こんにちは、福岡の確定拠出年金相談ねっと
認定ＦＰの末次ゆうじです。
確定拠出年金は、加入してからの管理が大事
確定拠出年金は、3つのステージがあります。
（１）加入時
（２）運用中
（３）受取時
この中で一番長いのが（２）の運用中ではないでしょうか？
確定拠出年金を始めれば、60歳まで途中で解約したり、途中
年金資産を引き出したり原則できません。
また、年金資産を担保に貸付することもできません。
ですから、加入してからが重要になります。
60歳まで運用をしっかり行うと同時に管理が大事に
なっていきます。
（60歳以降は運用指図者として70歳の誕生日2日前までは運用可能です。）
確定拠出年金は、加入したら「ほったらかしでいい」という考え
もありますが、運用において資産配分を自分なりに決めた方は、
その後は自分でコントロールできないという意味で、ほったらかし
でもかまいません。
しかしながら、現状の把握という意味では、
1年に1回は確認作業を行うようにしましょう。
年1回以上は、年金の記録（レポート）が郵送される
確定拠出年金は、個人型も企業型も様々な関係者・機関がそれぞれ
の役割を分担して制度を運営しています。
（１）運用関連運営管理機関
運用商品の選定・提示・情報提供を行う。
（２）記録関連運営管理機関（レコードキーパー）
加入者からの運用指図のとりまとめや運用商品残高の記録、年金を
給付する際の受付業務を行う。
ご自身の年金資産の記録は、この記録関連運営管理機関から年1回以上
（2回の運営管理機関もあります）郵送されてきます。
※運営管理機関によっては、運用レポートの郵送希望が必要な機関
もございます。
運営管理機関によっては変わりますが、3月末時点の基準日で
4月から5月にかけて送られる場合が多いです。
このＧＷ明けに送られてくるケースが多いのではないでしょうか？
確定拠出年金にも、「ＤＣ」、「４０１Ｋ」など色々な呼び名があるように
郵送される年金記録も機関ごとに呼び名が異なります。
・お取引状況のお知らせ （ＪＩＳ＆Ｔ）
日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社
・残高のお知らせ （ＮＲＫ）
日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社
・お取引明細 （ＳＢＩ）
ＳＢＩ ベネフィット・システムズ株式会社
ここからは、実際私、末次祐治が加入している
確定拠出年金の記録を参考にして、見方などを
説明していきます。
実際送られてくる「お取引状況のお知らせ」です。
中身は、Ａ４の紙で3つ折りにして、複数枚からなっています。
ちなみに1枚目はこんな感じです。
リアルタイムに年金資産評価額を確認するには、ＷＥＢかコールセンター
を利用して確認することができます。
その場合には、加入者の口座番号やパスワードが必要になります。
この口座番号とパスワードは、加入した際に各々ハガキで送ってきます。
こんな感じで送ってきます。
（口座番号はこちら）
（パスワードはこちら）
ＷＥＢやスマートフォン、タブレット端末でリアルタイムに見る場合
・加入者口座番号
・インターネットパスワード
が必要になります。この2つがあればログインでき、詳細の閲覧が可能です。
いかがだったでしょうか？
ご自分のライフプランを再度考えてみる機会
この運用レポートが年1回は届きますが、この結果をみて‟一喜一憂”は、一瞬して
もいいと思いますが、あくまでも今までの結果なわけですから、変えようがあり
ません。これからの運用・老後資金をどうするか？ を考えた場合、改めて、
ご自身の地に足付けた「ライフプラン」を再度立てたり、組み直したりと検討する
時間をぜひとっていただきたいものです。
家計の見直しや無駄がないかの確認を
したり、この運用レポートをきっかにしていただき、今後の方向性を考える機会
になればいいなと、ファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）として思います。
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