは、練習と思って、気楽にやっていただいてもよいでしょう。
投資信託については、一般的に正解とされているセオリーや、教科書とされているような本があります。
たしかにその通りなのですが、これをそのまま投資家である「あなた自身」にあてはめることは好ましくありません。
大切なのは、次のようなことです。
□ 自分のニーズを把握すること
※できれば、潜在化しているニーズも顕在化させてあげる
□ 投資信託などの金融商品の特徴を把握すること
□ 自分のニーズにあった金融商品を選ぶこと
□ 金融商品の活かし方を学ぶこと
□ 自分なりの活用法を淡々と実践すること
□ 未知の世界への小さな挑戦もしてみること
つまり、YoutubeやWEBサイト、書籍から学んだ知識は、「そのままではほとんど使えない」というより「活かし方がわからない」というのが一般的です。
「みんながやっているから私もやってみよう」という発想は、なるべくしないほうがベターです。
それがわかってしまえば、世の中で認められて、実際に利用されている優遇制度や金融商品を、自分なりに活用するのは難しくありません。
弊社が運営している、平日は忙しいビジネスパーソンや週末積立投資のための勉強会「ズルい!投資」では、いま何をすべきなのか、買いか売りか様子見か、ご自身で判断できるようになるノウハウをご提供しています。
マーケット分析は参考程度の情報、学びとして、ご興味あるかたにはなるべく簡単な言葉でお伝えするように努めております。
また、将来のマーケット予測をせず、長期投資なのだから目先のことに一喜一憂しないでよいとか、この程度の下げはたいしたことないとか、ほったらかしにしてマーケットのことは忘れましょう、といったようなあいまいな精神論を語るのではなく、具体的な対応策・解決策をシンプルご紹介することに集中しています。
この勉強会については、いずれまたお知らせしてまいりますので、ご興味あるかたはご注目くださいませ。
それでは前置きが長くなりましたが、2024年12月の結果です。
各口座によって運用期間が多少前後しますが、概ね2024年の1年間の成績になります。
2024年12月の運用状況
当ブログは情報提供と事例紹介を目的としており、個別具体的な投資判断を推奨したり、価値判断を限定したりするものではありません。最終的な意思決定は、ご自身の判断で実行していただくようお願いいたします。
真の元本 (以下含む) ・投資信託 ・FX ・ETF ・REIT ・国内株式 ・暗号資産 ・普通預金 | 172,795円 |
時価総額 | 211,168円(22.2%) |
月間キャッシュフロー ※キャピタルゲイン含まない、月間のインカムゲインのみの数字です。 (以下含む) ・スワップポイント ・分配金 ・配当金 | 2,899円(1.7%) |
積立投資などの場合、保有している個別の金融商品の評価損益やトータルリターンをチェックしてもあまり意味はありません。
それよりも大事なのは、いくら口座に入金して(真の元本)、それがいまいくらなのか(時価総額)、各種口座をすべて含めた状況を把握しておくことです。
とくに、リバランスなどのメンテナンスをちゃんとしているかたの場合は、保有している個別商品の評価損益やトータルリターンは、正確な元本と利益(実現益や含み益)を教えてくれるものでないからです。
長期にわたって積立てしていくうえでは、この2つだけは最低でも把握しておきましょう。
これまでの経緯
2017年9月より、0円投資の企画を継続していますが、5年5ヶ月で100万円を貯めたことにより、それを資本金として究極の複利ビジネス・成長企業を夢見て、株式会社ゼロ・ミリオンを設立しました。
これからはますます、個別の株式投資などのミクロな投資を通じて、会社経営や組織開発、企業風土の醸成につながる学びや、その機会が増えていきます。
なぜならこのようなことをイメージし、実践し始めているのは、無名なFPである僕だけではないからです。
ポイントを使ったり、少額から始めることで、「企業への投資を体験できる!」「誰でもなんちゃってファンドマネージャーになれる!」ということを広め、そして「投資って、学びになるし、知的で面白いね!」といってもらえるような環境をつくっていきたいです。
投資のメカニズムが腑に落ちると、いま話題になっている、資本をどうやって効率的に活用したら、長期的に利益を上げ続けることができるのか?ということを理解しやすくなります。
このことは、最古参の0円投資家のひとりとして2017年9月より活動をスタートさせて以来の目標であり、個人的な願いとしては、金融商品や運用会社に依存することなく、自分の足でたって、自分の将来のための老後資金をメンテナンスしつつ、最終的には狭い意味での投資を通じて、より広い意味での投資、そして金融経済の歴史と世界に触れていただくことを願っています。
これができてくると誰でも気づきます。世の中そんなに単純じゃないって・・・。世間で言われていることって、どこかおかしいんじゃないかって・・・。
資産運用の世界もそうです。矛盾や不条理、非常識な常識、嘘に満ち溢れています。残念ながら、綺麗事でお金の世界を語ることは、将来的にとても大きなリスクや代償を払うことになりかねません。
好きとか嫌いとか、感情論で語るのではなく、まずは目の前で起こっている事実をしっかり見るようにしましょう。実際になにが起きているのか、感覚的なことも大切ですが、データもチェックしてみる。
その感覚が、我々の未来にはとても大切なのです。そして我々にはその前に、やらなければいけないことが山ほどあります。
そしてその先は・・・!?
それではまた(^^)/
主な執筆・監修実績
三井住友銀行 MoneyVIVA |「お金の色分けしてみよう」シリーズ
週刊誌
小学館
「女性セブン」
2024年6/20号
『PRESIDENT』2023年8/4号(7/14発売)
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