「確定拠出年金と夢プラン設計士」の専門家
ファイナンシャルプランナーの末次ゆうじです。
イデコ(iDeCo)【個人型確定拠出年金】の3つのメリット
前回コラムでも紹介しましたが (クリックすれば見れます⇊)
➀掛金を出すとき (自分の未来のためにお金を貯めると税金を安くしますよ)
➁運用中 (運用益が非課税なので効果的に増やしてくださいね)
③受取時 (受け取る時はなるべく税金の負担は軽くしますよ)
というメリットがあり「老後資金対策」では非常に有利な制度の1つです。
では、実際いくらの税制優遇(節税)メリットがあるかを知るための方法を
お伝えします。所得税と住民税2つをおさえます。
課税所得を知る
「課税所得」という耳慣れない言葉ですが、
税金がかかる所得が課税所得です。
この課税所得を知るには、会社員の方なら『源泉徴収票』を
確定申告をしている方や自営業者の方は、『確定申告書B』
の控えで確認することができます。
会社員の方は、年末調整で税金の精算をするので
分かりにくい方も多いのかもしれません。
しかし、以下の方法で簡単に理解できますよ^^
源泉徴収票から課税所得を知る
下のモデルの源泉徴収票をご覧ください。
(➁と③に注目)
➁=給与所得控除後の金額
③=所得控除の額の合計額
個人型確定拠出年金の掛金は③の所得控除に全額
プラスオンされます。
➁-③=課税所得 になります
所得税率を確認する
課税所得がわかったら、次に税率を確認します。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
当てはまる課税所得の欄の税率を確認してください
例えば、課税所得が195万円超 330万円以下の方なら
税率は10%になります。
住民税は日本全国一律で同じ
住民税は、どこに住もうが同じです。税率は
都道府県民税6%、市町村民税4% の10%です。
最後にいくらの税制優遇(節税)になるか計算する
所得税率がわかったところで、イデコ(個人型確定拠出年金)を始めれば
いくらの税制優遇(節税)になるか計算してみましょう。
例えば、所得税率10% 住民税率10%の方が、
毎月、イデコ(個人型確定拠出年金)で2万円積立てた場合
・月の掛け金 2万円払うと
・年で 24万円払う
よって、24万円×(所得税率10%+住民税率10%)
=48,000円 が毎年、税制優遇(節税)
掛金と所得税率により変わったりもしますが
これが60歳まで続くんですよ。
各々、収入や家族構成も違いますので、会社員の方は源泉徴収票
をお持ちいただけるとご自身の税制優遇(節税額)がわかりますよ。
(※所得税率は平成27年度の税率で計算)
(※復興特別所得税は考慮していません)
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